移住10年の私のリアルを赤裸々に書く④

移住10年経ったので、身バレしない範囲で私の移住生活のリアルを細々と書いてます。

今回は宮古島の夏と暑さ。

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宮古島と言えば夏

宮古島は常夏のイメージ。

移住前は一年中、夏の太陽が降り注ぐ南の島のイメージでしたが、住んでみるとイメージは一変。

冬はしっかりあるし、短いながら春と秋もある、梅雨もある。

今では四季を感じながら生活しています。

とはいえ、宮古島の夏はやっぱりながーーーーい

宮古島は4月から夏。

4月の第一週の日曜日に毎年海開きがあって、島は夏モードに。

4月でも30℃近くまで気温があがって、かなり暑い。

3月まではたまに車のエアコンをつけるぐらいですが、4月には車に乗り込むと無意識にエアコンをつけるようになります。

家のエアコンはもったいないからつけずに扇風機で我慢していますが、ほんとはエアコンをつけたいぐらい。

5月のゴールデンウィークあたりから梅雨の走りで、年によっては連休中に雨ばかりのことも。

5月のうちに梅雨に入って、6月には梅雨明け。

宮古島の梅雨は蒸し暑くかなり不快。夏より暑いと感じる年もあります。

じめじめじめじめの梅雨。

1年中湿度の高い宮古島ですが、梅雨期間のじめじめは異常。

雨でもないのに湿度99%の日が普通にあります。

湿度100%の日もあります。

100%って、水中に溺れてるってこと?って感じですが、溺れてると言いたいぐらいじめじめべたべたで不快です。

で、6月に梅雨明けしてからが本気の夏。

年によっては6月上旬、遅くても下旬には梅雨明けします。

ちなみに宮古島旅行のベストシーズンは梅雨明けからの2週間~3週間。

10年間暮らしてきたのでこれは断言できます。

梅雨明け後は晴天率がかなり高い上に、台風もほとんど来ません。

雨が降ったとしても翌日は晴れます。3泊4日の旅行が全部雨でつぶれるなんてことはまずありません。

最近はベストシーズンがバレつつあるので、6月下旬から7月上旬の旅費が高くなってきてますが、それでも夏休みよりは安いので、それも含めてベストです。

6月下旬に本気の夏が始まると、宮古島はセミがこれでもかというほどうるさく鳴きます。

毎朝7時ぐらいから鳴きます。

宮古島のセミは日本最大のクマゼミというミンミンゼミの仲間でジャイジャイジャイジャイと大声で鳴きます。

市街地から離れた田舎のリゾート施設とかだと、セミの声で目覚めることもあります。

宮古島の夏は、とにかく暑いです。

実は気温だけ見ると、本土の方が高く、宮古島は最高でも33度ぐらいまでしか上がりませんが、湿度が高く、日差しの強さが異常なので、外にいると一瞬で体力を奪われます。

6月~9月ぐらいまでは、昼の時間帯は公園から人が消えます。

車社会で元から歩いている人はほとんどいませんが、夏になるとさらにいなくなります。

早朝ウォーキングしたり、夕方ランニングしたりする人はいますが、昼間は数分外にいるだけで汗だくになるレベル。

風がある日はまだいいですが、無風の日もかなりあります。

じめーっとしたゆるーい南からの生暖かい風は東南アジアみたいで体感気温高め。

台風が来るたびに少し気温が下がるので、暑さが続くと直撃しない弱めの台風が一発通り過ぎてほしいと思ったりします。

宮古島の新しいアパートにはエアコンが完備されていますが、エアコンがないアパートもあるし、一部屋だけエアコンがついているアパートもあります。

私のアパートにはエアコンがなく、最初のうちは我慢してみようとエアコンなしで生活しましたが、あまりに暑く、今ではエアコンなしでは生きていけません。

島のオジーオバーは暑さに強く、炎天下でも畑で作業してますが、移住者がまねをすると命に関わる暑さです。

過酷なマリン業

宮古島移住者が多い職場は、ホテル、レンタカー、飲食、マリン業。

どの業種も人手不足で離職者が多く、雇われて働いてる移住者は「思ってたのと違う」と多かれ少なかれ思います。

特にマリン業は夏の暑さとの戦い。

夏の宮古島の海での仕事はかなり過酷です。

旅行で宮古島を訪れている時は、テンションも高く、体も心も「楽しむぞ」のスイッチが入っているし、海のあまりの美しさに暑さも忘れて楽しめてしまいますが、仕事となると別です。

