沖縄在住のshimagurashiです。
新型コロナウイルスの影響で4月、5月の沖縄旅行者は激減しました。
沖縄県の新型コロナウイルス感染者数は142人。5月以降は新規感染確認ゼロが続いています。
沖縄旅行はいつまで自粛モードか。いつから行っていいのか。飛行機は減便しているのか。観光施設や飲食店・居酒屋は開いているのか。ビーチには普通に入れるのか。沖縄の状況をまとめました。
新型コロナウイルスを巡る状況は日々刻々と変化しています。情報は随時更新中です。
感染者数
沖縄県では3月に3人、4月に139人の新型コロナウイルス感染が確認されました。
5月以降は新規感染確認ゼロが続いています。
離島の石垣島では4人の感染が確認されています。宮古島や竹富島、西表島など、石垣島以外の離島では感染者は確認されていません。
新型コロナウイルスの感染拡大で4月の沖縄はかなりピリピリしていました。
ウイルスは人が運ばなければ移動しません。
沖縄に新型コロナウイルスが広がったのは、コロナを沖縄に持ち込んだ人がいるから。
海外旅行から沖縄に帰ってきて感染が確認された人、沖縄旅行中に感染が確認された人も少なくありません。芸能人の石田純一さんのように沖縄に短期滞在し、東京に戻ってから感染が確認されたケースもあります。
沖縄の医療体制は4月19日頃が最も厳しい状況でした。医療体制がひっ迫し、人口肺エクモが足りなくなる寸前まで患者が増えました。
沖縄では「島に来ないで」の声が広がりました。ゴールデンウィークの旅行予約者が6万人と報道されると、「沖縄に行くな」の声は全国に拡散されました。
旅行はいつまで自粛?
緊急事態宣言中、沖縄旅行者は激減しました。
沖縄への飛行機は大幅減便。美ら海水族館など観光施設は閉館。飲食店や居酒屋はテイクアウトに切り替えたり、「観光客お断り」の張り紙をしたりして営業していました。
沖縄では5月14日に緊急事態宣言が解除されました。
宣言解除を受けて、大臣、県知事、離島の市長が沖縄旅行に言及しています。
西村経済再生担当大臣 5月14日発言
「緊急事態宣言の対象地域から沖縄に行くことを自粛してもらわなければいけない。宣言が解除された県同士の行き来も少なくとも5月末までは自粛して頂きたい」
玉城デニー沖縄県知事 5月15日発言
「県外から県内、県内から県外への渡航、緊急時を除いた離島への渡航、離島間の渡航は当面の間控えて頂くようお願いします」
中山嘉隆石垣市長 5月15日「コロナショックからの回復プラン」を発表
「新型コロナウイルスの感染症予防の各種対策について、市内事業者との合意が得られ、確実に実施されることを前提として6月1日から観光客の受け入れ再開を行う」
沖縄県は6月以降の観光客受け入れに3つのステップを設けることを発表しました(公式資料はこちら)
【6月1日~ ステップ①】
・北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、福岡からの沖縄旅行自粛を要請。
・県内旅行の促進。離島旅行については各市町村の意向を踏まえる。
【6月19日~ ステップ②】
・全国からの観光客受け入れを徐々に促進。
・航空会社・旅行会社連携プロモーションの実施
【7月10日~ ステップ③】
・7月下旬からのGoToキャンペーンに向けたプロモーション
観光施設・ビーチ・飲食店
新型コロナウイルスの感染拡大により、沖縄の観光施設の多くは臨時休館していました。
沖縄県による休業要請は5月21日に全面解除されました。
休業・閉館していた施設の大半は営業を再開しています。
【道の駅許田】
5月7日再開
【道の駅ゆいゆい国頭】
5月11日再開
【平和祈念公園】
5月14日開園
【第一牧志公設市場】
5月18日再開
【美ら海水族館】
6月1日再開
【パイナップルハウス】
6月1日再開
【宮古島海中公園】
6月1日再開
