宮古島で公務員就職が圧倒的に人気な理由

宮古島移住5年のshimagurashiです。

宮古島では公務員就職が圧倒的に人気です。高卒、専門学校卒、大学卒を問わず地元出身者で島に残りたい人の一番人気は宮古島市役所の職員。

宮古島市役所に採用されるのは毎年20人台と狭き門ですが、一度就職してしまえば安定の人生が待っています。

宮古島は会社員の給料がとても少ない島。だからこそ公務員の恵まれた待遇が際立ちます。

宮古島で公務員就職が圧倒的に人気な理由をまとめました。

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給料が高い

宮古島は公務員の給料が高いです。

宮古島市役所の職員の給料は市のホームページ上で公開されています。


一般職員の平均給与月額は35万4000円(平成30年度/宮古島市ホームページより)。破格の高さです。

宮古島の正社員の平均賃金18万2000円(平成30年度/ハローワーク宮古より)。単純計算だと、市役所職員は会社員よりも毎月17万円多く給料をもらっていることになります。

ボーナスでも差がつきます。


宮古島市役所職員のボーナスの平均支給額は年間143万7千円。破格の高さです。

宮古島では正社員でもボーナスをもらえない企業もあります。もらえたとしても給料1カ月分前後。年間で40万円もらえればいいほうです。

宮古島市役所の職員は会社員より年間100万円多くボーナスをもらっています。

宮古島の大半の会社員の年収は200万円台ですが、宮古島市役所職員の年収は500~600万円。宮古島の中ではかなりセレブです。

5年前に宮古島に移住した私。宮古島で会社員として働いています。30代ですが毎月の給料は19万円。ギリギリの生活です。

実際に暮らしてみると、宮古島の公務員がいかに恵まれているかがよくわかります。

休みが多い

宮古島の公務員は会社員に比べて休みが多いです。

週休2日。祝日は休み。年末年始ももちろん休みです。

宮古島の会社員で週休2日を確保出来ている人は少数派です。宮古島では土曜日も働いている人がとても多いです。休みは日曜だけという人が多数派です。

宮古島市役所職員は土日休み。祝日休み。年末年始休み。有給休暇も取得しやすいです。

市役所職員は残業が少ないです。毎日5時半になると市役所からずらずらと人が出てきます。昼休みも仕事はしません。部署によっては昼休みの1時間、誰もいなくなり、電気が消えています。

宮古島で会社員として働く私から見ても、宮古島市役所職員の休みの多さはうらやましい限り。私は宮古島で週休1日の生活をしています。給料が高くて休みが多い市役所職員が地元で人気な理由が身にしみてよくわかります。

家族を大切にする

宮古島で公務員人気が圧倒的に高い理由の1つが「家族を大切にする」ということ。

島に暮らしている人の多くは「仕事よりも家族優先」という価値観を持っています。

夢を実現したい、憧れの仕事に着きたい、仕事で成果を出したい、社会から認められたいなど、野望を持って職業選択するタイプの人は島には残りません。

島に残る人の多くは大切なのは家族との時間というタイプ。仕事はお金を稼ぐためのツールでしかありません。

給料が高く、休みが多い公務員の仕事は、家族を大切にする宮古島の人たちの価値観にぴったりです。

宮古島には専門学校、大学がありません。島の高校生の大半は卒業後島を出ます。半数以上はそのまま島には戻ってきません。

宮古島では親の面倒は長男が見るという考えが都会以上に強く、20代後半から30代ぐらいで長男は島に帰ってきます。

島に帰ってくる地元出身者の就職先の一番人気は宮古島市役所です。市役所の採用試験を受けて、ダメなら地元企業への就職を考えるというパターンが多いです。

宮古島で公務員になるには

宮古島には公務員として働いている人が多くいます。代表的なのは宮古島市役所の職員ですが、陸上自衛隊、航空自衛隊、海上保安庁、税関、税務署職員など多種多様な公務員が働いています。

宮古島で公務員になる現実的な方法は宮古島市役所の採用試験に合格すること。

宮古島市役所は毎年秋に公務員採用試験を実施しています。一次試験、二次試験、三次試験があります。

一次試験はマークシート方式、二次試験は論文、三次試験は面接です。二次試験まで突破すれば合格率はかなり高いです。

宮古島市役所の採用人数は年々減っています。毎年正規職員として採用されるのは20人台です。

田舎の市役所なのでコネ採用もありますが、昔に比べるとかなり少なくなったようです。市役所には優秀な人材が集まっています。

宮古島市役所に採用されるのはほとんどが地元出身者。移住者は敬遠されがちですが、採用試験を突破する移住者も一部存在します。

これでいいのか公務員

給料が高く、休みが多い宮古島の公務員。

大半はまじめに働いていますが「これでいいのか?」と言いたくなるような仕事ぶりの公務員もいます。

臨時職員にやっかいな仕事を押し付けたり、二日酔いで有給休暇を取得したり。飲酒運転や横領などの不祥事もたびたび起きています。

「市民の役に立つ所」と書いて「市役所」。

休みも給料も少なく、ギリギリの暮らしをしている会社員のねたみでしかないかもしれませんが、一市民としては少なくとも給料分はしっかり働いてほしいと思います。

まとめ

宮古島で公務員就職が圧倒的に人気な理由をまとめました。

日本全国田舎に行けばどこも同じですが、公務員は給料が高く、休みが多く、安定していて人気です。福利厚生も充実していて、退職金もしっかり出ます。

会社員の給料が少ない宮古島では、宮古島市役所職員の待遇の良さが際立ちます。

宮古島に移住して公務員として働いている人は、勝ち組です。

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