沖縄は5月・6月が梅雨ですが、宮古島では少し違います。
宮古島に住んでいる感覚からすると、宮古島の梅雨は4月下旬~6月上旬頃。沖縄本島より早く梅雨がきます。
宮古島の梅雨の特徴。5月・6月の天気・気温・服装をまとめました。
気象庁の発表はない
気象庁は関東、近畿など地区ごとに梅雨入り、梅雨明けを発表しています。
関東の平年値は、梅雨入りが6月8日、梅雨明けが7月21日。
沖縄の平年値は梅雨入りが5月9日、梅雨明けが6月23日。
過去5年はこんな感じです。
2018年 6月1日~6月23日
2019年 5月16日~7月10日
2020年 5月16日~6月12日
2021年 5月5日~7月2日
2022年 5月4日〜6月20日
宮古島や石垣島など、離島の梅雨入り発表はありません。
沖縄本島と宮古島は直線距離で300キロ離れています。東京と名古屋ほどの距離です。
300キロも離れているので、沖縄本島の梅雨入り梅雨明けがそのまま宮古島にあてはまるわけではありません。
住んでいる感覚からすると、宮古島の梅雨は沖縄本島より早くきます。
宮古島の梅雨入り・梅雨明け
沖縄の梅雨入りの平年値は5月8日ですが、宮古島はもう少し早く梅雨に入ります。
早い年には4月下旬、遅い年には5月上旬頃から梅雨のような天気になります。
5月中旬・下旬の宮古島は特に雨の日が多く、梅雨らしい天気になります。
梅雨明けも沖縄本島よりも早いです。沖縄本島の梅雨明けの平年値は6月23日ですが、宮古島は6月上旬には梅雨明けしています。
6月の宮古島は晴天の日が多いです。
過去の5月、6月の宮古島の天気です。
梅雨入りしても雨が降らないとしもあれば、雨続きの年もあります。
2020年5月の宮古島の天気
2020年6月の宮古島の天気
2021年5月の宮古島の天気
2021年6月の宮古島の天気
2021年の宮古島は空梅雨でした。数年に一度梅雨でもほとんど雨が降らない年があります。
2022年5月の宮古島の天気
2022年6月の宮古島の天気
2022年の宮古島は珍しく本格的な梅雨でした。1日100ミリの豪雨の日もあり、記録的な大雨の年でした。
過去の宮古島の天気はtenki.jpで確認できます。
梅雨でも雨が少ない
宮古島の天気はとても変わりやすいです。梅雨でも毎日雨が降るわけではありません。
梅雨時期でも真夏のような晴天の日もあります。
梅雨らしく何日も曇り空が続く時期も、雨は少ないです。朝から夜まで雨が降り続ける日はほとんどありません。
1日の中でめまぐるしく天気が変わります。晴れていたと思ったら10分後に雨が降りだすこともあります。
同じ宮古島で砂山ビーチは晴れているのに新城海岸はどしゃぶりなんてことも。
梅雨時期の宮古島は快晴の日は少ないものの、台風接近時に比べると降水量はかなり少ないです。
梅雨が一番暑い
体感として1年の中で宮古島が一番暑いのは梅雨の時期です。夏真っ盛りの7月、8月よりも暑いです。
梅雨入り前から宮古島では気温が30度近くまで上がります。7月、8月でも宮古島の最高気温は33度ほど。梅雨時期とそれほど変わりません。
気温に加え、暑さをもたらすのが湿度の高さ。梅雨時期の宮古島では湿度99%なんてことも普通にあります。
梅雨の宮古島は島全体が蒸し風呂状態。気温が高く、湿度が高く、風が吹かない。不快要素が3拍子揃っています。
体にまとわりつくようなしめった空気。じわじわ湧き出てくる汗。外から帰ってくるとすぐにシャワーを浴びたくなります。
梅雨入り前の4月はクーラーをつけずに耐えていても、5月入るとあまりに不快でクーラーなしではやっていけません。
梅雨時期はクーラーや除湿機が大活躍。洗濯物もなかなか乾かないので、密室に洗濯物を干して除湿機の衣類乾燥機能でなんとか乾かしています。
