宮古島に富裕層バブルが来る|セレブの島の真相

宮古島在住のshimagurashiです。

経済が勢いを取り戻し観光客が急増している宮古島。

島では富裕層バブルが来ると噂です。

宮古島はセレブの島になってしまうのか。真相は・・・

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宮古島バブル

感染症の流行前、宮古島はバブルと表現される狂乱の好景気でした。

伊良部大橋の開通、下地島空港の新ターミナル開業、LCCの参入、中国からのクルーズ船。

年間40万人台だった観光客は100万人超。

島には観光客が溢れ、居酒屋は全て満席。

建設業の出稼ぎ労働者と飲食店・居酒屋・キャバクラのリゾートバイトで移住者が急増。

急に住む人が増えた島は賃貸空き物件がない異常事態に陥りました。

新築ワンルームが家賃10万円を超え、新築戸建ての建坪単価は150万円。

建設業界は絶頂で、仕事を断る忙しさ。

静かな島は、騒がしくなり、バブルという言葉が一人歩きし、島外から営利目的の企業が次々参入してきました。

新しいホテルが次々開業し、アパート建設も止まらず、飲食店やカフェも続々オープン。

感染症の流行で2020年、2021年は一時的に島が静かになりましたが、2022年に再び騒がしくなり、2023年はバブル再来の気配すらあります。

アパート建設は落ち着きましたが、ホテル建設は勢いを増すばかり。

大型リゾートホテル計画が島のあちこちで進み、建設業界は変わらずウハウハで業績は右肩上がり。

2年間の空白を経て再びカオスへと動き出した宮古島。島では富裕層を取り込む動きが加速。観光業界では次に来るのは富裕層バブルと噂です。

二極化するホテル

宮古島ではホテルの二極化が進んでいます。

コスパがいいリーゾナブルなホテルもありますが、高級志向のホテルが急増中。

ゴールデンウィークや夏休みは家族で1泊10万円もざらです。

庶民からすると「こんな高いホテル誰が泊まるの?」という価格設定でも今の宮古島は予約が埋まります。

自粛生活で旅行を我慢していて人たちが3年ぶりに宮古島に来ているので、羽振りはいいです。

ホテルもレンタカーも3年間の空白を埋めるため強気の価格設定。

資金力がある新規開業ホテルは莫大な宣伝費もかけていて、観光客の目にとまり、高くても予約が埋まっています。

以前は1人5万円で2泊3日の宮古島旅行は余裕で楽しめましたが、今は全体的に旅費が高騰。

宮古島に遊びに来る友人には「繁忙期はホテルもレンタカーも高い。レンタカーはホテルより先に埋まるから要注意」とアドバイスしています。

実際にリサーチしてみると、ピーク期はレンタカーが軽でも1日1万円超は当たり前。ホテルも5万、10万とあまりに高くて目がくらみます。

1泊家族で30万円するような富裕層以外泊まれないほど高いホテルも散見されるようになりました。

宮古島は旅費が高いからと旅行を諦める人もいます。

セレブしか楽しめない

宮古島は本来お金のかからない島。島の雄大な景色、海の色、圧巻のビーチ。全て無料です。

5年前まではお金はかけずに静かな島でのんびり時間を楽しむ観光が主流でしたが、今は旅の目的が変わってきました。

ジェットスキー、パラセイリング、サップなど次々にお金のかかるアクティビティが登場。

島外の業者や宮古島移住者が、金稼ぎのために始めたビジネスのせいで島は騒がしくなり、観光客が金をかけて島を旅する仕組みができてしまいました。

ヤクザ、反社、半グレも増えていて、海には刺青の入ったオニイサン、オネエサン、怖いオジサンも増えています。

LCCと格安ゲストハウスを使えば、今でも金をかけずに宮古島旅は楽しめますが、高級志向の観光客が増加中。

海外旅行に行けず、ハワイから旅先を宮古島に変更した観光客は、お金の使い方も派手。

観光客は島に金を落として宮古島に貢献しているつもりでも、その金は島外業者や宮古島に来たばかりの移住者に渡っています。

