※三角点の立ち入り禁止が決まりました
宮古島の中でもトップクラスのインスタ映えスポットとして知られる伊良部島の三角点。
伊良部大橋が開通した2015年以降、SNSの拡散効果で急速に知名度が高まり、今では毎日のように多くの観光客が訪れています。
観光客には大人気ですが、地元の人たちは三角点の存在をあまり知りません。宮古島に来て5年の私も、どこにあるのかも知らず、行ったこともありませんでした。
1月のある日、初めて伊良部島の三角点に行ってみました。宮古島に移住して5年。高台から見下ろすエメラルドグリーンの絶景は、宮古島ナンバーワンと言ってもいいほどの美しさでした。
伊良部島の三角点への行き方、三角点の魅力を紹介します。
三角点への行き方
三角点は宮古島と伊良部大橋でつながる伊良部島の北海岸線沿いにあります。宮古島市街地からは車で約30分です。
伊良部大橋を渡って右折し、道なりに進みます。両側には樹木が並び、たまに右側に海が見える道です。進んでいくと道路の両サイドがお墓になります。そのまま道なりに下っていくと、かつお節加工品の直売所に突き当たります。
突き当たりを右折し、坂を下りきって海に出たら左折。まっすぐ漁港の道を進むと、公衆トイレに突き当たります。
公衆トイレに突き当ったら右折。すぐ先にあるガソリンスタンドの手前の道を左に入ります。
両脇が住宅の細い道を上ります。坂がどんどん急になります。反対車線の道路が滑り止め加工された赤茶色の道になります。左に急カーブしながらさらに坂を上ります。坂を一旦登りきったところで右手にAコープが見えます。
さらに坂を上ります。Aコープの建物から40mほど先を右折します。「白鳥崎」「伊良部島一周道路」と書かれた看板が目印です。
右手に団地を見ながら一周道路を進みます。団地を抜けると道の両側は樹木になります。アップダウンを繰り返しながら道なりに進みます。「白鳥崎」の看板から三角点までは2キロほどです。
三角点の手前はなだらかな左カーブになっています。最近は観光客が増えていて、路駐している車が数台止まっていることが多いです。目印は路面に青色でBIKEと書かれたマーク。伊良部島トライアスロン大会のバイクコースの折り返し地点を示すマークです。
三角点に着くまで「三角点」と書かれた案内表示はありません。BIKEマークの15メートルほど手前、右側に、三角点の入り口があります。
三角点の魅力
海抜70mの断崖絶壁にある三角点。伊良部島の北海岸を一望できます。視界の左には、断崖絶壁の入り組んだ海岸線が続きます。視界の正面はどこまでも続く青い海。漁船やシュノーケリングの船も見えます。
そして、おそるおそる断崖から真下をのぞくと、あまりの海の美しさに言葉が出なくなります。
宮古島に移住して5年。宮古島の海のことはだいたいわかった気になっていましたが、三角点の絶景は格別。眼下に広がるエメラルドグリーンの海は、どこまでも透き通っていて、サンゴの一つ一つまで鮮明に見えます。
私が初めて訪れたのは1月。宮古島の冬は曇りや雨の日が多いですが、冬の晴れの日の海は、夏にも匹敵するほど美しいです。夏ほど暑くないので、いつまでも美しい海を眺めていられます。
三角点には次から次へと観光客がやってきます。家族連れ、カップル、一眼レフカメラを持った単身女性。リゾートバイトで働いている女性たち。
あまりの美しさに感動し、断崖絶壁のロケーションにスリルを感じ、夢中になって写真を撮っていました。
もちろん私もその一人。スマホでこんなにも美しい写真が撮れるなんて。一切加工していない写真がここまで美しい場所が、日本に他にあるでしょうか。
宮古島に移住して5年。伊良部島の三角点は宮古島ナンバーワンと言える絶景でした。
危険を伴う
三角点は断崖絶壁の絶景スポットです。天気が悪い日は足元が滑りやすいので、行かない方が無難です。宮古島の海の見え方は、天気によって大きく左右されるので、曇りや雨の日に無理して三角点まで行っても、残念ながら美しい海には出会えません。
風が強い日も危険です。特に冬は北風が強く吹く日が多いので、注意が必要です。夜明け前、夕暮れ時も危険です。万が一に備え、2人以上で行くことをオススメします。三角点周辺には住宅や商店、ホテルなどは全くありません。もしもの時に、助けてくれる人がいないことを心がけましょう。
インスタグラムに三角点で撮影された危険な写真が投稿され、問題になったことがありました。地元では立ち入り禁止にした方がいいという声も出ています。同じ伊良部島の一周道路沿いにあるフナウサギパナタ展望台では、展望台の先にある断崖絶壁の絶景スポットが立ち入り禁止になっています。
まとめ
伊良部島の絶景スポット、三角点への行き方と魅力をまとめました。
宮古島に5年住んでいる私でも、あまりの美しさに感動した絶景スポット。宮古島トップクラスのインスタ映えスポットです。
今は誰でも入ることができますが、三角点でふざける人が出てきたり、危険な事故がおきたりすれば、立ち入り禁止になってしまうかもしれません。
三角点の絶景を未来に残すためにも、ルールを守って観光しましょう。