沖縄県議会議員10人宮古島・石垣島視察でコロナ集団感染

沖縄県議会議員10人の新型コロナウイルス感染が判明した。

感染した10人を含む沖縄県議会の自民党議員約20人が10月18日~21日まで与那国島、石垣島、宮古島を視察していた。

議員らは全ての離島で夜懇親会を開いていた。

離島の懇親会でクラスターが発生し感染が広がったとみられる。

危機感

あまりの危機感のなさにあいた口がふさがらない。

離島の医療体制が脆弱なことを知っていながら、宮古島、石垣島で10月に入って感染者が急増していることを知りながら懇親会を開いていたのだから、あきれて何も言えない。

沖縄は新型コロナ第2波で感染が急拡大。

人口10万人あたりの感染者数はぶっちぎりのトップだ。

議員らは新型コロナウイルスの離島経済への影響を把握するために視察に来たらしい。

マスクを着けて、ソーシャルディスタンスを保って視察するだけなら離島に来ても問題ないかもしれない。

ただし、懇親会はナシだと思う。

視察は4日間。

ご丁寧に議員らは与那国島でも石垣島でも宮古島でも夜の懇親会を開いていた。

与那国島では与那国町長、石垣島では石垣市副市長、宮古島では宮古島市副市長が懇親会に参加している。

宮古島は感染者急拡大中。10月に入ってから約40人が感染し、医療体制のひっ迫が懸念されている。

これ以上感染者が増え続けるといよいよ赤信号というタイミングでの衝撃の議員集団感染。あまりに危機意識がなさすぎる。

離島を何だと思っているのか。

人の島に土足で入ってきて、ウイルスをまき散らして帰っていくのか。

懇親会は貸し切りだったらしい。でも、一部は2次会に行ったらしい。

このご時世、県議会議員でありながら2次会にまで行ってしまう神経を疑う。

県議会では自民党は野党の立場。

議会では県知事のコロナ対策を追求しておきながら、自らの脇が甘すぎる。

宮古島島民は怒っている。

私は自民支持でも共産支持でもない。保守でも革新でもない。ただの一市民でしかない。

所属とか派閥とかは関係ない。

与党とか野党とかどうでもいい。

このご時世に離島で2次会に行く議員の人間性を疑う。

誰か止める人はいなかったのか。

付き合いで仕方なく顔を出した人も中にはいるかもしれない。

少し顔を出したぐらいなら弁解の余地はあると思う。

密室で2時間飲んで、そのあと2次会に行ったら、もうアウトではないだろうか。

石垣島では病院で集団感染が発生している。感染拡大が収まる兆しはない。

与那国島は石垣島、宮古島に比べると圧倒的に人口が少ない。

与那国島の人口は約1600人。石垣島には4万人以上、宮古島には5万人以上住んでいる。

人口1600人の与那国島に20人の議員が来て、夜懇親会を開いて、帰っていく。

この時点で議員の中に感染者がいたとしたら。。。想像するだけで恐ろしい。

人口の少ない離島は、厳しい来島制限を設けてコロナを島に入れず耐えて来た。

石垣島や宮古島が観光客受け入れを再開しても、人口規模の小さい離島の中には来島禁止措置を続けている島もある。

人口1600人の島にコロナを持ち込んだらどうなってしまうのか。県議会議員はそんな想像力すら働かないのだろうか。

観光客

宮古島には観光客がたくさん来ている。

10月に入り宮古島では感染者が急増しているが、観光客は減る気配がない。

宮古島市は感染対策と経済を両立するスタンス。

「来る者拒まず」の姿勢なので、毎日空港から何の悪気もなく観光客が入ってくる。

観光客は増えているが、感染をまき散らすような行動はそれほど見られない。

大人数での旅行者はほとんどない。

1人旅、2人旅、親子4人ぐらいの旅をよく見かける

5人以上の旅行者はほとんど見かけない。

宮古島の人たちは緊急事態宣言時は観光客を白い目で見ていたが、今は「仕方ない」と諦めながら受け入れている。

観光客が夜居酒屋で食事をすること自体に問題はない。

ただし、観光客20人が宮古島で宴会を開き、そこに島の人たちも参加していたとしたら、批判されても仕方ない。

2次会まで行ったとしたら批判は高まるばかりだ。

GoToトラベルで都道府県をまたぐ移動が盛んになった。

沖縄にも宮古島にもたくさんの人が入ってきている。

ほとんどは少人数の観光客だ。

20人もの集団で来て宴会を開くような非常識な観光客は離島にはほとんど来ない。

沖縄県議会議員という立場でありながら、離島で懇親会を開いて酒を飲む。非常識極まりない。

現時点では議員10人の感染が確認されている。今後さらに増える可能性がある。

こういう時に事実を隠ぺいしようとすると傷口が広がるだけ。

自民党沖縄県議会議員は、与那国島、石垣島、宮古島のどの店で飲み、島の誰が参加したのか、全てを表明するべきだ。

保身に走るのではなく、保健所の検査に全面的に協力し、全てを明らかにすべきだ。

離島のための視察で離島に泥を塗ったのなら、その落とし前はしっかり自分たちでつけるべき。

離島民にとって少しだけ救いなのは、議員らが視察を終えて沖縄本島に帰ってから感染が発覚したこと

もし離島滞在中に感染が判明していれば、島の病院に入院していた。

ただでさえ埋まりつつある島の病床を県議会議員10人が占めることなどあってはならない。

酒に寛容

私は宮古島移住者。

宮古島では移住者は基本的に島の文化・風習を尊重しなければ生きていけない。

島のルールを尊重できない移住者は、疎外感を感じるようになり、3年以内に島から出て行く。

移住者は島のルールに口出しせず絶対的に服従するのがルールだ。

宮古島にはオトーリという独特の酒の回し飲み文化がある。酒は口下手な島の人たちの心をつないでくれる。

島の人たちは酒に寛容だ。

20年ぐらい前まではお酒を飲んで車を運転する人も少なくなかった。

2014年、台風で特別警報発生時に宮古島市長は市長室で飲酒していた。マスコミに叩かれ問題になったが、市長が辞職することはなかった。市長は2016年の選挙で再選し、今も市長の座に留まっている。

2018年には市議会議員が酒気帯び運転で検挙された。議員は辞職することなく現在も市議会議員の座に留まっている。

酒には寛容な島の人たちも、新型コロナへの危機意識は高く、酒の回し飲み「オトーリ」はほとんどしなくなった。

緊急事態宣言が出てからは飲み会は激減した。

感染を広げないため、家庭内に持ち込まないため、お酒好きの人も、飲み会を控え、耐えている。

観光客はおかまいなしで飲みに行くが、島の人たちは島で感染者が出始めるとパタリと飲みに行かなくなる。

酒好きでありながら飲み会を控えて耐えている島の人たちからすれば、県議会議員の行動はあまりに軽率だ。

島の医療従事者が気の毒だ。

全国的に誰がどこで感染してもおかしくない時代。

感染したからと言って謝罪は必要ないのかもしれない。

表舞台で謝罪しろとは言わないが、離島で軽率な行動をした県議会議員らは心の中で猛烈に反省すべきだ。

議員の恥、自民党の恥、沖縄の恥である。

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