JALが2021年夏ダイヤからセントレア―宮古島、関空―宮古島路線を開設しました。
7月以降は毎日飛んでいます。
早めに予約すれば片道2万円前後で名古屋、関空から宮古島に行けます。
JALセントレア―宮古島
JALのセントレア-宮古島直行便は2021年3月28日に就航しました。
名古屋から宮古島へは2017年5月までは那覇経由でしか行けませんでした。
2017年6月にANAの直行便が就航。
今回のJAL直行便の就航で2社競合路線となります。
【セントレアからの直行便】
ANA セントレア―宮古島(2017〜)
JAL セントレア―宮古島(2021〜)
2021年は期間限定運航ですが、実績次第では定期路線になりそうです。
ANAのセントレア-宮古島も2017年は期間運航でしたが搭乗率が高かったため、2018年からは定期路線として運航されています。
運航期間
2021年3月28日~4月4日/4月29日~5月5日/7月1日~10月31日
初年度の2021年は春休み、ゴールデンウィーク、7月~10月の期間限定運航です。
時刻表
セントレア 15:20発 宮古 17:45着
宮古 18:10発 セントレア 20:40着
価格
定価は6万円台ですが早めに予約すれば2万円前後で購入できる見込みです。
JALパックのセールにも期待。旅費が高騰する春休み、ゴールデンウィーク、夏休みはJALパックやHISのホテルパックが割安です。
直行便利用で最も宮古島滞在時間が長いのはANAで行ってJALで帰るパターン。HISのホテルパックで割安で予約できます。
JAL関空―宮古島
JALの関空-宮古島直行便は2021年4月30日に就航しました。
関西エリアから宮古島へは2015年5月までは那覇経由でしか行けませんでした。
2015年6月にANAの直行便が就航。
2019年3月にジェットスターの直行便が就航(現在は運休中)
2020年10月にスカイマークの直行便(神戸空港発着)が就航しました。
今回のJAL直行便の就航で4社競合となります。
【関西エリアからの直行便】
ANA 関空―宮古島(2015~)
ジェットスター 関空―下地島(2019~)
スカイマーク 神戸―下地島(2020~)
JAL 関空-宮古島(2021~)
※ジェットスター、スカイマークは宮古空港から車で30分の距離にある宮古島第2の空港、下地島空港に発着します。
JALの関空―宮古島は2021年は期間限定運航ですが、実績次第では定期路線になりそうです。
ANAの関空-宮古島も2015年は期間運航でしたが搭乗率が高かったため、2016年からは定期路線として運航されています。
運航期間
2021年4月30日~5月5日/7月1日~10月31日
初年度の2021年はゴールデンウィーク、7月~10月の期間限定運航です。
時刻表
関空 7:45発 宮古 10:05着
宮古 19:45発 関空 22:05着
価格
定価は6万円台ですが早めに予約すれば2万円前後で購入できる見込みです。
JALパックのセールにも期待。旅費が高騰する春休み、ゴールデンウィーク、夏休みはJALパックやHISホテルパックが割安です。
コロナ禍新規就航の理由
JALのセントレア-宮古島、関空―宮古島はコロナ禍の2021年に就航しました。
コロナ禍で宮古島経済が疲弊する中で発表されたJALの直行便就航は、観光関係者にとって明るい話題。
アフターコロナでの観光客回復に期待が膨らみます。
宮古島では2015年以降、観光客が急増しています。
【宮古島の観光客数】
2015年度 51万人
2016年度 70万人
2017年度 98万人
2018年度 114万人
2019年度 106万人
2019年度はコロナの影響で2月、3月の観光客が減少したため、前年度を下回りましたが、全体的には右肩上がりで観光客が増えています。
宮古島では2015年に宮古島と伊良部島をつなぐ絶景の伊良部大橋が開通。全国放送のテレビや雑誌で次々に特集が組まれ、宮古島の知名度が急上昇。旅行需要が一気に高まりました。
これをビジネスチャンスととらえて次々に直行便を就航させたのがANAでした。
