宮古島移住5年のshimagurashiです。
宮古島のホテルに子連れで泊まった私の体験談と島内の評判をもとに、子連れ旅行者におすすめのホテルをまとめました。
宮古島東急ホテル&リゾーツ
断トツのイチオシホテルは、宮古島東急ホテル&リゾーツ。
東洋一美しいと言われる「与那覇前浜」の目の前に建つ、ロケーション抜群のビーチリゾートホテルです。
ホテルの目の前には、真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの砂浜が7キロ続きます。
全室オーシャンビュー。実際に子連れで宿泊してみると快適すぎました。
宮古島東急ホテル&リゾーツは創業35年。宮古島で最も歴史があるリゾートホテルです。
敷地がとても広く、空間の作り方に余裕があります。ホテルへ向かうアプローチは木々がきれいに手入れされとてもきれいです。
駐車場にもゆとりがあります。最近、宮古島には次々と新しいリゾートホテルが開業しています。建物は立派でも、駐車場は雑然としていてアスファルトすらされていないホテルもあります。
駐車場が広々していると、子供たちも安心です。エントランスが広いので、玄関前にレンタカーを止めて、子供たちと荷物を先に下ろして親が駐車場に車を止めに行けます。
チェックインは午後2時~。子連れの宮古島旅行だと、宮古島に着いた初日はホテルでのんびりしたいところ。チェックイン時刻が早いのは子連れにありがたいポイントです。
宮古空港から1時間に1本無料の送迎バスが運行されています。下地島空港からは高速バスで30分です。
エントランスに着くとホテルマンが荷物を台車に乗せて運んでくれます。ようやくホテルに着いたという安心感と共に、リゾート空間が心をときめかせてくれます。
ロビーは広く、清潔感があります。
実際に子連れで宮古島のホテルに宿泊してみて思うのは、空間のゆとりがいかに大切かということ。
どんな一流ホテルでも、フロントが狭ければ、心はリラックスできません。子連れならなおさらです。
ロビーが広いと、お父さんがチェックインをしている間に、お母さんと子供たちはソファでくつろぐことができます。
宮古島東急ホテル&リゾーツのロビーには、新聞や雑誌はもちろん、絵本も揃っています。細かいところにまで、子連れ宿泊者への配慮が行き届いています。
ロビーにはドリンクのサーバーがあり、宿泊者は無料で飲めます。私が宿泊した日はシークワーサージュースでした。
ジュースのおもてなしがあるだけで子供たちは大興奮。ホテルスタッフが笑顔でジュースを入れてくれました。
ホテルマンに荷物を運んでもらい、お部屋へ。広くて開放感がある廊下を子供たちはワクワクしながら進んで行きます。
今回は1歳、4歳の2人の子供を連れて泊まりました。
さすが、子連れ旅行に人気の宮古島東急ホテル&リゾーツ。ホテル内では子供連れの宿泊者をたくさん見かけました。
抱っこひもに入った赤ちゃんもいれば、幼稚園、小学生ぐらいの子供もいます。
宿泊者に子供が多いことは、子連れで泊まる上で重要なポイント。どんなにホテルの質が高くても、他に子連れの宿泊者がいなければ、肩身の狭さを感じざるを得ません。子連れの宿泊者が多ければ、無駄な気を使わずに快適にホテルでの時間を過ごせます。
エレベーターで4階へ。
エレベーターの天井はキラキラ光る鏡。子供たちは鏡に自分の姿が映るだけ大興奮。「映ってる~」と大喜びの子供の姿を見るだけで「来てよかった」と思えます。
お部屋
お部屋は落ち着いた雰囲気で清潔感があります。普段子育てに奮闘しているとシーツがピシッと整えられたベッドや、美しい洗面台を見るだけで気持ちがほぐれていきます。
ベッドは大人2人、子供2人が余裕で寝れる大きさ。枕は硬いタイプ、やわらかいタイプの2種類が用意されています。
窓際には簡易ベッドにもなりそうなソファと1人がけのイスが2つ。ベランダの外には宮古ブルーの海が一望できます。
上層階ほど海はきれいに見えますが、4階でも十分きれいです。階数が低い分、海を間近に感じられます。
