宮古島移住って実際どうなの?【食事編】

宮古島移住5年のshimagurashiです。

東京から2000キロ離れた沖縄の離島、宮古島。本土とは食文化も違います。

移住者の食生活はどんな感じ?食費は高い?オススメのお店は?

宮古島移住者の食事事情をまとめました。

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食で移住失敗?

宮古島移住前、インターネットで宮古島移住ブログを読みあさっていた頃、気になった文章がありました。

「食文化が合わずに移住に失敗する人がいる」

宮古島の食文化って、本土とそんなに違うの?と戦々恐々としていた私ですが、移住5年の今、本音で言うなら「食文化が合わずに移住失敗」などあり得ません。

「食が合わずに移住生活が嫌になった」などと言っている人は、はじめから移住をナメてかかっているタイプの人です。

宮古島の食文化が本土と違うのは事実ですが、今の時代、離島であってもスーパーに行けばほとんどの食材は揃います。

アメリカ産の豚バラ肉も、北海道産のじゃがいももあります。カップラーメンやレトルト食品の品ぞろえも、都会のスーパーと変わりません。

こだわりの食材がある場合は別ですが、普通に自炊して食事する分には、全く困りません。

移住前に家で作っていた食事に必要な食材は宮古島のスーパーで全て揃います。

移住後外食ばかりしていれば、食文化の違いを感じることもあるかもしれません。食文化が合わなければ、自分で作ればいいのです。

和食も、中華も、洋食も、自炊なら何でも作れます。

「食文化が合わずに宮古島が嫌になった」という人は、生活力が著しく不足しています。

自炊すらできない人が、離島で生きて行くなど、考えが甘すぎます。

宮古島は経済的に豊かな島ではありません。移住者の稼ぎは少なく、移住をきっかけに給料は確実に減ります。少ない給料をやりくりしながら食費を節約してたくましく生きて行く。これが移住者の基本的なスタイルです。

宮古島に移住して「のんびりしたい」という考えはアリですが「贅沢な暮らしがしたい」という発想は間違っています。

食費は高い?

宮古島の物価は決して安くありません。離島なので食材も全体的に高めです。

特に肉が高いです。沖縄は豚肉中心の食文化。宮古島のスーパーにも豚のブロック肉がたくさんあります。

豚バラ肉は海外産もありますが100g130円ほど。決して安くはありません。牛肉はかなり高いです。

鶏肉はブラジル産の100g80円などもありますが、それほど安くはありません。

肉、魚は全体的に賞味期限が短いです。輸送時間を考えれば仕方ないですが、翌日が賞味期限の豚肉や牛肉が、普通に定価で陳列されています。

乳製品も高いです。牛乳は税込みだと1ガロン260円。沖縄では1リットルではなく、1ガロンで牛乳は販売されます。1ガロンは946mlなので1リットルより少ないです。

