スローライフにはほど遠い宮古島暮らしのすばらしさ

12月になっても気温が下がらない今年の宮古島。日中はまだまだ半袖。最高気温が27度を超える日もあります。

天気はきまぐれ。夏は急な入道雲の発生でゲリラ豪雨のような雨になることがありますが、今年は冬もめまぐるしく天気が変わる日があります。

天気予報は雨なのに、朝起きてみると雲ひとつない快晴。洗濯物を干していたら午後から急に雨が降り出すなんてこともあります。

そんな日は、島の人たちのように心を落ち着けて。目先のことに振り回されず、どっしりと構える。少し洗濯物が濡れたぐらい、なんてことない。それぐらいの心構えがこの島での暮らしにはちょうどいいです。

ある平日。早めに保育園に子供を迎えに行き、海空すこやか公園へ。解放感がある芝生の広い公園。雨上がりで遊具は少し濡れている。芝も濡れていて、尻もちをついたらお尻が汚れるような状態。それでも島の子供たちはお構いなしに元気に遊びます。

宮古島に移住したからといってスローライフとは程遠い日々。働き盛りの子育て世代なので、毎日慌ただしいですが、公園にいる時は、島暮らしのありがたさを感じられます。

ゆずりあうこと、小さい子供に手を貸すことが自然できる子供たち。親は子供同士の関わりを、他の保護者に過度に気を使うことなく見守ります。人と人の距離が近い宮古島ならではの光景。親は他人の子にも優しく声をかけ、手を貸してくれます。

親のぎすぎすした感じが全くないので、どの子供はのびのび遊んでいます。

宮古島移住5年。慌ただしい日々の中で最近感じるのは「宮古島に住んでいる」と言う感覚ではなく「宮古島が近くなった」という感覚。

慌ただしい普段の暮らしの中では南国の島暮らしを感じることはできませんが、公園に来るたびに「ここは宮古島だ」と実感できます。片道4時間かけて宮古島に来ていた移住前の事を考えれば、家から車で5分で宮古島を実感できるのですから、宮古島はとても近くなりました。

移住前に思い描いていたスローライフとはほど遠い暮らし。「宮古島に移住した」と考えると、理想と現実のギャップに戸惑う部分もありますが、「宮古島が近くなった」と考えることで、気持ちが楽になりました。

一週間に1回でも、宮古島に住んでいることを実感できる場所があるのはありがたいことです。

遊具に飽き、海に行きたいと言い出す娘。公園から5分車を走らせれば、夕日スポットのトゥリバーサンセットビーチ。

ゆっくりと沈みゆく夕日を眺めながら、心を静めて深呼吸。この島で生活出来ていることのありがたさをかみしめながら島の空気を胸一杯に吸い込みます。

娘は絶景の夕日には目をくれることもなく、ひたすら砂遊び。公園の砂場の何百倍もある広い砂浜で砂を運んだり投げたりして遊んでいます。

12月になってもまだまだ日が長い宮古島。夏に比べれば日没時刻は早くなっていますが、午後6時を過ぎても明るいです。

午後4時半に子供を保育園で迎えても、公園に行って、海で夕日を眺める時間があるのは、日の長い宮古島だからこそできること。

夕日にバイバイして、車を5分走らせれば家。明るいうちに帰ってくることができるのはありがたいことです。

帰宅後は、いつものように夕食を食べさせ、お風呂に入れ、翌日の準備をし、洗濯、洗い物、寝かしつけ。慌ただしい現実が襲ってきます。

それでも、この島で暮らしていることを実感できる時間と場所があることは、島暮らしの大きな心の支えです。