宮古島永住を目指すなら|移住3年以内にすべき4つのこと

憧れの宮古島への移住は1つのゴールといえるでしょう。私自身も移住を考え始めてから実際に引っ越すまで約1年間の準備期間があり、移住したときには大きな達成感がありました。

移住してしばらくは「憧れの宮古島」に移住したという満足感に満たされ、島暮らしを満喫できますが、移住生活に慣れてきた頃からが移住成功か失敗かのスタートライン。

宮古島では移住者にとって「3年が大きな壁」だといわれています。3年以内に帰ってしまう移住者はとても多いです。

今回は「宮古島永住を目指す人が移住3年以内にすべき4つのこと」

私自身の経験や、長く宮古島での移住生活を楽しんでいる移住者たちの暮らしぶりを参考にまとめてみました。

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長く続けられる仕事をみつける

宮古島への移住のハードルは決して低くありません。覚悟を決め、身辺整理をし、内地の同僚や知り合いに別れを告げ、住む場所を決め、引っ越しをする。これだけでもかなりのエネルギーを必要とします。

「仕事のことまで考えられない」という方もいるでしょう。宮古島に来てから仕事を探す人や、様々なアルバイトを経験しながら定職を探す人もいます。

はじめはこんな感じでもいいと思いますが、長く移住生活を続けている人たちは、宮古島で長く続けられる仕事を見つけています。「15年介護の仕事をしています」とか「市役所で10年働いています」とか。こういう人たちは、まるで島の人たちのように働き、周りから信頼されています。

長く続けられる仕事に出会えれば、日々の仕事をがんばりながら、休日は宮古島で「非日常」の南国生活を楽しむライフスタイルを確立できます。

移住生活を始めて3年以内には、長く続けられる仕事を見つけることをおススメします。

仕事以外のコミュニティーに所属する

移住生活を長く楽しんでいる人は、仕事以外の趣味などの集まりでたくさんの仲間を作っている人が多いです。それぞれ何かしらのコミュニティーに所属し、仕事以外の場での交流を楽しんでいます。

宮古島移住者の方なら「仕事が全てではない人生を」と考えているはずです。宮古島でどんなに恵まれた環境で働いていたり、仕事で成功したりしても、それだけでは満足できないでしょう。

「トライアスロン仲間(宮古島には日本一のトライアスロン大会があります)」「海岸清掃のボランティア」「ママ友」など。

仕事以外に仲間を作ることで、宮古島での人間関係が広がり、離島生活を生き抜くたくましさが自然と身についていきます。困難にぶつかった時に助け合うこともできます。

お酒のイメージが強い宮古島ですが、お酒をそれほど飲めなくても仲間を作っている人は多くいます。

移住生活を始めて3年以内には、自分にあったコミュニティーを見つけ、信頼できる仲間を作ることをおススメします。

島の人たちのことを理解する

移住者であっても、宮古島出身者と全く関わらずに生きていくことはできません。同じ沖縄離島でも石垣島は移住者の比率が高く、移住者だけのつながりで生きていける人たちもいるようです。ただ、全人口のうち移住者が1割もいない宮古島ではそうはいきません。

宮古島の人たちのことを理解するのは簡単ではありません。「やさしい」「あたたかい」というイメージの通りではありますが、観光客が旅行で感じるのと、移住してみて実感するのとではギャップがあるのも事実です。

特に宮古島の男性は多くを語りません。年配の男性ほど話さない傾向があります。島の男性はとにかくシャイです。お酒を飲むと思っていることを言ってくれる人もいますが、普段はなかなか話してくれません。「腹黒いから本音を話さない」ということではなく「シャイだから本音を話せない」のです。

多くを語らない宮古島の男性ですが、人を観察する力には優れています。私たちのような「よそ者」の移住者であっても、しっかりと信頼関係を築き仲間として認めてもらえれば、本当に困ったときに助けてくれます。

宮古島の人たちのことを深く知ることで、移住生活はより豊かなものになります。宮古島の人たちの生き方や考え方は、この島で生きていく上で大きなヒントとなります。

移住3年以内には宮古島の人たちと深くかかわり、理解することをおススメします。

すべてを受け入れる力を身につける

宮古島の人たちの魅力はどんなところでしょうか。「やさしさ」「あたかさ」「強さ」「たくましさ」たくさんのキーワードがあげられますが、私が特にすばらしいと感じるのは「すべてを受け入れる力」

真夏の強い日差し。猛烈な台風。18歳で島を出る子ども。内地に嫁いだ娘。

島の人たちは古くからたくさんの困難と向き合ってきました。沖縄離島という過酷な自然環境の中で、すべてのことを受け入れる力がなければ、この島で生きていくことはできなかったのかもしれません。

宮古島の人たちの根っこにあるのは、この「すべてを受け入れる力」だと感じます。「受け流す力」「許す力」とも言えます。

そしてこの力は、移住者の私たちが、宮古島でたくましく生き抜いていくためにも必要だと感じます。

長く島暮らしをしている移住者は、まるで島の人たちのように、すべてを受け入れ、穏やかに暮らしています。レジ打ちが遅くても、前を走る軽トラックのスピードが遅くても、少しもイライラすることなく受け入れます。

「すべてを受け入れる力を身につける」
島の人たちの魅力が凝縮されたこの考え方は、移住成功へのキーワードとなりそうです。

まとめ

「移住失敗しないために。移住3年以内にすべき4つのこと」をまとめてみました。

・長く続けられる仕事を見つける
・仕事以外のコミュニティーに所属する
・島の人たちのことを理解する
・すべてを受けいれる力を身につける

宮古島では移住者にとって「3年が大きな壁」だと言われています。移住者の皆さんがこの壁を乗り越え、幸せな移住生活を送ることを願っています。

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