サバウツガー立ち入り禁止|消えゆく宮古島・伊良部島の絶景

伊良部島の絶景スポットサバウツガーが立ち入り禁止になりました。

サバウツガーは海水浴の穴場スポットで、最近シュノーケリングを楽しむ人が増えていました。

がけ崩れで海に降りる階段が壊れ、危険なので立ち入り禁止になりました

サバウツガーとは


「ガー」は宮古島の方言で「井戸」のこと

サバウツガーは「サバ沖井戸」と表記されます。

サバウツガーがある伊良部島の佐良浜地域に水道がなかった時代、島の人たちはサバウツガーで生活用水をくんでいました。

サバウツガーの井戸は崖下にあります。

井戸の水をくむのは女性たちで、130段の階段を上り下りしていました。


サバウツガーの階段は崖の岩を削って作られています。

階段が作られたのは300年以上前。当時の人たちのエネルギーを感じる史跡です。

絶景スポット

サバウツガーは歴史的に価値がある「史跡」で佐良浜の人たちの大切な場所ですが、あまりに絶景なので観光客の穴場スポットになりました。

伊良部大橋が開通して伊良部島に観光客が急増しSNSで「サバウツガー」の発信が拡散されました。

元々は観光客が訪れない、地元の一部の人が知っている場所でしたが、多くの観光客が訪れるようになりました。

サバウツガーは崖上からの眺めが絶景。

崖下まで70メートルの高さがあり、スケール感は抜群。

宮古島の海は前浜ビーチや砂山ビーチなど、真っ白な砂浜の海岸線が続くビーチが有名ですが、サバウツガーは海岸線のダイナミックな地形を体感できる絶景スポット。

伊良部島に行くならぜひ行きたい場所です。

井戸までの階段を降りるだけでもアトラクション感覚で楽しめます。


崖に沿うように作られた階段を1段降りるごとに海の見え方が変わります。

海の青さ、透明度は抜群で、崖に打ち寄せる波音が五感を刺激します。

階段の上り下りは大変ですが、井戸で水を汲んでいた当時のことを思い浮かべながら、歴史ロマンを感じて絶景を楽しめるスポットです。

崖下の井戸の周辺は漂着ゴミだらけ。

宮古島、伊良部島の北側の海岸には漂着ゴミが多く、特に冬は漂着ゴミで溢れます。

サバウツガーは観光スポットとして整備されているわけではないので、漂着ゴミはたまり続けています。

海水浴・シュノーケリング


サバウツガーには観光客が増えていますが、同じ伊良部島の17END、三角点、イグアナ岩に比べればまだまだ穴場スポット。

「人が少ない海で海水浴を楽しみたい」と泳いだりシュノーケリングをしたりしている人もいます。

トイレ、シャワーがなく、魚もいないので海水浴やシュノーケリングはおすすめできません。

沖は潮の流れが早く危険です。

たまに観光客が流される水難事故が発生します。

サバウツガーでの水難事故は完全に自己責任。

泳いでいる人はほとんどいないので、流されても誰も気づいてくれません。

誰かが消防や海保に通報してくれれば助かりますが、1人で泳いでいて流されたら終わりです。

サバウツガーから崖下を北側に進んだところにシュノーケリングの大人気スポット「青の洞窟」があります。

泳力がある人なら「青の洞窟」まで泳いで行けなくもないですが、絶対におすすめしません。

サバウツガー近くの海は起伏が激しく、急に深くなっていたり、海底がとがっていたりして、初心者には危険です。

「青の洞窟」に行くならシュノーケリングツアー参加は必須。安全に神秘の世界を体感できます。

宮古島の海でシュノーケリング・ダイビングをするならツアーの利用を推奨します。ツアーには必ずガイドが同行するので安全です。「アソビュー」「アクティビティジャパン」」などツアー予約サイトの口コミが参考になります。
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サバウツガー立ち入り禁止


サバウツガーは階段のがけ崩れによって立ち入り禁止になっています。

2020年の台風でがけが崩れ階段の一部に土砂が覆いかぶさり危険な状態です。

台風のあと、階段の入り口が閉鎖されました。

階段の復旧作業は全く行われていません。

階段への進入路が立ち入り禁止になっています。

とはいえ、入口がロープで規制されているだけなのでロープをまたげば普通に入れる状態です。

ロープをまたいで中に入り海水浴を楽しむ観光客もいます。

誰かが外したのか、ロープがかかっていない日もあります。

サバウツガーを訪れる人たちのほとんどは立ち入り禁止を知らないようで8割方は諦めて帰っていきますが、ロープをまたいで階段を下りている人も一部います。

階段は壊れていますが、下まで降りられないわけではありません。

立ち入り禁止は階段が復旧するまでは続きそうですが、復旧工事をするという話は全くないのでしばらくは立ち入り禁止が続きそうです。

消えゆく伊良部島の絶景


伊良部島の絶景スポットは次々に立ち入り禁止になっています。


下地島空港17ENDは2019年に車両通行止めになりました。

車両通行止め後は歩いての観光が定着。駐車場に車が入りきらず常に路上駐車の列ができています。

最近はパーラーや電動キックボードレンタルが乱立し無法地帯化しています。


断崖絶壁の絶景スポット、三角点、イグアナ岩は2021年に立ち入り禁止になりました。

一歩足を踏み外せば崖下に転落するスリル満点の三角点、イグアナ岩。写真撮影で危険行為をする観光客が散見されました。

サバウツガー、17END、三角点、イグアナ岩は観光スポットとして整備された場所ではありません。

井戸、空港の外周道路、崖上の開けた場所。

伊良部大橋開通まで観光客に見向きもされなかった場所に人が増え、次々に閉鎖されています。

17END、三角点、イグアナ岩は人が増えすぎて危険なため立ち入り禁止になりました。

サバウツガー立ち入り禁止の理由はがけ崩れですが、仮にがけ崩れが復旧しても「観光客お断り」になる可能性はあります。

宮古島、伊良部島の自然は誰のものでもありませんが、史跡は地域の人たちの大切な場所です。

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サバウツガーを安全に楽しもう


宮古島に移住して5年。変わりゆく島の風景を見て来ました。

特に伊良部島は橋の開通後環境が激変しています。

絶景スポットが次々に立ち入り禁止になるのは残念ですが、観光客が増えてしまった以上仕方ありません。

事故が起きてからの閉鎖では手遅れです。

サバウツガーは階段が立ち入り禁止になっていますが、崖上からの景色は安全に眺められます。

サバウツガーも三角点やイグアナ岩と同じように断崖絶壁ですが、落下防止の柵が整備され、東屋(ベンチがある休憩場所)もあります。

崖上からの眺めだけでも十分楽しめるスポットです。

サバウツガーのスケール感のある景色を眺めて深呼吸すれば、きっと心は満たされます。

駐車場は5台分ぐらいあります。

ルールを守って気持ちよく観光しましょう。

まとめ

サバウツガーは台風によるがけ崩れで階段が立ち入り禁止になりました。

復旧する話はないので、しばらくは立ち入り禁止が続きそうです。

崖上からは安全に海を眺められます。絶景を目に焼き付けながら、島の歴史ロマンを感じられるスポットです。

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