宮古島のリゾートホテルの仕事内容、働くメリット・デメリットは?

宮古島移住5年のshimagurashiです。

宮古島移住者の中にはリゾートホテルの社員やアルバイトとして働いている人が多くいます。

移住前もホテルで働いていた人は少数派で、移住をきっかけにホテルでの仕事を始めた人が多いです。

宮古島のリゾートホテルの仕事内容や給料、休日事情。移住者がリゾートホテルで働くメリット・デメリットをまとめました。

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覚悟が必要

リゾートホテルの仕事は決して楽ではありません。宮古島のホテル業界は離職率がとても高く、人の入れ替わりが激しいです。

宮古島では次々に新しいホテルが開業し、ホテル業界は人手不足が深刻。1人あたりの仕事の負担が多く、仕事はハードです。

南国のリゾート地で、のんびりバカンス気分で働きたいというタイプの人は痛い目に合う場合があります。

リゾートホテルでの仕事を辞め、島から帰っていく移住者もいます。給料が安い割に仕事がハードなので、仕事が嫌になり、島での暮らしが嫌になります。

宮古島のリゾートホテルで働くなら、それなりの覚悟が必要です。ホテルでの仕事は慣れるまでが大変。はじめのうちは大変ですが、仕事に慣れて力の抜きどころがわかれば、プライベートも充実し、移住生活を楽しめるようになります。

仕事内容

リゾートホテルには受付や調理、配膳、清掃など様々な仕事があります。

宮古島のリゾートホテルでは、どの仕事も社員とアルバイトが協力して行っています。清掃は外注しているところが多いです。

受付

受付はホテルの顔とも言える重要な立場。身だしなみや清潔感、丁寧な言葉づかいが求められます。南国宮古島でもアロハシャツに短パンで接客しているようなホテルはありません。

受付の仕事はホテルの評価に直結します。お客様が不快な思いをしないよう、礼儀とおもてなしの心を尽くした仕事を求められます。

移住前にも接客業をしていた人は慣れるのが早いですが、接客業未経験者はストレスがたまりやすい仕事です。

受付は立ちっぱなし。お客様の荷物を運ぶ仕事もあるので、力仕事も求められます。

高級なリゾートホテルであればあるほど、丁寧な接客が求められます。

調理・配膳

リゾートホテルのレストランで働いている移住者も多くいます。

リゾートホテルでは、調理は専属の料理人が担当します。社員やアルバイトの仕事は、調理補助や配膳です。

厨房は室温が高いです。エアコンがあっても調理で火を使うので室温が高くなります。レストランでの仕事は立ちっぱなしで厨房とホールの往復が多く、慣れるまでが大変です。

一度に多くの料理を運んだり、皿を洗ったり、お客様の食事の進み具合やドリンクの減り具合を確認したり。接客業未経験者ははじめのうちは苦労します。

清掃

宮古島のリゾートホテルは清掃業を外注しているところも多いです。社員やアルバイトが部屋の清掃やベッドメイキングをする場合もあります。

部屋の清掃は時間勝負。決められた時間内に決められた数の部屋を清掃しなければなりません。少しでも不備があればお客様に迷惑をかけることになるので気を使います。

接客業のような気疲れはありませんが、大量のシーツや布団を運ぶので体力を使います。

メリット・デメリット

リゾートホテルの仕事はハードな面もありますが、慣れてしまえばメリットも実感できるようになります。

宮古島のリゾートホテルで移住者が働くメリット、デメリットをまとめました。

【メリット】時給がいい

宮古島バブルと表現される好景気で、宮古島ではホテルアルバイトの時給が上がってきています。

宮古島のリゾートホテルの時給相場は1000円。数年前まで800円だったことを考えるとかなり高くなっています。

【メリット】寮がある

宮古島のリゾートホテルは社員寮、アルバイト寮を完備のところが多いです。

宮古島は建設作業員や移住者の急増で深刻なアパート不足。仕事は見つかってもアパートが見つからずに移住できないケースもあります。

社員寮、アルバイト寮のあるリゾートホテルの仕事なら、住む場所の心配はありません。個別寮でWi-fi完備など、快適な環境の寮も多いです。

【メリット】横のつながりができる

移住生活がうまくいくかどうかは人脈次第です。宮古島に縁もゆかりもない移住者が人脈を広げる一番のきっかけになるのは職場です。

宮古島のリゾートホテルでは地元出身者や移住者など様々なタイプの人が働いています。働く人の出身地や年齢もバラバラです。人生経験豊富で島暮らし歴10年以上の先輩移住者もいれば、移住して数カ月の若者もいます。