【ANAの宮古島路線】
関空―宮古島(2015年~)
セントレア―宮古島(2017年~)
福岡―宮古島(2018年~)
JALは2010年に経営破たん。破たん後2017年頃まで新規路線の就航はありませんでした。
経営破たんから11年。2021年に、セントレア―宮古島、関空―宮古島の運航が決まりました。
セントレア、関空からの直行便2路線の就航が発表された1月19日は、11年前にJALが経営破たんした日。
ANAから遅れること6年。JALグループの逆襲の始まりまりです。
コロナ禍での新規就航は、沖縄離島路線を強化したいという強い意志の表れです。
定期路線化の可能性
JALセントレア-宮古島、関空―宮古島路線の定期路線化の可能性は十分にあります。
コロナ禍の直撃を受けるまで、宮古島は「バブル」と表現される好景気でした。リゾート開発が進み、次々に新しいホテルが開業しています。
コロナの直撃を受け、航空需要は激減。宮古島発着路線の旅客数も減りましたが、羽田、関空、セントレアからの直行便の搭乗率は他路線に比べると好調です。
【ANAの直行便搭乗率(2020年11月)】
羽田―宮古 73.4%
関空―宮古 84.5%
セントレア-宮古 68.7%
羽田―那覇 62.7%。
大阪―那覇 58.3%
中部-那覇 53.9%
離島への直行便需要は年々高まっています。
宮古島には2019年にジェットスター、2020年にスカイマークが参入。
航空業界全体の離島強化の流れを考えても、JALの関空―宮古島、セントレア―宮古島の定期路線化の可能性は十分あります。
アフターコロナに期待
全国の観光地と同様、宮古島も感染症に翻弄されています。
宮古島経済への影響は2020年3月頃から本格化。
4月、5月の緊急事態宣言時にはゴールデンウィークも含め、島から観光客が消えました。
東洋一と呼ばれる与那覇前浜ビーチに、ゴールデンウィークなのに誰もいない。異様な光景が広がっていました。
6月以降徐々に旅行者は回復、GoToトラベルに東京都が追加された10月、11月の国内からの観光客は前年並みにまで回復しました。
冬の第3波でGoToトラベルが休止になり、緊急事態宣言が再発されたことで、観光客は再び激減。
1月にはJAL、ANA、スカイマークが宮古島発着路線の一時的な運休に踏み切っています。
ホテル、民宿、レンタカー、バス、タクシー、飲食店、土産物店・・・。
コロナで宮古島の観光業界は大打撃を受けています。
今のところホテルの経営破たんや飲食店の閉店はありませんが、この状況が長く続けば倒産や閉店もあり得ます。
暗い話題が多い中で、JALのセントレア―宮古島、関空―宮古島就航は希望の光。
コロナ収束後に旅行で訪れるなら、空気がきれいで開放感がある宮古島は最適な場所。
4月までに高齢者、基礎疾患がある人にワクチンが行き渡り、全国的に旅行解禁ムードが広がれば、ゴールデンウィークには宮古島に観光客が大挙して訪れるかもしれません。
安く行くなら
JALのセントレア、関空から宮古島への直行便を利用するなら、早めの予約がおすすめです。
感染症の動向は先が見通せませんがJALパックは出発21日前まではキャンセル無料。
JALパックで航空券、ホテル、レンタカーをまとめて予約すれば、万が一の時もまとめてキャンセルできます。
特に春休み、ゴールデンウィーク、夏休みは旅費が高騰します。
感染症が収まり、旅行需要が回復してからの予約だと旅費は高額になります。
直行便利用で安く宮古島に行くなら、キャンセルの可能性も含みながら、JALパックで早めに予約するのが得策です。
まとめ
2021年JALの夏ダイヤでセントレア-宮古島、関空―宮古島が就航します。
セントレア便は春休み、ゴールデンウィーク、7月~10月。関空便はゴールデンウィーク、7月~10月の期間限定運航です。
JAL直行便利用の宮古島旅行はJALパックが割安。就航記念セールにも期待です。
コロナが収まると旅費が高騰します。キャンセルの可能性を含みながら早めに予約する方法がおすすめです。