移住するならどっち?宮古島or石垣島【人柄編】

宮古島と石垣島は人口規模も面積もほぼ同じ。沖縄の離島に移住を考える人は、それぞれの島がどう違うか気になるところです。

私は宮古島に5年住み、石垣島には旅行で2度行った程度ですが、宮古島にいると石垣島の評判について聞くことが多くあります。

宮古島と石垣島の人たちの人柄を比較します。

移住者が多い石垣島

まず人柄と言っても、宮古島と石垣島はその構成員が大きく異なります。

宮古島の場合、島民の8割から9割は宮古島にルーツを持つ人たちです。親も、祖父母も、祖先もみんな宮古島で暮らしてきたという人たちです。移住者と宮古嫁(宮古島に嫁いだ女性)転勤で宮古島に来た人を合わせても全体の2割にも満たないです。

石垣島の場合、石垣島にルーツを持つ人は島民の半分以下です。内地からの移住者も多いですし、宮古島や沖縄本島から移り住んだ人も多くいます。

昭和50年の人口を比較すると、石垣島は35000人。宮古島は55000人

最新のデータでは石垣島は50000人。宮古島は54000人。石垣島でいかに人が増えてきたかがわかります。

移住者への抵抗が少ない石垣島

先祖もずーっと宮古島に住んでいた人が多い宮古島と、様々なルーツを持つ人の集合体、石垣島。

もともと多様なルーツを持つ人たちを受け入れてきた石垣島なので移住者に対する抵抗感も少ないようです。

宮古島の人たちも自分たちの生活に迷惑をかけられない限りは「来るもの拒まず去る者追わず」という性格の人が多いですが、内地出身者と地元出身者は明確に区別します(差別はしません)

「あんたはどこの出身か?」「宮古に来て何年?」とよく聞かれるのも、内地出身者と地元出身者を区別する意識の表れだと感じます。

出る杭を打つ石垣島

よく聞くのは「石垣島の人は相手の足を引っ張る。宮古島の人はほっとく」ということ。つまり、石垣は「出る杭は打つ」宮古は「出る杭はほっとく」です。

何かの事業を起こして成功した人の足を石垣の人は引っ張りたがるようです。宮古島の人は「あの人はあの人だから」とほっときます。ひがんだり嫉妬したりしません。「関心がない」という表現の方がしっくり来るかもしれません。

宮古島では移住者は「よそ者」

宮古島の人たちは基本的に移住者に関心がありません。「ここは自分たちの島で、移住者はよそ者。よそ者にはそもそも関心がない」という考えです。

移住者でも宮古島の人の信頼を得て、家族のように付き合っている人も中にはいます。ただ、信頼を得るのには時間がかかります。はじめは「どうせ何年かしたら帰るんだろう」という見方をされます。

旅行時に良くしてくれた現地の人も、移住したとなると話が違います。宮古島の人たちは旅行者には「わざわざこんな遠くまで来てくれてありがとう。気持ちよく帰ってね」と優しいですが、移住者に対しては「よそ者。かまってられない。自分の生活で精一杯」という人が多いです。

宮古島で長く移住生活を送るなら、宮古島出身者と関わらざるを得ません。移住者の多い石垣島なら、移住者だけでコミュニティーを作って生活していくことも可能ですが、宮古島でこのパターンでうまく行く移住者はごく一部。宮古島で長く移住生活を送っている人たちは、宮古島の人たちと時間をかけて信頼関係を築いています。

さいごに

宮古島に比べ、移住者が圧倒的に多いのは石垣島。宮古島の人たちがよく言うのは、石垣島は様々なルーツを持つ人たちが暮らす「人種のるつぼ」で、宮古島は宮古島にルーツを持つ人たちの「独立国家」だということ。

宮古島で移住生活を長く送っている人たちは「独立国家に他国からお邪魔させてもらってます」という謙虚な姿勢を忘れずに日々生活しています。

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