仕事を通して自然と横のつながりを築けるのは、リゾートホテルで働く大きなメリットです。

【メリット】マリンレジャーを楽しめる

宮古島のリゾートホテルの中には、社員やアルバイトを格安でダイビングツアーに連れて行ってくれるところがあります。

マリンレジャーとリゾートホテルの仕事は相性がいいです。

ホテルでの仕事はシフト制。1日中働いているわけではないので、仕事の空き時間に海水浴やダイビングを楽しめます。

【メリット】芸能人に会える

宮古島はプライベートやお忍びで来る芸能人が多いです。芸能人情報はリゾートホテルのスタッフから広がります。

芸能人目撃のチャンスは受付とレストラン。特にレストランでは食事の間は席を立たないので、芸能人が身につけているものや誰と来ているかもじっくり観察できてしまいます。

【デメリット】給料が少ない

宮古島ではアルバイトの時給が上がっていますが、社員の給料は少ないままです。

宮古島は給料水準がとても低いです。沖縄県の給料水準は全国平均の3分の2とされていて、宮古島はさらに下回ります。

ハローワーク宮古によると、宮古島の求人の平均賃金は18万2千円。ギリギリ生活していける金額です。

リゾートホテルで働く人の給料も決して高くはありません。ホテルのマネジメント経験があったり、語学が堪能だったりすると高給取りになれますが、未経験者の初任給は年齢に関わらず20万円以下です。

宮古島に進出しているホテル企業の中には、ホテルの運営を子会社化し、本社と子会社で給料に差をつけているところもあります。現場のホテル従業員の給料は本社に比べ少ないです。

【デメリット】仕事が不規則

ホテル業は仕事の時間が不規則です。ホテルが忙しいのは7時~10時頃と、16時~21時頃。朝と夜が忙しく、宿泊客がホテルにいない昼の時間帯は余裕があります。

ホテル従業員の仕事の時間は不規則です。アルバイトの求人の中には実働8時間で朝7時~10時、16時~21時が仕事というハードなものもあります。

最初のうちは「昼の時間を自由に使えてラッキー」と前向きに島暮らしを楽しめますが、徐々にきつくなってきます。

勤務はシフト制。アルバイトは融通がききますが、社員はアルバイトの穴埋めをする必要があり、急に仕事になったり、勤務時間を延長したりすることもあります。

【デメリット】生活が不便

リゾートホテル近くの寮に住む場合、寮の周辺に娯楽施設やスーパー、コンビニがなく、生活が不便です。

宮古島のリゾートホテルは市街地から離れた郊外にあります。宿泊者は都会の喧騒から離れ、静かな癒しの空間でのんびりリゾートステイを楽しめますが、生活する環境としては不便です。最寄りのスーパーまでは車で10分~30分かかります。

リゾートホテルの中には、車がない社員やアルバイトのために、市街地への「買い物用マイクロバス」を定期的に出しているところもあります。

この生活を続けているうちに、徐々にホテルと寮の往復で毎日が過ぎて行き、生活に潤いを感じられなくなる人もいます。

リゾートバイト

宮古島に移住したくてリゾートホテルでの仕事が選択肢にあるなら、リゾートバイトからはじめる方法がオススメです。

宮古島のリゾートバイトの求人情報の大半はホテル従業員です。宮古島のホテル業界は慢性的な人手不足で、従業員の取り合いのような状況。

どのホテルも島内の従業員だけでは足りないので島外からのリゾートバイトを受け入れています。

従業員確保のため、ホテル側のリゾートバイトへの待遇は良くなる一方です。宮古島への航空券を支給したり、時給を上げたり、寮の環境を良くしたり。

全国の他のリゾート地のホテルに比べても宮古島のリゾートバイトは待遇が良いです。

宮古島移住者の半分は3年以内に島から帰っていきます。最初の3年はお試し期間。どうせお試し期間なら、リゾートバイトから始めるのも一つの方法です。

移住生活が肌に合うかどうかは実際に生活してみなければわかりません。3年あれば土地勘も身に着き、宮古島にかなり詳しくなります。

「住む場所も仕事も探す」となると移住のハードルが上がります。リゾートバイトから始めて、3年の間に住む場所や長く続けられる仕事を探すのが、現実的にオススメの方法です。

まとめ

宮古島のリゾートホテルの仕事内容、働くメリット・デメリットをまとめました。

リゾートホテルの仕事は接客業ならではのストレス、不規則な勤務時間などデメリットもありますが、マリンレジャーを楽しめたり、仕事を通して横のつながりができたりとメリットもあります。

最初はハードに感じる人もいますが、慣れてしまえば難しい仕事ではありません。

宮古島に移住したくてリゾートホテルでの仕事を検討しているなら、リゾートバイトからはじめるのもありです。

このブログでは宮古島への移住情報を様々な視点で発信しています。皆様の参考になれば幸いです。

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