牛乳は高いので低脂肪乳や豆乳を買うことも多くなりました。

夏は特に野菜が高いです。宮古島産の葉野菜は冬が収穫の時期。夏は地元産の野菜がありません。スーパーには県外産の野菜が並びますがかなり高いです。

白菜、キャベツ、ほうれんそう、小松菜、全て高いです。白菜2分の1カットで250円。庶民には手が出ません。

お昼ごはん

島の人たちは自宅に帰宅してお昼ごはんを食べます。これ、宮古島あるあるです。

自宅と職場の距離が近いからこそできることなのですが、わずか1時間のお昼休みの間に帰宅して昼食を食べます。

朝ごはんの残りを食べたり、子供の弁当の残りを食べたり、お弁当を買ってきて食べたり。

10分で帰宅し、40分家でご飯を食べて休み、10分で会社に戻ります。

宮古島市役所の職員もお昼ごはんは家で食べる人が多いです。

お昼12時になると、市役所の正面玄関から市役所職員が大量に出てきます。今では見慣れましたが移住当初はとても不思議な光景でした。

移住者で会社員の私も、お昼ご飯は家で食べています。今ではお昼休みに弁当屋でお弁当を買って家で食べるスタイルが定着しました。

お昼休みに夕食の準備をしたり、洗い物をしたり、短い時間ですが家に帰れることは大きなメリットです。

宮古島は通り雨が多く、洗濯ものがびしょぬれになることがあります。お昼休みに濡れた洗濯物を取り込んだことも何度もありました。

子供がいる家庭では、お昼休みは夫婦2人で過ごせる貴重な時間です。我が家は朝も夜も育児に追われて夫婦の会話はありませんが、お昼は会話があります。

弁当が安い

宮古島は弁当屋のお弁当がとても安いです。

お昼に弁当を買って家で食べる人が多いので、宮古島には弁当屋がたくさんあります。

宮古島の弁当は基本的に大盛。値段は300円~450円。

人気の弁当屋の弁当はボリューム満点でおいしく、300円で満腹になります。

赤字経営では?と心配になるほど宮古島のお弁当は安いです。

2015年頃、宮古島に全国チェーンのほっともっとが進出しました。ほっともっとも人気ですが、地元の弁当屋の方が安いです。

都会で暮らしていた頃は、お昼ご飯代を節約するためにほっともっとのお弁当を買っていましたが、移住後は地元の弁当屋より高いので行かなくなりました。

外食の楽しみ

移住者の楽しみは外食。

宮古そばの店を探したり、穴場の居酒屋に行ってみたり。移住者にとって外食は楽しいものです。

私は移住5年で宮古そばの店には全て行きました。地元の人に人気のローカル居酒屋も一通り回りました。

宮古そばのオススメは大和食堂。観光客にも大人気のお店です。昔ながらの宮古そばをリーゾナブルに味わえるコスパがとても高い店です。

地元のおじちゃん、おばちゃんが切り盛りしていてとてもいい雰囲気です。

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移住生活が長くなると、居酒屋のタイプも頭に入るので、島外から友達が遊びに来た時にリクエストにこたえられます。

コスパがいい店。郷土料理の店。お酒の品ぞろえがいい店など。宮古島の食事処に詳しくなれるのは移住者のプチ自慢ポイントです、

ホテルランチ

宮古島移住者の密かな楽しみは、観光客に交じってホテルでランチを食べること。

アトールエメラルドや宮古島東急ホテル、シギラリゾートなど、観光客に人気のホテルでのランチタイムは至福の時です。

観光客価格なので決して安くはありませんが、たまに贅沢をしてリゾートホテルで食べるランチは格別です。

宮古島に移住してから旅行はできなくなりましたが、ホテルランチの時間だけは旅行気分を味わえます。

予算は1人2000円~。地元のおばさまたちも、たまにホテルランチを楽しんでいたりします。

海の幸

四方を海に囲まれた宮古島。宮古島に来たなら海の幸を楽しみたいところですが、実は沖縄の魚はそれほどおいしくありません。

私の実感だけでなく、地元の人も、移住者も、宮古島の魚はおいしくないと言います。

理由は、魚がぶよぶよしているから。

宮古島周辺は海水温が高く、魚がぶよぶよしています。海水が冷たい地域の魚は、身が引き締まっていてとてもおいしいのですが、宮古島の魚はその真逆。

高級魚を刺身で頂いても、なんだかぶよぶよしています。

宮古島の人は寿司が好きです。宮古島には寿司屋がいくつもあります。お祝いの席には必ず寿司が並びます。

寿司屋には宮古島産の魚の寿司も一部ありますが、ウナギやアナゴ、ヒラメ、タイ、サバ、いくら、うになどは県外産です。

宮古島の魚はぶよぶよしていますが、てんぷらにするとおいしいです。宮古島にはてんぷら屋がいくつもあります。

島の人たちはお菓子感覚で魚やイカ、野菜のてんぷらを買って食べます。

まとめ

宮古島移住者の食事事情をまとめました。

宮古島の食文化は本土とは違いますが、スーパーに行けば食材は何でも揃います。

食費が高いのが難点ですが、自炊ができれば食が口に合わないなんてことはありません。

宮古そばの食堂や居酒屋など、魅力的な店もたくさんあり、外食は楽しいです。

当ブログ「宮古島移住だより」では様々な角度から宮古島移住のリアルを発信しています。

宮古島移住って実際どうなの?生活編仕事編お金編も、ぜひ参考に読んでみてください。

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