梅雨明け後も湿度が高いですが、夏以降の宮古島は台風が接近するたびに気温が下がり、季節が進んで行きます。
宮古島の暑さのピークは梅雨時期の5月、梅雨明け直後の6月です。
5月・6月の服装
梅雨前後の5月、6月の宮古島旅行。服装は真夏の旅行と同じで大丈夫です。長袖はありえません。半袖です。
屋外では衣服に触れている肌の全ての毛穴から汗がじわじわと噴き出てきます。
湿度が高いので、汗はだらだらとは出てくれません。じっとり、ねっとり、ゆっくり、じわじわと汗をかき続けます。
とにかく不快。半袖以外はありえません。半袖で通気性のよい服装をオススメします。
宮古島の梅雨は、昼も夜も暑くて不快。パジャマも半袖半ズボンで大丈夫です。
天気の急変に注意
宮古島はとにかく天気予報があたらない島です。
大海原の中にポツンとある離島なので仕方ないですが、天気予報は全くといっていいほど信用できません。
晴れ予報なのに雨だったり、雨予報なのに晴れたりすることは普通にあります。
1日の中で、晴れ、曇り、雨、雷、晴れ、と天気がめまぐるしく変わることも多いです。
梅雨時期は晴れでも雨でも雷でも、暑くて不快なことに変わりはありません。どんな天気でも通気性の良い半袖がベスト。
梅雨時期に宮古島に旅行するなら、変わりやすい島の天気を楽しむぐらいの気持ちでいる方が、気が楽です。
移住者としては、梅雨は本当に気持ちが滅入る時期。1年のうちで一番暑く、不快。早く梅雨明けしてほしいと毎日願っています。
旅行するなら梅雨前後
宮古島に旅行するなら梅雨入り前、梅雨入り後の時期がおすすめ。
梅雨入り前の4月上旬、中旬は晴れの日が多いです。宮古島では4月上旬に毎年海開きが行われます。海開きの日は毎年必ず晴れます。
この時期は夏のような通り雨はありますが、梅雨の不快感は全くありません。最高気温は25度前後。真夏に比べると気温が低く快適です。海の美しさは、真夏に全く劣ることはありません。
梅雨明け後の6月中旬、下旬も雨が少なく旅行にオススメ。梅雨明け直後のこの時期は晴天率がとても高いです。
宮古島で台風のリスクが高いのは7月~9月。6月の宮古島旅行なら台風の心配もありません。トップシーズンからも外れて旅行代金が安いのも嬉しいポイントです。
ツアーが割安
宮古島旅行は、飛行機とホテルがセットになったツアーが割安です。
移住前の私は飛行機とホテルを別々に予約していました。移住後、宮古島旅行の主流がツアー旅行だと知りました。
ツアー旅行は、飛行機とホテルを別々に予約するよりも安いです。
J-TRIP
宮古島ツアー旅行の王道はJAL便とホテルがセットになった「J-TRIP」のツアー。
JALの羽田―宮古直行便は早朝発、深夜着なので宮古島での時間を有効に使えます。
JALは那覇―宮古の便数が多く、乗り継ぎ便の選択肢が多いのも嬉しいポイントです。
スカイツアーズ
ANAに特化したツアー旅行「スカイツアーズ」。
宮古島はANAの直行便が充実しています。2015年以降、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港からの直行便が次々就航しています。
人気の直行便は早めの予約がおすすめです。
HIS
安さが売りのHIS。宮古島旅行の特設サイトを開設し宮古島ツアーに力を入れています。
HISなら行きはJAL、帰りはANAなど、複数の航空会社を使えます。宮古島のメジャーなホテルはほぼ取り扱っています。
まとめ
宮古島の梅雨入り、梅雨明けの時期。梅雨の気候、服装についてまとめました。
宮古島の梅雨は4月下旬から6月上旬まで。梅雨は1年で最も暑く不快な時期です。
宮古島に旅行するなら梅雨入り前の4月上旬・中旬、梅雨明け後の6月中旬・下旬がオススメです。
宮古島への旅行を考えている皆様の参考になれば幸いです。