全国旅行支援で露呈した宮古島の問題点|しわ寄せは旅行者に

全国旅行支援で賑わっている宮古島。

割引でハッピーに旅を楽しんでいる人もいますが、観光客からは不満も。

観光業の現場は大混乱。

宮古島で今起きていることとは、、、

人手不足がもう限界

宮古島では、コロナ前のバブル期に、東南アジアの外国人労働者を雇うのがブームになっていました。

積極的なホテルは50人ぐらい採用して人手不足をカバーしていました。

コロナ絶頂期に開業した某ホテルは外国人労働者を大量に採用し、ホテルと同時進行で寮も建設。

寮から外国人を自転車で通わせて働かせていました。

5年前までは島でほとんど見なかった外国人を、ドンキやマックスバリュで頻繁に見かけるようになりました。

外国人労働者は主に客室清掃担当でお客様と直接接さないポジションで働くことが多く、宿泊者も気づかないことも多いです。

宮古島のホテルはコロナで一時期客がゼロに。

ホテルの多くは1ヶ月ぐらい休業していました。

この時期にホテルやレンタカー店は外国人労働者、アルバイト、非正規雇用者を大量に解雇しました。

2022年に観光客が急増している宮古島。人手不足が深刻です。

秋、冬も全国旅行支援で観光客の数は減っていません。

いつもの年は夏は個人、家族旅行。冬はシニア層の団体、個人旅行がメインですが、今年は全国旅行支援の影響で冬の個人旅行がも多いです。

元々人手不足が深刻だった宮古島の観光業。

労働時間が不規則、給料が安い、体力的にきつい。ホテルやレンタカー勤務は敬遠されがちです。

需要は急回復していますが働く人がいないというアンバランスな状況に。

客室清掃の人手が足りず、ホテルの稼働部屋を制限していたりします。

満室のホテルをギリギリ予約できたと思ったのに、実際泊まってみたらガラガラだったという話もあります。

宮古島はレンタカー不足が深刻で、レンタカーの値段が信じられないほど高騰しています。

全国の相場の5倍ぐらいでも普通に借りる人がいます。

宮古島に遊びにきた友人は2泊3日2万円で借りました。

他地域ではありえない高さですが、宮古島では普通です。

レンタカー不足の理由は、コロナでレンタカー店が車の台数を減らしたから、と言われていますが、実際は人手不足の影響もかなりあります。

車はたくさんあるのに、清掃する人手が足りず貸し出しを止めている店が多くあります。

某大手レンタカー店は、週末はほぼ満車で予約するのはかなり困難ですが、実は週末も店の駐車場には大量のレンタカーが止まったままです。

車はあるのに、借りたい人はいるのに、人手不足で貸せないという異常事態が発生しています。

個人経営のレンタカー店はかなり稼いでいます。

家族経営で、4台ぐらいの車を回しているレンタカー店が勝ち組。

フル稼働すれば、毎月の売り上げは余裕で100万円を超えます。

今は離島だから仕方ないと高くてもレンタカーを借りる人が多いですが、レンタカー高騰の悪評が全国に広がれば、宮古島旅行を避ける動きも出そうです。

飛行機よりも、ホテルよりも、レンタカーが高い、異常な宮古島。

人手不足が解決しない限り、問題は解決しません。

便乗値上げは当たり前

全国で問題になっている全国旅行支援の便乗値上げ問題。

宮古島のホテルも普通に値上げしています。

冬がオフシーズンの宮古島は便乗値上げがバレにくく摘発されることはなさそうです。

宮古島のホテルはシーズンによって価格が乱高下します。

冬に1人1泊1万円のホテルがゴールデンウィークは5万円に跳ね上がります。

宿泊施設数が限られている宮古島。

ゴールデンウィークは飛行機が満席で大量の観光客を運んできます。

高い宿泊料金を設定しても、普通に予約が埋まります。

ゴールデンウィーク、夏休み、シルバーウィーク、年末年始は高い。

リゾートホテルは特に値段の上下が激しく、トップシーズンはもはや富裕層しか泊まれない値段設定のホテルもあります。

全国旅行支援は秋、冬に実施されています。

宮古島の観光業者は秋冬実施を大歓迎。

夏は放置していても嫌というほど観光客が来ます。

オフシーズンの冬も全国旅行支援で観光客増となれば、ウハウハです。

ゴールデンウィークに5万円のホテルは、冬には1万円まで下がるはずですが、今年は下がっていません。2万円ぐらいです。

旅行者から見れば全国旅行支援の便乗値上げですが、ホテル側はいつもの価格操作をしているだけ。

需要があれば値上げする。需要がなければ下げる。

毎年宮古島のホテルがやってきたことを繰り返しているだけです。

地域クーポン使いきれず

宮古島では旅行者が地域クーポンを使いきれずに困っているケースが多々あります。

登録店が限られていて、飲食店も土産物店も全てで使えるわけではありません。

人気の店は地域クーポンに登録せずとも勝手に予約が埋まるので、登録していません。

ガイドブックに載ってる行きたいお店では使えない。無理やり使える店を探して遠出する、という人もいます。

準備期間が短すぎた全国旅行支援。

県民割の拡大版として始まったので、県民割の頃から地域クーポンに登録していた店舗はスムーズでしたが、新規登録は時間がかかるからとあきらめる店も多いです。

飛行機とホテルを全国旅行支援のパッケージツアーで予約して、レンタカーは地域クーポンで予約するのが最安ですが、地域クーポンが使えるレンタカー店は予約殺到で空車ゼロ。

おすすめは J-TRIPのレンタカー付き格安プラン

レンタカーに空きがある日程なら、レンタカー代も含めて旅費4割引なのでかなりお得です。

明るい未来はあるか

全国旅行支援で賑わっている宮古島。

コロナの収束で勢いは加速し、バブルの再来の気配が漂っています。

2023年には下地島空港の国際線、中国からのクルーズ船も再開。ヒルトンホテルも開業します。

宮古島には富裕層バブルが来ると噂されています。

セレブ好みの宿泊施設が増え、海外からの注目度も高まっている宮古島。

富裕層バブルに島が耐えれるかは未知数。

コロナ前の宮古島バブルで島はパンク寸前になりました。

アパート空室ゼロ、家賃高騰、移住者トラブル、外国人マナー問題。

もう来ないで、の声が大きくなるのと同時にコロナで島は静かになりました。

全国旅行支援で再加速に勢いがついた宮古島。

バブル再来を受け入れる懐の深さはまだ宮古島にはありません。

深刻な人手不足問題は出口が見えず。

このままだと、新しいホテルを建設しても、人がいなくて開業できない、という状況もあり得ます。

給料水準が劇的に低い宮古島。

いつまでも安月給で働かせていては観光業に人は来ません。

観光客に相場以上の支払いをさせるなら、その収益で現場の待遇をよくできるはずです。

他業種で働いている人たちが、給料が高いことを理由に観光業に転職するぐらいの流れが出来なければ、人手不足は解決しません。

高校卒業後95%の若者が島を出る宮古島。

島に帰れない人が多いのは給料が安いから。

宮古島で生まれ育った人たちが安心して故郷に戻り働ける環境は整っていません。

全国旅行支援で露呈した宮古島の問題点。

このままバブルがもし再来したら、、、恐ろしい未来が待っているかもしれません。

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