宮古島の保育園は本土と何が違うの?

沖縄の離島、宮古島に移住して5年。子供は宮古島の保育園に通い始めてもうすぐ2年になります。

子育て世代の移住者が気になるのは、宮古島の保育園の環境。本土とは文化も風習も違う宮古島。宮古島の保育園事情を移住者目線でまとめてみました。

4歳児までが保育園

宮古島には公立保育所8ヶ所、私立保育園18ヶ所、認定こども園3ヶ所、認可外保育園4ヶ所があります。このほかに小規模保育施設7ヶ所、家庭的保育施設3ヶ所があります。

全国的には0歳児~2歳児までが保育園、3歳児~5歳児までが幼稚園というのが一般的ですが、宮古島では0歳児~4歳児までが保育園、5歳児が幼稚園です。

宮古島の小学校には、必ず幼稚園が併設されています。幼稚園は小学校入学のための準備期間という感覚。小学1年生のクラスメートのほとんどは、同じ幼稚園に通っていた子供です。宮古島では小学校の運動会には幼稚園の子供たちも午前中だけ参加します。

5歳児になっても、私立の認定子供園や私立幼稚園・保育園に通う子供も一部いますが、大半は自分が進学する小学校に併設の幼稚園に進学します。

南小学校に進学する場合、南幼稚園。東小学校の場合、東幼稚園という感じです。

0歳児で子供を保育園に預けた場合、0歳児~4歳児まで、5年間子供は保育園で保育され、1年間幼稚園に通って小学校に進学することになります。

保育料金

共働きでフルタイムで働いている私たち夫婦の保育料は毎月35,000円。宮古島は給料水準が非常に低い島ですが、だからといって保育料金が安いわけではありません。

高額ではありませんが、父母会費や園服代、おどうぐばこ代などもかかります。給食費は保育料に含まれています。

保育園の環境

保育園の環境は園によって様々。子供を保育園に通わせていると、他の保育園の噂も耳に入ってきます。極端に保育環境がひどい保育園の噂は聞きませんが、園長の考え方が偏っているとか、保育士が疲弊しているとか、不衛生だとか、そういう噂はよく聞きます。

保育士の数や保育のタイムスケジュールなどのルールは本土と変わりません。

・0歳児は子供3人につき保育士1人
・1、2歳児は子供6人につき保育士1人
・2歳児は子供12人につき保育士1人
・3歳児以上は子供も30人につき保育士1人です。

午前中は朝の会、散歩や園内での活動、給食。昼寝を挟んで午後は園庭や園内でしています。

給食

宮古島と本土では食文化が違うので、最初のうちは給食のメニューに驚きました。

ゴーヤチャンプルが出たり、1週間に1回は宮古そばが出たり。子供たちは苦いゴーヤも頑張って食べます。

もちろん、ハンバーグ、からあげ、カレーなどの定番メニューもよく出てきます。

給食に特に不満はありません。公立保育所も私立保育園も施設内に厨房があり、出来たての給食が提供されます。

施設の充実度

園庭が広い園もあれば、狭い園もあります。伊良部島の保育所など、小学校の校庭ぐらい広い園庭があるところもあります。市街地にある保育園だと、砂場+αぐらいしか園庭がない園もあります。

宮古島の夏は暑すぎて外での活動ができないので、夏は園庭では短時間しか遊べません。園周辺のお散歩も、冬になれば長時間出かけられますが、夏は遠出すると暑くて危険なので、お散歩がない日が多いです。

運動会、おゆうぎ会

四季の変化に合わせて保育園の行事もあります。沖縄の離島宮古島だからと言って、行事が本土の保育園と大きく異なることはありません。

2月の節分には豆まきをしますし、3月のひなまつりには、おだいりさまとお姫様を作ります。7月の七夕では笹の葉と短冊が登場します。

運動会もおゆうぎ会もあります。

運動会は公園や園庭で行う場合が多いです。最近では宮古空港近くにできたドーム施設を利用する園もあります。人工芝で冷房完備のドームは快適。移住者からすれば、「こんな贅沢な施設で」運動会をするのかと驚くばかり。保護者には好評です。

宮古島の運動会には、祖父母の競技があるのが特徴。宮古島では子供の行事には親戚が揃って参加します。孫の運動会の応援に来たおじいちゃん、おばあちゃんのための競技もプログラムに入っています。小学校の運動会では親子3世代リレーが行われることが多いです。

おゆうぎ会で披露する演目も、宮古島だからと言って本土と大きな違いはありません。動揺やその年のヒット曲に合わせて踊ります。

沖縄らしい演目と言えば、太鼓をたたきながら踊る、沖縄の伝統芸能「エイサー」ぐらい。運動会やおゆうぎ会で4歳児が披露することが多いです。

普段の保育の時間でも、秋には秋の歌、冬には冬の歌を歌っています。保育園から帰ってきた子供が「さざんかさざんか咲いた道」と歌っているのを聞いて、「宮古島にさざんかはないけどね」と心の中でつぶやくことはあります。

宮古島の子供たちはさざんかが何なのかもわからず嬉しそうに「さざんかさざんか咲いた道」と歌っています。

移住者の数

移住者の保育士は結構多いです。多い園では保育士の半数は移住者というところもあります。

園に通っている子供たちも1割~2割は移住者。旦那が宮古島出身で、妻が宮古島に嫁いだ「宮古嫁」のパターンも2割ぐらいいます。

多数派はもちろん地元出身者。園では宮古島独特のイントネーションの言葉が飛び交います。移住者のうちの子も「おいよ」「なにかよ」と言うようになっています。

洋服がピチピチで入らない時は「狭い」と言います。これも宮古島独特の言い回しです。最初は「え?何が狭いの?」「どの部分が狭いの?」と戸惑いました。

まとめ

移住者で共働きの私たち。保育園に子供を預けられるのは本当にありがたいです。本土の保育園に子供を預けたことはないので、正確な比較はできませんが、宮古島の保育園に不満はほとんどありません。

宮古島は島全体に「子供が主役」という雰囲気があり、子育て環境はすばらしいです。人と人との距離が近いので、園の同級生の親とも自然と親しくなります。移住者の私たちは、保育園のおかげで親の人脈も広げることができました。

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