沖縄在住のshimagurashiです。
新型コロナウイルスの感染者が国内で急増しています。
沖縄でも感染者が増え続けています。
新型コロナウイルス感染拡大で沖縄旅行をキャンセルした人もいれば、海外旅行をやめて沖縄旅行に来た人もいます。
新型コロナウイルスで沖縄旅行はキャンセルすべきか。現地在住者の私が得た情報をもとにまとめました。
最初情報はこちら

沖縄の新型コロナウイルス感染者
沖縄県内では2月中旬に、新型コロナウイルス感染者が初めて確認されました。
1人目は60代のタクシー運転手の女性。感染確認は2月14日。新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイアモンドプリンセス」が沖縄に寄港した際、日本人観光客4人をタクシーに乗せました。女性は症状が回復し既に退院しています。
2人目は60代のタクシー運転手の男性。感染確認は2月18日。1人目と同じくダイアモンドプリンセスの乗客をタクシーに乗せました。男性は重傷の肺炎で集中治療室に運ばれました。
3人目は豊見城市の80代男性。2月20日に感染が発表されました。クルーズ船の乗客とは接していない初の感染ケースです。
この後約1ヶ月は感染者が出ませんでした。
3月下旬以降、感染者か急増しました。
感染者数は4月にピークに達し累計感染者は142人となりました。
5月に入ってからは感染者ゼロが続いています。
沖縄県内の新型コロナウイルス感染者数の最新情報は沖縄県のホームページで確認できます。
沖縄県は全都道府県在住者を対象に沖縄旅行の自粛を要請。緊急事態宣言解除後も当面の間旅行は自粛するよう呼びかけています。
新型コロナウイルスによる沖縄旅行キャンセル
新型コロナウイルスの感染拡大により、海外から沖縄への旅行者は減少しています。
政府が欧州各国やアメリカ、中国・韓国からの外国人の入国を制限したことで、海外からの沖縄旅行はほとんどなくなりました。
那覇空港は国際路線も多いですが、中国からの飛行機は大半が運休しています。その他のアジア各国からの便も次々にキャンセルされています。
新型コロナウイルスの流行前、国際通りや美ら海水族館などの観光地は中国人で溢れていましたが、外国人観光客は少なくなりました。
3月に入ってから、国内観光客も減っています。4月にはほとんど見かけなくなりました。
沖縄旅行で新型コロナウイルス感染のリスク
沖縄旅行で新型コロナウイルス感染に注意が必要なのは、現地での行動だけではありません。
空港のターミナル内や飛行機の機内でも感染のリスクがあります。
特に注意が必要なのは飛行機の機内。沖縄旅行では2時間以上飛行機に乗ることになります。密閉された空間での長時間移動は、新型コロナウイルス感染のリスクが高いです。
電車での移動なら窓を開けるなどして多少は空気を入れ替えることもできますが、飛行機の機内では空気の入れ替えが全くできません。
新型コロナウイルスの集団感染はクルーズ船や屋形船など、閉ざされた空間で起きています。タクシーや観光バスの運転手の感染が目立つことからも、閉ざされた空間が危険なのは一目瞭然。
沖縄旅行では、沖縄で過ごす時間以上に、飛行機での移動中に注意が必要かもしれません。
もしも自分が感染者だったら
新型コロナウイルス感染者の中には無症状の人も多く、自分でも気がつかないままウイルスをまき散らしてしまうことも考えられます。
今や、日本中のどこで、誰が新型コロナウイルスに感染していてもおかしくない状況です。
沖縄旅行には、現地で新型コロナウイルスに感染するリスクと、現地の人に新型コロナウイルスを感染させるリスク、両方があることを理解すべきです。
あなたがどんなに健康でも、新型コロナウイルスに感染していないとは言い切れません。
沖縄で確認されている新型コロナウイルス感染者の半数以上は、海外旅行から帰ってきた人や、都会からの沖縄旅行者です。
ウイルスは人を介してしか移動しません。
特に新型コロナウイルス感染者が多く、外出自粛要請が出ている地域の方は沖縄旅行はキャンセルしたほうが無難です。
もしも沖縄で感染したら
沖縄旅行者の新型コロナウイルス感染の落とし穴は、万が一現地で感染が確認されると、「沖縄から長期間帰れない」こと。
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイアモンドプリンセス」からの下船が許可されなかったように、沖縄で感染が確認されると沖縄から出られなくなります。
