宮古島の産婦人科事情~宮古病院と奥平産婦人科医院~

宮古島には「宮古病院」と「奥平産婦人科医院」の2つの産婦人科があります。

宮古病院は県立病院。奥平産婦人科医院は個人経営の病院。宮古島で子供を出産する場合、どちらかの産婦人科に通い、出産することになります。

移住者の私たち夫婦は、島の病院で子供を産むことに不安もありましたが、大きなトラブルなく、出産することができました。

宮古島の産婦人科事情、宮古病院と奥平産婦人科医院の違いをまとめました。

産婦人科は2択

宮古島に産婦人科は2ヶ所しかありません。妊娠4カ月頃になると、婦人科から紹介状をもらい、宮古病院、奥平産婦人科医院のどちらかに通院することになります。

妊婦は月に2回産婦人科に通い、血液検査、超音波検査、赤ちゃんの体重測定などを行います。

病院は2ヶ所とも宮古島市役所がある市街地エリアにあります。市街地エリア周辺に住めば、病院までは車で10分以内には到着します。

宮古島の中でも伊良部島や城辺など、郡部に住んでいる人たちは、病院まで車で30分ほどかかる場合があります。

伊良部大橋がかかる前、伊良部島の人たちは出産のために船に乗って宮古島に来なくてはなりませんでした。お産が急に進み、船の中で生まれた命もあると聞きます。

宮古島でもかなり少数派ですが、自宅出産をする人もいます。自宅出産の場合、助産師を家に呼んで出産することになります。

宮古島移住者は実家に里帰りして子供を出産する場合が多く、宮古島の病院で出産する移住者は少数派です。

宮古島出身で本土に暮らしている人たちは、宮古島に里帰りし、島の産婦人科で出産するパターンが多いです。

宮古病院にはNICU(新生児集中治療室)があり、よほどのことがない限り、妊婦が島外の病院に搬送されることはありません。離島だから出産費用が高いということもありません。

宮古病院

宮古病院は県立の総合病院です。産婦人科の医師は、常勤の産婦人科医3人と、非常勤でサポートに入る奥平産婦人科の産婦人科医1人の4人体制です。常勤の医師は転勤で宮古島に来ているので、何年かに一度入れ替わります。

宮古病院は2014年頃に立て替えられたばかりで、建物はとてもきれいです。産婦人科の外来受付は2階、分娩室や病室は3階にあります。3階の産婦人科エリアの入り口は施錠されていてセキュリティーはしっかりしています。

出産に立ち会えるのは妊婦の夫と妊婦の母のうち、どちらか1人だけ。分娩室での動画撮影はできません。産後の面会時間は午後3時から8時までと制限されています。

宮古島で唯一帝王切開ができる病院です。奥平産婦人科に通っている妊婦も、帝王切開が必要と判断された場合、宮古病院で出産することになります。

NICU(新生児集中治療室)も宮古病院にしかありません。リスクの高い出産や、低体重児の出産は、宮古病院でしかできない場合があります。

宮古病院では年間500人ほどのあかちゃんが生まれます。平均すると毎日1人以上のあかちゃんが生まれていることになります。

奥平産婦人科医院

奥平産婦人科医院は昭和16年に開業した個人経営の産婦人科病院です。宮古島には以前、奥平産婦人科以外にも個人経営の産婦人科医院がいくつかありましたが、現在も続いているのは奥平産婦人科だけです。

2017年に新しい建物が完成し、施設はとてもきれいです。2階建てで、1階に受付と待合室、診療室。2階に分娩室、病室があります。

院長は30代ぐらいの男性産婦人科医、奥平忠寛さん。産婦人科医は、院長と院長の父の2人体制です。

建物の新築に合わせて4Dのエコーも導入され、生まれる前のあかちゃんの姿をより鮮明に見ることができるようになりました。

出産の立ち会いに制限はありません。昔ながらの産婦人科という感じで、立ち会い制限は緩く、家族以外が立ち会ったという話も聞きます。分娩室でもタイミングをわきまえれば動画が撮影できます。

産後の面会に時間制限はありません。病室に夫が一緒に泊まることもあるようです。夜間は施錠されるので出入りできません。

奥平産婦人科は料理が豪華な病院として知られています。出産した日の夕食は特に豪華で、イセエビや寿司が出るという噂です。妊婦が食べきれないほど豪華で、夫や家族が食べることも多いとか。

奥平産婦人科では開院から70年間で2万5000人以上のあかちゃんが生まれました。平均すると1日1人は生まれていることになります。

まとめ

宮古島には、宮古病院、奥平産婦人科医院の2つの産婦人科があります。どちらも歴史があり、地元の人たちから信頼されている病院です。

移住者の私たちは宮古島で子供を産むことに不安もありましたが、大きなトラブルなく、出産することができました。医師、助産師、看護師の方々には感謝の気持ちしかありません。

宮古島は子供が主役の島で、その出発点が産婦人科です。生まれたばかりのあかちゃんを見に、大勢の家族や親戚が産婦人科にやってくる光景は、喜びに満ちています。

宮古病院、奥平産婦人科医院とも、ホームページが充実しています。宮古島での出産を考えている方は、まずは両病院のホームページをご覧になることをオススメします。

宮古病院産婦人科のホームページへ
奥平産婦人科医院のホームページへ

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