海での仕事は肉体労働。

カヤックを運んだり、炎天下でゲストに説明したり、接客業は笑顔キープもしないといけないのでかなり大変。

内心では「暑い」以外の言葉が出てこないほど思考停止になるきつさですが、それを抑えて笑顔キープ。

移住者は最初は「宮古島の海があれば私は幸せ」とハイテンションですが、それだけで耐えれるのは最初の1年か2年ぐらい。

私は3年目ぐらいから「暑すぎるから昼の海にはいかない」となりました。

宮古島に来て特に実感したのは、海の仕事をしている人は老けていること。全員が実際の年齢よりも老けて見えます。

太陽光線が強すぎる宮古島。紫外線には肌を老化させる成分があるらしく、海の仕事をしている人の顔はシワだらけ。

海で何年か働くとかなり老けます。

20代が30代に、30代が40代に、40代が50代に、50代が60代に見えるぐらい老けてます。

老け顔になりたくなかったら海の仕事は避けた方がいいし、宮古島でも日焼け対策は万全にした方がいいです。

夏のうちにマリン業で荒稼ぎして、冬は悠々自適みたいな移住生活は夢のまた夢だったりします。

水がぶ飲み問題

乱開発が進んでいる宮古島では水不足になると予測されています。

リゾートホテルがバンバン立って、プール付きのホテルも増えていて、使う水はかなり増えてます。

実は既に水不足の影響がかなり出ていて、水の問題でホテルの建設をあきらめるオーナーもいます。

10年前ぐらいまでは観光客が少なかったのでホテルが自由に水を使い放題でしたが、最近は開発が進みすぎて、ホテルが使える水の量を市役所に制限されています。

市役所に建設の許可をとる段階で、使える水の量が決まるらしく、使える水が少なすぎて、こんなんじゃホテル建てれないとなって消えた建設計画がいくつかあると聞きます。

300室ぐらいあるヒルトンホテルは、水が足りないので自分たちでホテルの中で水を循環するシステムを入れて、プールの水に使っています。

自分たちでボーリング調査をして井戸を掘ってプールの水に使っているリゾート施設もあるようです。

宮古島はこれからもホテルがバンバン建つので、特に暑い夏は将来水不足になるかもしれません。

我が家も夏は水不足。

宮古島の水道水はまずいのでウォーターサーバー入れてる家が多く、うちもいれてますが、夏は水をがぶ飲みしないとやってられないので、サーバーの水がすぐなくなります。

冬の3倍ぐらいのスピードで水がなくなります。

宮古島では小学校も保育所も水筒持参ですが、夏は水筒いっぱいに水を入れて持たせてもあっという間になくなります。

お金もないのでウォーターサーバーの水がなくなると水道水に氷を入れて飲むけど、やっぱりまずいです。

宮古島の水は移住者には体質が合わない人も多く、最初のうちは便の調子が悪くなりがちで、私も下痢ばかりしていました。

宮古島は避暑地ではない

最近本土が暑すぎて、宮古島や沖縄の方が気温が低いので「沖縄は避暑地」「宮古島は避暑地」みたいに言われますが、避暑地なんてことは口が裂けてもありません。

普通にめっちゃ暑いです。

5分外に出てたら汗ダラダラ。湿度も高くべたべた。

太陽光線が強烈すぎて、あっという間に肌ボロボロ。

本土も年々暑くなっているようですが、宮古島も私が移住した10年前より暑くなってます。

島で生まれ育った人も、最近暑すぎる、昔はもう少しましだった、今はエアコンないと死んでしまうと言ってます。

以前は夏でも気温30度ぐらいの日もあったと記憶していますが、今では毎日33度。

私は移住前は好きな季節は夏でしたが、今は・・・

海水浴したり、バーベキューしたり、夏だからこその楽しみもありあすが、島の暑さはなかなか過酷。移住者が一番求められるのは「忍耐力」かもしれません。

今回は宮古島の夏の暑さについて書きました。

続編では私の移住人生の核心的な内容を包み隠さず書きました。

私たちの移住生活」カテゴリーで移住0年目から10年までの様々な出来事を書いているので、もしよければ読んでみてください。

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