宮古島在住のshimagurashiです。
新型コロナウイルスが収束に向かっていることから、宮古島旅行が解禁されました。
5月までは旅行自粛を呼びかけていた宮古島市。6月に入り観光客受け入れに大きく舵をきりました。
旅行者は安心して宮古島に行けるのか?島の雰囲気はどんな感じか、まとめました。
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【宮古島旅行】コロナの影響は?島の現状を移住者が解説
宮古島旅行についての公式コメント
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令されてから、宮古島市は旅行者に宮古島に来ないよう要請してきました。
【4月6日、宮古島市長コメント】
島外からの宮古島への旅行等については、極力自粛又は延期してください
宮古島市ご出身の方、又は縁故者で感染が発生している地域に在住している方の帰省は、自粛又は延期してください
どうか島の実状をご理解、ご協力いただきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症が終息し、気兼ねなく旅行等ができるようになった際には、島を挙げて大歓迎いたします。
市としても、一日も早い終息に向け取り組んでいます。
【5月12日 宮古島市長コメント】
これまでも繰り返してきましたが、離島の宮古島市では医療体制が脆弱でひとたび感染が発生すると住民の生活に多大な影響を与え、再び事業・経済活動を制限しなければならなくなります。
これらの状況を踏まえ、学校を再開し事業活動等の休業要請を緩和しますが、観光等島外からの来島及び住民の島外への渡航については、感染を持ち込むリスクが大きいため当面の間引き続き自粛をお願いします。
新型コロナウィルス感染防止に関する県外からの渡航の緩和と観光受入について
1.県外からの渡航については、沖縄県の方針に沿って、緊急事態宣言が解 除されて間もない北海道、埼玉県、千葉県、東京都及び神奈川県に加え、 最近感染者が増加傾向にある福岡県を加えた6都道府県を除く地域からの 渡航自粛要請については、本日6月1日から緩和します。
2.上記6都道府県については、引き続き6月18日までは渡航を自粛して 頂き、6月19日以降は県外全ての地域からの渡航自粛要請を緩和しますが、今後の感染状況や沖縄県の方針変更等によっては改める場合もあります。
3.観光受入については、本日6月1日から県内旅行の受入を行います。
4.県外からの観光の受入については、県の方針に沿って、6月19日から 徐々に促進します。
具体的には今後、県が策定する観光客受入アクションプランを参考に進めてまいります。
なお、国内においては、緊急事態宣言解除後も福岡県や東京都などでクラ スターとみられる感染者の発生が出ており、予断を許さない状況が続いています。 また、今後、第2波、第3波の到来により再び感染が広がる可能性も危惧されており、感染侵入のリスクが無くなったわけではありません。県外からの渡航の自粛については一部要請を緩和しますが、医療体制が脆 弱な離島であるということを考慮して頂き、不要不急の渡航以外は、出来るだけ行わないようご配慮を御願いします。 市民の皆様には、「新しい生活様式」の実践や各種感染防止のガイドライン等を参考に感染防止に努めて頂きますよう御願いします。 事業者の皆様にも、渡航の緩和や観光の受入に向けてそれぞれで感染症予防対策に取り組んで頂きますよう御願いします。 市としても、観光事業者や飲食店組合等で構成する宮古島観光リカバリープロジェクト委員会と感染予防ガイドライン作成に向けての協議を早急に進 めるとともに、空港等での水際対策の強化に向け沖縄県や関係機関、団体と連携し取り組んでまいります。
宮古島市は6月19日以降、全都道府県からの観光客受け入れを再開しました。
7月末に宮古島で初めての新型コロナウイルス感染者が確認されました。
宮古島市長は「必要最低限の渡航をお願いします」とコメント。来島自粛は求めていません。
沖縄県においては、7月23日からの4連休以降、新型コロナウイルス感染症の確認が急激に増加し、本市においても、7月29日に、初めての感染者が確認される事態となっています。
