宮古島移住5年のshimagurashiです。
宮古島市は4月・5月は観光客の宮古島旅行自粛を強く呼びかけていました。
6月から観光客受け入れを再開しています。
※この記事は2020年6月時点に書いたものです。
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宮古島旅行いつから行っていい?いつまで自粛すべき?(2020年8月投稿)
4月・5月の宮古島
4月6日、宮古島市長が、宮古島旅行自粛を呼びかける緊急メッセージを発表しました。
島外からの宮古島旅行を自粛、延期するよう強く求めました。
宮古島出身者の宮古島への帰省も、キャンセルするよう求めました。
石垣島、竹富島、西表島がある石垣市、竹富町も、宮古島市と同様に旅行自粛を求めました。
医療崩壊の不安
沖縄で新型コロナウイルスの感染者数が急増したことで、宮古島では危機感が強まりました。
宮古島の感染症指定医療機関は県立宮古病院1ヵ所。新型コロナウイルス感染者に対応できるベッドは3床しかありません。
宮古病院では、一般病棟も新型コロナウイルス感染者に開放する準備をしていますが、感染者が増えれば、一般患者への対応にも影響が出ます。
病室の数、医師、看護師の人数が限られている宮古島では、少しのきっかけで医療崩壊が起きかねません。
感染者が1人でも確認されれば、感染者数が急増するリスクがあります。
都会で多数報告されているクラスターが宮古島で発生すれば、島の医療は大きな危機に直面します。
4月・5月の宮古島はかなりピリピリしていました。
旅行を楽しめない
普段なら、滞在するだけで心も体も満たしてくれる不思議なパワーを持つ宮古島ですが、新型コロナウイルスが猛威を振るう4月・5月は旅行を楽しめる状況ではありませんでした。
宮古島ではホテル・レンタカーショップは営業していました、一部の飲食店が休業しています。テイクアウトだけの営業に切り替える店も増えました。
「宮古島に来ないで」と宮古島市が要請しているのに、宮古島に来る無神経な旅行者は島で全く歓迎されませんでした。
普段は人懐っこく旅行者にとても優しい島の人たちも、旅行者を避けて生活していました。
4月・5月の宮古島旅行では、観光客は非国民扱いされていました。
6月の宮古島
宮古島市は6月に観光客受け入れを再開しました。
6月下旬からは普段よりは少ないものの、4月・5月に比べると観光客が増えました。
ホテルや飲食店に予約が入り、走行するレンタカーも増えています。
宮古空港には体温計測のサーモグラフィが設置され、島にコロナを入れない水際対策が行われています。
マスクをしない観光客は批判の的になりますが、モラルを守っている観光客が白い目で見られることはありません。
宮古島でもコロナと共存する「ウィズコロナ」の考えが定着しつつあります。
宮古島の観光事業者はコロナで大打撃を受けました。
地元の観光事業者は観光庁が実施する大規模な旅行促進キャンペーン「GOTOキャンペーン」に期待しています。
※体調不良の方・渡航自粛要請が出ている地域の方はご遠慮ください