ゴールデンウィーク期間中は閉鎖されるビーチもありましたが、ビーチの閉鎖はほとんどの場所で解除されました。駐車場・トイレ・シャワー施設に自由に出入りできます。
繁華街の飲食店、居酒屋も通常営業に戻りつつあります。
地元の人は飲食店でのランチや、飲み会を再開し始めています。
観光客はすぐには増えず、国際通りは閑散としていますが、営業再開する土産物店も見かけるようになりました。
居酒屋には沖縄旅行を予定している観光客からの予約の電話も入り始めています。リゾートウェディングの受け入れも再開されています。
ホテル関係者によると、沖縄旅行者からのホテルの予約、ツアー予約も入り始めています。
飛行機の減便
新型コロナウイルスの感染拡大で利用者が減ったため、那覇空港を発着する飛行機は大幅に減便されました。
国際線は約9割減、国内線も約5割減。
JALは東京・大阪・名古屋・福岡・小松・岡山から那覇への便などが減便。
ANAは東京・大阪・名古屋・福岡・仙台・岩国・高松・熊本から那覇への便などが減便。
JAL、ANAだけでなくスカイマーク、ジェットスター、ピーチなどLCC便も減便しました。
那覇―宮古島、那覇―石垣島など、離島便も5割ほど減便になっています。
航空会社は利用状況、予約状況を見ながら徐々に運休を解除する方針です。
島の雰囲気
沖縄旅行を自粛するかどうかの大きな判断材料の1つが周囲の反応。
せっかく沖縄に旅行するなら、友人からも沖縄の人からも白い目で見られることなく楽しみたいところです。
ゴールデンウィークに沖縄に旅行に来た人には、地元の人からかなり冷たい視線が送られていました。
沖縄県外から来たというだけで、ウイルス扱い。レンタカーに乗っている観光客っぽい人を見かけると「バカじゃないの?」と不信感を抱く人は少なくありませんでした。
石田純一さんが沖縄旅行中に新型コロナウイルスを発症し大バッシングを受けたように、沖縄旅行者は非国民のような扱いをされていました。
国や県の要請、観光施設の再開、飛行機の減便状況を見ると、少なくとも5月末までは沖縄旅行は自粛すべきです。せっかく沖縄に来ても、逆にストレスをためる結果になりかねません。
実際に沖縄に住んでいて感じるのは、島の空気は状況によって一変するということ。
沖縄では3月中旬までは感染者が少なく、それほどピリピリした雰囲気はありませんでした。3月下旬に感染者が増え始めると、島の空気が一変。「沖縄に来るな」の声に島が支配されました。
感染者が増えている時期に緊張感が一気に高まったように、緩も時も一気に緩む可能性があります。
飲食店・居酒屋の営業再開、観光施設の開館、飛行機の減便解除などの動きが活発化すれば、島の空気は一気に緩むかもしれません。
個人的には少なくとも夏休みまでは様子を見た方がいいように感じますが、現実的には6月以降、徐々に沖縄旅行者は増えそうです。
本来ならば、沖縄旅行のピークはゴールデンウィークと夏休み。
コロナショックでゴールデンウィークの利益を失った沖縄の観光業者はかなりの打撃を受けています。
夏休みまでこの状況が続けば廃業する業者も増えそうです。
国内で新型コロナウイルスが収束すれば、沖縄県は夏休みの観光客誘致キャンペーンを行う方針です。
スカイツアーズや
HISなど沖縄ツアーを扱う旅行会社では夏の先取りセールも始まっています。
まとめ
沖縄旅行はいつまで自粛すべき?いつから行っていい?についてまとめました。
飲食店・居酒屋の営業再開、観光施設の開館、飛行機の減便解除とともに、沖縄旅行者は徐々に増えそうです。
ゴールデンウィークまでは「沖縄に来るな」の声が島を支配していましたが、島の雰囲気は徐々に変わりつつあります。
このままコロナが収束すれば、夏休みにはストレスなく沖縄旅行を楽しめるようになるかもしれません。
新型コロナウイルスを巡る状況は日々刻々と進化しています。今後も情報を更新していきます。