沖縄旅行中に新型コロナウイルスに感染すると、沖縄県の感染症指定医療機関に入院することになります。検査結果が陰性になるまで、病室に隔離されたままの生活です。
新型コロナウイルスに感染するだけでも大変なのに、入院先の病院が旅先の沖縄だと不安は増すばかり。
現地で入院するリスクを考えれば、沖縄旅行はキャンセルするのが現実的な選択肢です。
4月の沖縄旅行は新型コロナウイルスに要注意
新型コロナウイルスの影響はいつまで続くのでしょうか。
感染症の中には、気温が高くなるにつれ流行が収まるものがあります。
新型コロナウイルスの感染拡大と気温の関係は明らかになっていません。
沖縄は本土に比べ4月も気温が高いです。暑い日は28度ぐらいまで気温が上がります。
しかし、新型コロナウイルスが収束する兆しは全くありません。
沖縄旅行をキャンセルする動きは3月からありました。沖縄の観光関係者は、4月以降、旅行者は激減する見ています。
新型コロナウイルス、沖縄離島旅行への影響
沖縄旅行は、宮古島や石垣島など離島への旅行も人気です。
離島だからと言って、新型コロナウイルス感染のリスクがないわけではありません。
新型コロナウイルスの流行により、宮古島、石垣島に寄港していた中国からのクルーズ船は全てキャンセルされています。
宮古島には香港から国際線が飛んでいましたが、新型コロナウイルスの影響で6月まで全便がキャンセルされました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で宮古島、石垣島には中国人が全くいなくなりました。中国人どころか外国人をほとんど見かけなくなりました。
とはいえ、日本全国どこで誰が感染していてもおかしくない状況です。旅行には慎重な判断が求められます。
離島は沖縄本島に比べて医療体制が脆弱です。
宮古島では全日本トライアスロン宮古島大会や宮古島ロックフェスティバルなど、全国から人が集まるイベントが早々に中止になりました。
宮古島の医師会が、離島で新型コロナウイルス流行拡大は、医療崩壊に直結すると指摘していて、大規模イベントは全て中止です。
宮古島ロックフェスティバルのホームページには次のように中止理由が記載されています。
「島外からの参加が3000名を超える宮古島最大のイベント開催は予想以上にリスクが大きく、仮に感染者が発生した場合、宮古島の医療体制では対応ができない状況になるという、厳しいご意見を医師会からもいただきました。」
「近年観光地として脚光を浴びている宮古島ですが、離島という限られた空間において感染者が発生した場合の経済的ダメージは計り知れません。」
離島には離島ならではの問題があります。
「今の時期に宮古島旅行なんてとんでもない」という島の人もいれば「観光客が来なければ生きていけなくなる」という人もいます。
宮古島市と石垣市は、4月6日、宮古島、石垣島への旅行自粛を求める緊急会見を開きました。
宮古島市の下地敏彦市長は緊急メッセージを出し、旅行自粛を強く呼びかけました。
【宮古島市に来訪する旅行者および帰省者等に対する旅行等の自粛について緊急メッセージ(抜粋)】
宮古島にも観光客をはじめ、多くの人が来島しています。宮古島市では現在のところ新型コロナウイルスは発症していません。しかしながら県内での発症の推移から本市で発症しないという保証はありません。
市民の健康を守るため、次のことを全国の皆様に強く求めます。
島外から宮古島への旅行等については極力自粛または延期してください。
宮古島市ご出身の方、または縁故者で感染が発生している地域に在住している方の帰省は極力自粛または延期してください。
いつまで自粛?
沖縄旅行はいつまで自粛すべきなのか。
緊急事態宣言解除後の国、沖縄県、離島の市町村の対応はどうなっているのか。
飛行機の運航再開、飲食店・居酒屋の営業再開、観光施設の開館はいつなのか。
島の雰囲気はどんな感じ?旅行に行っても大丈夫なのか。
最新情報はこちらの記事でご確認ください。

まとめ
新型コロナウイルスで沖縄旅行はキャンセルすべきかどうかを現地在住者の目線でまとめました。
現地で感染するリスク、現地にウイルスを広めるリスクを考えれば、旅行は控えた方が無難です。
新型コロナウイルスを巡る状況は日々刻々と変化しています。信頼できる情報や現地の声を参考に、冷静に判断する必要があります。