宮古島東急ホテル&リゾーツは1階がロビーやレストラン、2階は従業員のスペース、3階より上が客室になっています。
3階でもギリギリ海は見えます。4階からはバッチリオーシャンビュー。新館の最上階、9階のお部屋からは与那覇前浜と来間島が一望できます。
【4階・9階からの眺め】
宿泊予約では低層階、高層階を選べます。
お風呂の水圧もバッチリ。洗面台にはオリジナルブランドのシャンプー、リンス―、ボディソープが揃います。
特に感動したのは、お部屋にコーヒーメーカーがあること。家事、育児に振り回される毎日だと、ゆっくりとコーヒーを飲める時間もありません。
宮古島への子連れ旅行は、ホテルに着くまでだけでも一大イベント。一息ついて飲むコーヒーは至福の一杯です。
子供用のスリッパや空気清浄機など、子連れに嬉しいアミニティも揃っています。
ロケーション
宮古島東急ホテル&リゾーツの最大の魅力はロケーション。
ホテルの目の前に広がる与那覇前浜ビーチは圧倒的な美しさです。
世界最大の口コミサイトトリップアドバイザーの日本のベストビーチランキング1位常連。
真っ白な砂のきめ細かさ、エメラルドグリーンの海の色。海水の透明度。与那覇前浜ビーチのポテンシャルは計り知れません。
遠浅の海なので、子供を泳がせるのも安心です。
宮古島東急ホテル&リゾーツは与那覇前浜と遊歩道でつながる唯一のホテル。今後、宮古島のどの場所にホテルが建ったとしても、宮古島東急ホテル&リゾーツ以上の立地条件はあり得ません。
子連れの宮古島旅行だと、1日ぐらいはホテルでのんびりしたいところ。宮古島東急ホテル&リゾーツなら、ホテルとその周辺だけで1日ぐらいは余裕で過ごせます。
ホテルの中庭から遊歩道を通ってビーチへ。
子供たちは美しい海に大興奮。箱メガネで透明度が高い海の中を覗き込んだり、水着で海水浴を楽しんだり。浮輪でぷかぷか浮いたり。
ホテルの前の海は遊泳エリアが区切られ、ライフセイバーがいるので、子連れでも安心して海遊びを楽しめます。
お砂場セットも無料で貸し出してくれます。海でのお砂遊びは子供の想像力を育んでくれます。
バケツを持って、自分で波打ち際まで水を汲みに生き、波のタイミングを見計らって海水を汲む。海水と砂とお砂場セットでおままごとをする。わが子は何度も水を汲みに行って楽しんでいました。
目の前に海があることでお砂遊びの幅が広がります。都会の公園では絶対にできない体験です。
与那覇前浜は宮古島有数の夕日スポット。サンセットも美しいです。
キッズスペース
子連れに大人気の宮古島東急ホテル&リゾーツ。地下にはキッズルームもあります。
地下というと窓のない空間のイメージがありますが、中庭と外階段でつながる地下には太陽光が差し込み、とても明るいです。
キッズスペースにはすべり台、つみき、ボールプール、絵本が揃っています。
対象年齢は0歳~5歳まで。9時~19時まで利用できます。
都会の子供の遊び場は、遊具は充実していますが、人がいっぱいでゴミゴミしています。
宮古島東急ホテル&リゾーツのキッズスペースは遊び道具は限られていますが、小さな空間で子供たちは安心して遊べます。
日中、子連れ旅行者の多くは海水浴や島内観光に出かけているので、キッズスペースは穴場。大人は「宮古島に来てまでキッズスペースに行かなくてもいいのに」と考えがちですが、子供にとっては旅先で安心して遊べるキッズスペースでの時間が、一番楽しい経験だったりします。
旅行日程にゆとりがあるなら、1日はホテルの目の前のビーチやキッズスペースでのんびり過ごすのもありです。
旅先の解放感からか、他の子の親とも自然に会話が生まれ、打ち解けて行きます。
「何歳ですか?」「どこから来たんですか?」から会話がはじまり「野菜を食べてくれないんです」などのグチやちょっとした悩み相談まで。ママ友のしがらみにとらわれることなく、リラックスしてわが子を見守れます。
