新型コロナウイルスで実感した宮古島移住生活のありがたさ

宮古島移住5年のshimagurashiです。

新型コロナウイルスを巡る状況は日々刻々と変化しています。

宮古島では4月6日時点では感染者は確認されていませんが、沖縄県の感染者数が10人を超え、離島でもいつ感染者が出てもおかしくない状況です。

ネット上では「宮古島は簡単に医療崩壊する」「宮古島に来ないで」という投稿も増えてきました。

今後への不安はありますが、今は、移住者でありながら、この島で生活させてもらっていることに感謝する日々です。

移住者は部外者

宮古島では移住者は部外者です。

島の人たちは、地元出身者と移住者を明確に区別します。

部外者扱いされることを嫌う移住者はこの島では生きていけません。

自分自身が部外者扱いされていることを受け入れた上で、島に溶け込もうと努力できる人しか、この島では生きていけません。

一部、空気を全く読まずに「ここは俺の島だ」と言わんばかりにマイルールで生きている移住者もいますが、移住生活を楽しめるのは最初の数年。孤独が増していき、息苦しくなってきます。

私は宮古島に完全服従したつもりで、移住者は部外者だという前提を全面的に受け入れた上で、島の人たちの生き方を尊重して生活しているつもりです。

そんな移住者の立場から言うならば、新型コロナウイルスが全国で感染拡大する中、宮古島で生活させてもらっていることは「ありがたい」の一言に尽きます。

宮古島に住んでいる感覚からすると、東京や大阪はもちろん、那覇にも恐くて行きたいと思いません。

宮古島に留まるのが最も安心です。

ありがたいことに、今のところ新型コロナウイルス感染者は宮古島では確認されていません。

宮古島には満員電車も、長時間の通勤もありません。

もし東京で生活していたらと考えるとゾッとします。

宮古島は元々とても子育てしやすい島ですが、新型コロナウイルスの感染が広がる今、そのありがたさを改めて実感しています。

外出自粛の東京では、子供たちを公園に連れて行くことすら困難です。学校が休校になり、子供が家の中に缶詰の状態を想像するだけで気が狂いそうになります。

大人も子供もストレスがたまり、東京でDVが横行するようになるのも時間の問題かもしれません。

宮古島の新型コロナウイルス感染リスク

宮古島にも新型コロナウイルス感染のリスクは十分にあります。

状況が変われば、宮古島でも家に缶詰めの日々が来るかもしれません。

学校が休校になった3月上旬以降、沖縄の観光客は激減しています。

一方で、宮古島や石垣島など離島への観光客はそこまで減っていません。

新型コロナウイルス感染者が出ていないことで、安心して旅行に来る人たちがいます。

3月は大学生の卒業旅行など若者の旅行が目立ちました。海外旅行をキャンセルして宮古島に来ている人も多いです。

ホテルの宿泊者もレンタカーの貸し出し台数も減っていますが、ゼロにはなっていません。

宮古島のある大型ホテルは、3月上旬はキャンセルが殺到したものの、春休み期間は宿泊者でいっぱいでした。

繁華街の西里通りも、夜になると観光客で賑わっています。

東京で外出自粛要請が出された3月下旬頃から「宮古島は簡単に医療崩壊する」「宮古島に来ないで」という投稿がインターネット上で目立ち始めました。

新型コロナウイルスの感染が全国的に広がる中、宮古島に観光客が来続けている状況に危機感を抱いた人たちからの発信です。

行政の対応

宮古島では観光業が大きな比重を占めています。

宮古島という小さな島の社会は、日本社会の縮図、

政府が「医療崩壊のリスク」と「経済」を天秤にかけているように、宮古島の行政も「医療崩壊のリスク」と「観光業への打撃」を天秤にかけています。

宮古島市は4月3日に新型コロナウイルス感染症に対するメッセージを発表しました。

島外からの旅行者に対しては「体調が悪い方は来島は控えて頂くようお願いします」とあります。

同じ宮古圏域で人口約1000人の多良間村長は観光客への「訪問自粛」を要請しました。

宮古島市のメッセージは、多良間村に比べるとトーンが弱いです。

「体調が悪くなければ来てもいい」とも取れるメッセージです。

この判断が吉と出るか凶と出るか。数ヵ月後には答えが出ます。

島民の暮らし

宮古島の人たちは元々のんびりした性格。おしりに火がつくと一気に動くという気質です。

普段の生活ではマスクをしていない人の方が多いです。小中学校は4月の新学期には授業始まり、部活動も普通に行われています。

島民の暮らしはほぼ普段通りです。

宮古島の人たちは、「島外の人」と「島内の人」を明確に区別します。島内の人同士で会うことには全く抵抗がありません。

東京で感染者が急増するにつれ、観光客とは接しないようにする人が増えてきました。「飲みに行くのが恐い」という風潮が広がりつつあります。

宮古島の人たちはお酒でのコミュニケーションを大事にします。普段なら夜の繁華街西里通りは観光客と地元の人が半々ぐらいですが、今はほとんど観光客しかいません。

私自身も感染のリスクが恐くて1ヶ月以上西里通りには飲みに行っていません。

医療崩壊のリスク

宮古島で新型コロナウイルス感染者が確認された場合、唯一の県立病院である宮古病院の病室に隔離されます。

宮古病院の感染症入院者に対応したベッドは3床。

もし宮古島で爆発的に感染が拡大すれば、悲惨な状況になります。

最悪の事態を想定すれば、手遅れになる前に早めに手を打つべきです。

政府が「医療崩壊のリスク」と「経済」を天秤にかけているように、宮古島の行政も「医療崩壊のリスク」と「観光業」への打撃を天秤にかけています。

島の人たちは今はのんびり暮らしていますが、1人でも島で感染者が確認されれば、島の空気が一変する可能性があります。

まとめ

沖縄の離島、宮古島。

新型コロナウイルスの感染が全国的に広がる中、大きな制限なく生活できることのありがたさに感謝しながら生きる毎日です。

ただし、こののんびりした空気感がいつまで続くかは不透明。危機感のなさが命取りになることも考えられます。

沖縄本島で新型コロナウイルス感染者が増える中、宮古島でもいつ感染者が確認されてもおかしくない状況です。

新型コロナウイルスの1日でも早く収束すること、宮古島にウイルスが入って来ないことを切に願います。

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