このような状況を受け、沖縄県知事は、本日、新型コロナウイルス感染症の急速な拡大に伴う警戒レベルを第2段階から第3段階の「感染流行期」に引き上げ、4月に続き緊急事態宣言を再び発令しております。
宮古島市の今後の対応として、沖縄県の緊急事態宣言における実施方針と連携し、県内外の渡航のあり方、飲食店等の営業のあり方、学校関係、保育所等の幼児・児童施設の運営などについて、迅速に対処方針を示したいと考えています。
本市の主な対応の具体的な方針としましては、
・市民や、観光客等の来訪者の皆様におかれては、3密回避をはじめマスク着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンスなど新しい生活様式を徹底し感染予防に努めていただきたい。
・市民の県内外への渡航については、必要最低限の渡航としていただきたい。
・観光客等の島へ来訪される方についても、島の医療体制等を理解していただき、必要最低限の渡航をお願いします。
・学校や保育所などの運営、市の各公共施設の運営等については、沖縄県の実施方針を踏まえ対応します。
新型コロナウイルス感染症との戦いは、今後も長く続くことが予想されています。市民の皆様一人ひとりの日頃の取り組みが最大の感染拡大に向けた対策です。
市民の皆様におかれましては、現下の状況を冷静に受け止め、不要不急の外出を自粛するなど、落ち着いて感染予防に取り組んでいただくよう強くお願いします。
島の経済
飛行機、バス、タクシー、レンタカー、ホテル、民宿、ゲストハウス、飲食店、居酒屋、マリンレジャー業。
宮古島の観光業はコロナで大きな打撃を受けました。
宮古島の観光は冬がオフシーズン。
春休み頃から観光客が増え、ゴールデンウイークに1回目のピーク、夏休みに2回目のピークを迎えます。
春休みからゴールデンウイークの貴重な売上を失った観光業者は「夏まで続いたら大変なことになる」と危機感を持っています。
宮古島市のフライングぎみの観光客受け入れ再開表明は、島の観光業者の悲鳴を受けてのものです。
コロナショックで宮古島への飛行機の便数は半数以下に減りました。
本土からの直行便は全便運休していましたが、6月5日以降、順次運航再開しています。
6月5日にANAの羽田便、6月18日にJALの羽田便、6月19日にジェットスターの成田便が再開。
関西、中部からの直行便は7月22日再開しました。
飛行機の運休解除とともに、宮古島に観光客が戻ってきました。
7月は6月に比べかなり観光客が増えました。
島の雰囲気
ゴールデンウイークまでは「宮古島に来ないで」の声が島を支配していました。
観光客はほとんどいませんでした。
稀に見かける観光客は、島の人から非国民のような冷たい視線で見られていました。
5月18日に小中学校が再開してから、島の空気が変わり始めました。
小さな島の空気は、一瞬で入れ替わることがあります。
ゴールデンウイークに閉鎖されていた前浜ビーチや砂山ビーチなどの観光地は自由に出入りできるようになりました。
公園の閉鎖も解除され、遊具で遊ぶ子供たちの姿が戻りました。
島の人たちは3密を避け、マスクをつけ、除菌をして暮らしていますが、島内の人の動きは活発になりました。
地元の人たちは飲食店でのランチや居酒屋での飲み会を再開しました。
6月下旬以降、かなり観光客が増えました。東京からの直行便、那覇からの飛行機には満席の便も目立ちました。
7月末に宮古島で1人目の感染者が出て、島の空気がまた変わりました。
島の人たちはコロナを恐れて生活しています。できる限り観光客とは接しないようにしています。
地元の観光関係者は7月下旬から始まる GOTOキャンペーンに期待していましたが、コロナ第2波で効果は限定的です。

まとめ
宮古島市は6月19日以降、全都道府県からの観光客受け入れを再開しました。
宮古島への飛行機の減便解除とともに、島には観光客が増えています。
コロナでたまったストレスを発散するには、宮古島はぴったりの場所です。
マスクを着ける、3密を避けるなど最低限のマナーを守り、宮古島旅行を存分に楽しんでください!