旅行最終日、飛行機の出発まで子供をキッズスペースで遊ばせるのもありです。たくさん遊ばせて、飛行機で寝てくれればベストです。
食事
宮古島東急ホテル&リゾーツには洋食「ニライカナイ」、和食「やえびし」の2つのレストランがあります。
宮古島旅行では夕食は島内の飲食店や居酒屋を利用するのもアリですが、子連れだと朝食はホテルのレストランが楽です。
私は「ニライカナイ」の朝食を利用しました。2020年にリニューアルオープンしていて、とてもきれいな空間でした。
ビュッフェ形式の朝食は、オムレツやソーセージ、ハム、菓子パン、フルーツなど、子供が好きな食べ物も揃っています。
グアバジュース、マンゴージュースなどジュース類も充実。
子供用のプレートやスプーン、フォーク、ストロー、子供用のイスなど、子連れ客への配慮はバッチリです。
テーブルからは窓ガラス越しに美しい中庭と、海が見えます。天井が高く、開放感があります。
壁には大きなスクリーンがあり、宮古島の水中映像が流れています。カラフルなサンゴ礁や小魚の群れ、ウミガメの映像に、子供たちは大興奮。
おなかを満たしたあとは、子供たちは映像にくぎづけ。子供が映像を見てくれるおかげで、親もゆっくりと朝食を楽しめました。
「ニライカナイ」の名物はシェフがその場で焼いてくれるオムレツ。ハム、青ネギ、チーズなど、その場で選んだ具材を入れて焼いてくれます。ふんわりとろとろで、とてもおいしかったです。
テラス席もあります。
テーブルの配置にもゆとりがあり、隣の座席を気にすることなくのんびり食事を楽しめました。
子連れ客の大半はホテルで朝食をとるようで、レストランには子供たちがたくさんいました。
周りにも子供がたくさんいるので、食事中も気疲れすることがありません。
充実の施設
宮古島東急ホテル&リゾーツには子連れに便利な施設がいくつもあります。
シャワールーム、洗濯機、乾燥機、水着脱水機があるので、連日の海遊びにも対応できます。
お土産屋と売店があり、子供用のシュノーケルや、子供用の熱さまシートも販売しています。
建物が広いので、館内を探検するだけでも楽しめます。屋上からは与那覇前浜を一望できます。
4歳の我が子は滞在2日目にはお部屋の場所を覚え、レストランからお部屋まで案内してくれました。
広い廊下を「こっちだよ」とワクワクして小走りする子供の姿を見るだけも心が癒されます。
夜はホテルのエントランスがイルミネーションで彩られます。子供は「ぴかぴか~」と喜んでくれました。
ホテルマン
宮古島東急ホテル&リゾーツのすばらしさは、ホテルマンの質の高さ。
宮古島のホテル業界は人手不足が深刻。次々に開業するリゾートホテルの数に、ホテルで働く人の数が追い付いていません。
新しく開業するリゾートホテルではホテル未経験者がスタッフに入っていることも散見されます。1泊10万円の高級ホテルの受付に、ホテル業界未経験の新人がいたりします。
宮古島東急ホテル&リゾーツのホテルマンは、ベテラン・中堅が中心。新人はほとんどいません。
ベテラン・中堅のホテルマンのサービスには安定感があります。細かいところまで目が行き届くので、子連れ旅行者にはとてもありがたいです。
帰り際、チェックアウトの際に、ホテルマンが「お子さん2人いらっしゃいましたよね」と言ってシールを2枚くれました。
シールをもらうだけでも子供の心は満たされます。帰路の長旅にも希望が持てます。
ロビーのドリンクサービスは日によって変わります。チェックアウトの日はさんぴん茶が用意されていました。
今日もシークワーサージュースが飲めると思い込んでいた4歳の子供が「シークワーサーが飲みたい」とワガママを発動。
自動販売機でシークワーサージュースを買おうかと考えていると、状況を察知したホテルマンが上の子と下の子、2人分のシークワーサージュースをコップに入れて持ってきてくれました。
これぞ一流のおもてなしです。
リゾートホテルはお客様の心を満たすもの。一番心に響くのは、お部屋の美しさやロケーションではなく、ホテルマンの優しさだと思った瞬間でした。
