キンダーハウスでベルリンの壁と記念撮影|宮古島の穴場スポット

宮古島の南海岸。上野ドイツ文化村の中にあるキンダーハウス。建物内には本物のベルリンの壁が展示されています。

1989年のベルリンの壁崩壊と、上野ドイツ文化村の建設時期が偶然に重なったことから、ベルリンの壁の一部が宮古島に展示されることになりました。

海やビーチなど宮古島観光のイメージとは異なりますが、宮古島にいながら異国の歴史ロマンを感じられる穴場スポットです。

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アクセス・駐車場・開館時間

キンダーハウスは宮古島の南海岸、上野ドイツ文化村内にあります。


【住所】宮古島市上野字宮国775-1
【電話】0980-76-3771
【駐車場】あり(50台)
【定休日】火曜日(10~3月は火・木曜日)
【開館時間】9時~18時(最終入館17時半)
【入館料】大人210円 子供100円 未就学児無料

キンダーハウスの魅力


宮古島沖で沈没しそうになったドイツの商戦を島の人たちが助けたことから、宮古島とドイツの交流が生まれ、その記念として上野ドイツ文化村が建設されました。

ドイツ村内には、ドイツの城を再現した博愛記念館、ベルリンの壁が展示されたキンダーハウス、広大な芝生広場などがあります。施設全体が中世のドイツをイメージして作られていて異国情緒が漂います。


キンダーハウスには、本物のベルリンの壁が展示されています。世界でもきれいな状態で残っているベルリンの壁の数は限られています。

ベルリンの壁崩壊後、東ドイツ通商交社が無傷の壁52個を保管。その一部が宮古島に運ばれキンダーハウスに展示されています。

キンダーハウスではベルリンの壁を間近で見たり触ったりできます。記念撮影もOKです。

ベルリンの壁


日本でベルリンの壁を実際に見られる場所はほとんどありません。一見の価値はあります。


ベルリンの壁はキンダーハウスの建物内中央に設置されています。壁の西ドイツ側には鮮やかな絵が描かれています。東ドイツ側はコンクリートの無機質な壁です。

私が驚いたのはベルリンの壁の高さ。高さは4メートルほどあります。厚さは20センチほど。高く分厚い壁には威圧感があります。


壁の近くには、ベルリンの壁が築かれるきっかけや崩壊に至った経緯などが写真展示で紹介されています。歴史に詳しくない私でも本物のベルリンの壁を見ると興味がわきました。

子供が喜ぶ


キンダーハウスにはドイツのおもちゃや絵本が展示されています。3歳ぐらいまでの小さな子供には楽しい場所です。

実は私がキンダーハウスに行った目的はベルリンの壁ではなく子供を遊ばせるため。

うえのドイツ文化村には大きな遊具があります。ドイツ村は島の人たちにとっては子供を遊ばせるための公園です。

1歳と3歳の子供を遊具で遊ばせるためうえのドイツ文化村に行ったものの、突然の雨で遊具が濡れ、芝がぐちゃぐちゃになってしまったため、仕方なくキンダーハウスに子供を連れて行きました。

未就学児は無料なので入館料は大人200円だけ。子供たちは思った以上に楽しんでくれました。


キンダーハウスには知恵の輪やパズルなどドイツの知育玩具が展示され、実際に遊ぶことができます。3歳の娘はいつもと違うおもちゃで夢中になって遊んでいました。

すべり台や輪投げもあり歩けるようになったばかりの1歳の娘も歩き回って楽しんでいました。

ベルリンの壁目的で来館する人たちは10分ぐらいで帰っていきますが、子連れだと1時間いても飽きません。


子連れの私にとってありがたかったのは入館者がほとんどいないこと。キンダーハウスはほぼ貸し切り状態。途中大人のグループが1組入ってきましたがすぐ帰って行きました。

都会の博物館とは違い子供が自由に声を出し、歩き回れる雰囲気。子供たちも公園の遊具のことは忘れて夢中で遊んでくれました。

施設は立派だが・・・


うえのドイツ文化村は合併して宮古島市になる以前に、旧上野村が作ったテーマパーク。合併後宮古島市所有となり、ユニマットプレシャスが指定管理しています。

ユニマットプレシャスはドイツ村の近くに「シギラリゾート」のブランド名でリゾートエリアを展開している一大企業。複数のリゾートホテルやゴルフ場、土産物店を経営しています。

ユニマットプレシャスは、観光客を自社のシュノーケリングツアーや飲食施設、土産物店に誘導したいので、ドイツ村を積極的にPRしません。

ドイツ村の近くにはたくさんリゾートホテルがありますが入園する観光客はほとんどいません。地元の人も遊具で子供を遊ばせに来る程度です。

イベント開催時には多くの地元の人が訪れます。ドイツ村ではゴールデンウィークにこいのぼりフェスト、秋にダンケフェスと、冬にイルミネーションが行われます。

まとめ

上野ドイツ文化村のキンダーハウスには本物のベルリンの壁が展示されています。

海やビーチなど宮古島観光のイメージとは異なりますが、宮古島にいながら異国の歴史ロマンを感じられる穴場スポットです。

「雨で行く場所がない」「3歳ぐらいの子供を楽しませたい」なら行ってみる価値はあります。

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