島を騒がしくするビジネスに観光客が金を払えば払うほど、ずる賢い島外組が儲かり、根っからの宮古島人は儲からない。

昔から続いてきたことですが、外資に金が渡る流れはここ数年で一気に加速。

前浜でブンブン観光客をジェットスキーで乗り回してる怖い人たちはかなり儲かってますが、これでいいのか。

夏は都会の海水浴場のように客引きが目立ち、癒しのビーチは殺伐とした雰囲気と化しつつあります。

ジェットスキーのエンジン音など島の人は求めていません。

素朴な島が好きだったリピーターはもう島にはかない方がいいです。

富裕層バブル

宮古島の富裕層バブルの本番はこれから。

島ではセレブを受け入れる準備が着々と進んでいます。

海外の本物のセレブが旅先に宮古島を選ぶ日も遠くありません。

仕掛け役は、不動産大手、三菱地所。

宮古島に不動産バブルのポテンシャルを見出し、この5年で大規模開発を進めています。

三菱地所は2019年に宮古島と橋で繋がる下地島空港に新ターミナルを開業。

国際線、海外からのプライベートジェットを受け入れています。

渡航制限が解除されれば国際空港として飛躍的に伸びる可能性があります。

今は香港から定期便が飛んでいるだけですが、アジア各国からの路線開設を目指し、ヨーロッパの富裕層を宮古島に取り込もうと本気です。

三菱地所は2023年にヒルトン、2024年にローズウッドと、世界的ブランドのホテルを開業予定。

ヒルトンはビーチと伊良部大橋が目前の広大な埋立地に建設されていて開業前から大注目されています。

ヒルトンの規模は宮古島のリゾートホテルの象徴、東急リゾートをも上回ります。

日本ではなじみがありませんがローズウッドは超高級な世界的リゾートホテルブランド。

海岸沿いの原野を大胆に切り崩し、一棟貸しリゾートが並ぶセレブ空間を建設中。

プライベートジェットで下地島空港に乗り付け、超高級ローズウッドに宿泊という三菱地所が描いた未来は目の前まで来ています。

宮古島のビーチリゾートとしての世界的な知名度が高まれば、富裕層バブルに火がつきます。

静かな、知る人ぞ知る癒しの島。石垣島に比べれば観光客も知名度も低いが、海は圧倒的に美しくリピーター率が高かった宮古島。

宮古島は外からの力で大きな変貌を遂げています。

素朴だった女子高生が大学でメイクを覚え、彼氏ができて変わっていくように、宮古島は外からの力で大変革しています。

これ以上モテなくていいのに、次々に声がかかる宮古島。海外セレブが手を出すのは避けられません。

もう止まらない

富裕層バブルが引き金になり、飛行機代、ホテル代、レンタカー代、飲食代、全てがさらに高くなりそう。

物価高騰で値上げがトレンド化しているので、ここぞとばかりに稼ごうと鼻息の荒い人たちもいます。

観光で島を豊かにと一歩一歩進んできた宮古島。

島は賑やかになりましたが、豊かになったかは不明。

宮古島バブルで島民憩いのパイナガマビーチを中国人観光客が埋め尽くしているのを見て、誰もが、これはやりすぎだと気づきました。

このままでは同じ過ちを繰り返します。

でももう、過ちに突っ込んでいく道しかありません。

イケイケドンドンで観光客200万人を目標にした宮古島は、オーバーツーリズムに陥りました。

今は量から質へが観光関係の上層部のキーワードになっています。

でも鼻息の荒い現場は止まりません。

現場の業者は空白の3年間をいかに取り戻して稼ぐかに必死です。

量を増やして稼ぎを増やすことばかりを考え、島がどうなるかなど、知ったことではない。

もう行政の力ではどうにもならない。島全体が無法地帯。

宮古島の行く末は・・・

富裕層もセレブも庶民観光客も島の人も、全員がハッピーになる道はあるのだろうか。

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