宮古島の観光地がどんなに美しくても、ホテルがどんなに高級でも、ホテルマンの軽率な行動によって旅の思い出が台無しになることがあります。
ホテル選びでは見落とされがちですが、ホテルマンの質はとても大切なポイント。子連れ旅行ならなおさらです。
宮古島東急ホテル&リゾーツなら好感の持てるおもてなしを受けられること間違いなしです。
私は5年宮古島に住んでいますが、宮古島東急ホテル&リゾーツの悪い噂を聞くことは全くありません。
島内にはブラック企業と噂のリゾートホテルもありますが、東急ホテルは地元採用が多く、従業員の入れ替わりが少なく、サービスに安定感があります。
「子供とホテルに泊まりたい」と島の人に相談すると「東急ホテルがベスト」と答えてくれることが多いです。
その他のホテル
宮古島のホテルに子連れで泊まるなら宮古島東急ホテル&リゾーツがイチオシ。
宮古島在住の私自身が宮古島東急ホテル&リゾーツのリピーター。自分へのご褒美で何度も子連れで宿泊させて頂いています。
とはいえ、他にも子連れの宮古島旅行にオススメのホテルはあります。
島内で評判が良く、子連れでの宿泊にぴったりなホテルを紹介します。
インギャーコーラルヴィレッジ
宮古島の南海岸に2017年に開業した、ヴィラタイプのリゾートホテル「インギャーコーラルヴィレッジ」
子連れの宮古島旅行者に人気のホテルです。
ゴールデンウィークや夏休み期間中は宿泊者の半分ぐらいは子供連れ。
全室にジャグジーとロフトがあり、子供たちは非日常のリゾート空間を存分に満喫できます。
2歳以下の子連れだと、ロフトにつながる階段からの転落が心配でのんびりくつろげませんが、子供が3歳以上ならオススメです。
インギャーコーラルヴィレッジは子連れの芸能人にも人気のホテル。女優の山口もえさんがお忍びで子供と泊まりに来ていたのは地元では有名な話です。
ロケーションも抜群。ホテルの目の前には宮古ブルーの海が広がります。
かたあきの里
宮古島のホテルに子連れでリーゾナブルに泊まるなら「かたあきの里」がオススメ。
かたあきの里は、沖縄の赤瓦古民家をモチーフにした一棟貸しホテル。
一棟貸しなので、周りの目を気にすることなく、子供との時間をゆっくりと過ごせます。
異なる造りの全9棟。子連れにオススメなのは定員4人の「すくばり屋」「かたあき屋」。
畳の和室があるので赤ちゃん、0歳児、1歳児がいても安心です。
各棟にキッチン、シャワー室、露天風呂が完備されています。
かたあきの里は施設のポテンシャルの割に宿泊料金が安いので、すぐに予約が埋まります。
宿泊したい期間に空室があればかなりラッキー。
宮古島に別荘を手に入れた気分でリゾートステイを楽しめます。
ライジングサン
市街地エリアの便利な場所に子連れで泊まるならホテルライジングサンがオススメです。
ホテルの目の前のショッピングモールにマックスバリュ、ドラッグストア、西松屋、ダイソーが揃っていてとても便利。
沖縄料理店、とんかつ屋、大戸屋、マクドナルドもショッピングモール内にあります。子連れでパッと入れる店がホテルの近くにあるのはとても心強いです。
ショッピングモール内の飲食店は島の人たちも子連れでよく利用しています。子供用の食器やイスの準備もバッチリ。子連れ客を歓迎してくれます。
ホテルの目の前が幹線道路なので、伊良部島や来間島、池間大橋へのアクセスも良いです。宮古空港からは車で10分です。
子連れ旅行だと少しの移動も大変。移動の便利さを考えれば「ライジングサン」はかなりオススメです。
2014年開業。ロビーも客室もきれいです。
まとめ
宮古島で子連れにオススメのホテルをまとめました。
断トツのイチオシは宮古島東急ホテル&リゾーツ。子連れの宿泊者が多く、ロケーションは抜群。ホテルマンのおもてなしにも安定感があります。
子連れに人気のインギャーコーラルヴィレッジ、赤瓦古民家のかたあきの里、移動が便利なライジングサンもオススメです。
皆様の宮古島旅行の参考になれば幸いです。