泣き叫ぶワガママ3歳児を救ってくれた島の救世主

泣き続ける。叫び続ける。

3歳児のワガママに翻弄される毎日。

あれがしたい、これがしたい。あれがいや、これがいや。

少しでも気に入らないことがあると、床に突っ伏して泣き叫ぶ。その場から動かない。

2歳まではこんなことはなかったのに、3歳児になってからわがままがエスカレートしている。

ワガママ3歳児に手を焼く我が家。

保育園でもワガママぶりを発揮しているらしい。お昼寝の時間に遊んだり、先生に積み木を投げたりして、困らせている模様。

親が言っても聞かない。自分の要求が通るまでは泣き叫び続ける。

そんな3歳児に辟易していた、とある日曜日に発生した「みつあみ事件」。

泣き叫ぶワガママ3歳児を救ってくれたのは近所の子供たちでした。

みつあみ事件

日曜日、公園に行って、子供が好きな店で外食をして、お昼寝して。

十分満たされているはずなのに、お昼寝後目が覚めるとなぜだか不機嫌。

ワガママ3歳児は「公園に行く」の一点張り。

こんな時は、子供の気持ちを満たすのが最優先だと、夕飯の支度もほったらかして、公園に行く準備をする。

午後6時を過ぎ、外はどんどん暗くなっていく。

準備を整えてようやく家を出ようとしたら、突然3歳児のワガママ勃発。

「みつあみしていく」と言い始める。「みつあみをしていたら真っ暗になるから早く行こう」と言っても、全く聞いてくれない。

ワガママはエスカレートしていく。泣き始め、叫び出す。「みつあみする」と大声で叫びながら何回も玄関でジャンプしている。

とにかく外に連れ出そうと、抱っこして玄関を出て、家の近くの公園へ。

ワガママ3歳児は泣きやまない。叫び続ける。

公園に着いても全く遊ばない。ベンチに座らせても、大粒の涙が止まらない。「みつあみしてから行く」と泣き叫び続ける。

あぁ、もうダメだ。毎日仕事も家事も育児も必死にやってるのに、どうしてこんなにワガママに育ってしまったんだろう。

そうこうしているうちにあたりはどんどん暗くなっていく。

そこに現れた救世主。小学生のお姉ちゃん2人組。

「どうして泣いてるの?」と声をかけてくれる。

ワガママ3歳児はもちろん答えない。「うぅぅぅぅ」「いやぁぁぁ」と大声で泣き続けている。

小学校4年生ぐらいのお姉ちゃんがワガママ3歳児を無理やり抱っこする。

ワガママ3歳児は泣き叫び続ける。

「みつあみしたいみたい」と私が言うと、「じゃあ2人でみつあみしてあげるよ」と優しい笑顔で答えるお姉ちゃん。

すると突然、泣きやむ娘。

さっきまで座りこみ、泣き叫んでいた娘が突然泣きやみ。おとなしく立っている。

2人のお姉ちゃんに身をゆだねている。

左右両側から、お姉ちゃんたちはワガママ3歳児のみつあみを作ってくれた。

なんだか嬉しそうなワガママ3歳児。

「できたよ」とお姉ちゃんも嬉しそう。

「お姉ちゃんになんて言うの?」と言うと、ワガママ3歳児はぽつりと「ありがとう」と言った。

気がつけばあたりは暗くなり始めていた。公園のジャングルジムでお姉ちゃんとしばらく遊び、ワガママ3歳児はご機嫌で家に帰ったのでした。

子育ては一人ではできない

3歳児のあまりのワガママっぷりに、ワガママを認めるか、認めないかの2択で対応していた私。

「みつあみ事件」以来、もっと人の手を借りればいいと思えるようになった。

親が子供と向き合っているだけでは、息が詰まってしまう。

お姉ちゃんたちにみつあみをしてもらっていたワガママ3歳児は、普段は想像できないような表情をしていた。

ちょっぴり恥ずかしそうで、嬉しさが心の底からこみあげてきて、でも照れくさい。

親の前では見せることのない感情が、第三者に身をゆだねることで生まれたようだった。

ワガママ3歳児とは対照的に優しくて、おおらかで、心の広い宮古島の小学生たち。

私が住む宮古島は人口5万人の、沖縄の小さな離島。

島の子供たちは、自然に小さな子に手を差しのべてくれる。公園で順番を譲ったり、自分より小さい子が困っていたら「大丈夫?」と声をかけてくれたり。

宮古島は子供が多い島。兄弟が多く、親戚の集まりが多い。島の子供たちは他人でもいとこ同士のようにすぐに仲良くなる。

初対面の小さな子供にも優しく声をかけてくれる。

移住者の私たちの世界は狭いが、地元出身者の世界は広い。

ワガママ3歳児を救ってくれた島の子供たちは、優しく、おおらかで、心が広い。ワガママ3歳児にみつあみをしてくれる優しいお姉ちゃんたちを見て、こんな風に育ってほしいと心の底から思った。

今回は運がよかっただけ。救世主が現れなければ、ワガママ3歳児は公園で泣き叫び続けていたに違いない。

でも、こういう経験の一つ一つで、ワガママ3歳児の心は育つ。

救いの手を差しのべてくれる人には、迷わず子供をゆだねよう。

親がいくら言っても聞かなくても、第3者の言葉がワガママ3歳児の心を動かす瞬間がある。

ありがとう、島の救世主たち。

優しい小学生の女の子2人組に、ワガママ3歳児以上に私の心が救われた。

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