移住前に知っておきたい「物価が高いもの安いもの」まとめ

移住者にとって宮古島の物価がどれぐらいなのかは気になるところです。

宮古島は、給料水準はかなり低いですが、決して物価が安いわけではありません。

宮古島に移住し5年間生活して特に感じるのは「ガソリン代が高く、家賃も安くない」ということ。

給料が少ない分、物価の高さは家計を直撃します。宮古島の物価をジャンルごとにまとめてみました。(記事中に出てくる価格は税抜き価格です)

食料品・日用品・家電

食料品や日用品などの物価は高いです。

宮古島の生活物資の99%以上は、貨物船で港から入ってきます。輸送費がかかるので、物価は高いです。

スーパーに並ぶものはほとんどが島外で生産されたものですが、内地のスーパーに比べると全体的に高いです。

最近ではドンキホーテができたことで価格競争が起こり、安くなったものもあります。

食料品

宮古島の市街地の主なスーパーマーケットです。
・サンエー(沖縄のスーパー/3店舗)
・かねひで(沖縄のスーパー/1店舗)
・マックスバリュ(2店舗)
・ドンキホーテ(1店舗)

全体的に食料品は高めです。特に肉、野菜、牛乳、卵が高いです。

沖縄は豚肉中心の食文化なので、売られている肉はほとんどが豚肉です。
豚バラ肉が100g140円ほど。高いです。
牛肉はそれ以上の値段。
安い肉は海外産の鶏もも肉ぐらい。100g70円ほどです。

野菜

冬は宮古島産野菜が安く手に入りますが、それ以外の季節は県外産を買うしかないので高いです。

キャベツ1玉300円。ジャガイモ3つで300円。ニンジン2本で300円が相場。
特に夏はかなり高いです。

JAの「あたらす市場」を利用すれば、宮古島産の野菜は比較的安いです。
安い時期はゴーヤ2本で150円。オクラ100円。ほうれんそう100円。ミニトマト1パック150円です。

牛乳

牛乳は1本240円でとても高いです。牛乳があまりに高いので豆乳を飲むことも多いです。

沖縄の牛乳は1本1リットルではなく946ml(4分の1ガロン)。移住者としては違和感があります。50ml少ないだけでも、思ったより早くなくなります。1本946ml(4分の1ガロン)なのは、アメリカの統治下にあったからです。

卵はMサイズ10個入りで200円以上。とても高いです。ドンキホーテが177円で売り出して少しは安くなりました。

食料品は全体的に高めですが、特売日をうまく使えば安く買えるものもあります。サンエーは日曜日の午前中。マックスバリュは火曜、水曜が安いです。

ドンキホーテ内のスーパーも充実しています。「宮古島最安値」として売り出している商品も一部ありますが、他のスーパーと同じぐらいの価格のものも多いです。

日用品

市街地の住民が日用品を買う場所です。
・サンエー(沖縄のスーパー/3店舗)
・かねひで(沖縄のスーパー/1店舗)
・マックスバリュ(2店舗)
・ドンキホーテ(1店舗)
・ドラッグストアモリ(2店舗)
・ドラッグイレブン(2店舗)

全体的に食料品と同じで安くはありません。ドンキホーテができて、価格競争も生まれていますが、それほど安くなっていません。

一番安いティッシュペーパー5個入りが198円。一番安いトイレットペーパーが298円。

食料品と違い、日用品は腐らないので、ネットショッピングでまとめ買いすることもできます。離島は送料が割り増しになる場合があるので注意が必要です。ネットショッピングはAmazonを使っている人が多いです。

家電

島内にはヤマダ電機、ベスト電器の2つの家電量販店があります。価格は全国的な相場より高めです。

価格.comで最安値で出てくるものの1割から5割は高いです。

ネットショッピングで買いたいところですが、大型家電は離島への送料がかなり高くなるので、宮古島で買った方が安い場合もあります。

メーカーや性能にこだわらなければ、ドン・キホーテで安く手に入るものもあります。

部屋にエアコンがついていない場合、自分でエアコンを買わなければなりません。梅雨の時期は部屋の中がじめじめして、除湿機なしでは洗濯物が乾きません。

私は移住から5年で。エアコン、扇風機、除湿機、加湿器を買いました。

市街地以外に住む場合

宮古の中でも市街地以外の伊良部島や城辺や上野などに住む場合、食料品や日用品の物価はさらに高くなります。

市街地以外の地域にはJAが運営するAコープがあります。価格は市街地のスーパーの2割増しぐらいです。集落には小さな商店もありますが、市街地のスーパーで仕入れをして売っている場合が多く、割高です。

タクシー・バス・ガソリン代

宮古島に電車や地下鉄はなく、公共の移動手段はバスかタクシーに限られます。移住生活をする上で車は必需品なので、ガソリン価格も気になるところです。

タクシー

初乗り運賃は460円。都会に比べるとかなり安いです。沖縄本島の初乗り運賃は550円なので、沖縄本島に比べても安いです。

平良の市街地エリア内で移動するなら、だいたいの場所は1000円以下で行けます。

市街地エリアから宮古空港へは1200円ぐらいです。

飲み会からの帰りや二日酔いの朝にタクシーを使うことはありますが、料金が1000円以上になることはほとんどありません。

宮古島全体でタクシーは170台ぐらいしかありません。タクシー料金は安くてありがたいですが、タクシー台数が限られているので、タクシーを呼んでもすぐに来ないことがあります。

特に中国・台湾からのクルーズ船が入る日は、クルーズ船の客にタクシーを奪われ、タクシーを呼べなくなっています。

バス

路線バスは不便でほとんど使うことがありません。宮古空港と市街地を結ぶバスでさえ、2時間に1本ぐらいしか運行されていません。

宮古島に移住した人で「生活の足は路線バスです」という人は聞いたことがありません。

空港に行く時にタイミングよくバスが出ていれば使うぐらいです。市街地から宮古空港までは230円。特に高いとは感じません。

ジャンボタクシーで空港と市内を巡回する「くるりんバス」という名前の乗り合いタクシーも運行されていますが、料金は1人500円と高く、使う気になりません。

運転代行

代行業者は多いです。どこに頼んでも、だいたい5キロ1000円。
市街地エリアであれば1000円を超えることはありません。

ガソリン代

ガソリン代はとても高いです。全国平均より20円ほど高いです。

沖縄本島はガソリンスタンドが多く、値下げ競争が行われていてガソリン代はかなり安いです。宮古島には値下げ競争がないのでかなり高いです。

宮古島のガソリンスタンドは、どのスタンドも1円単位で価格が同じです。島ならではの「みんなで利益を確保しよう」という考えが働いているのは間違いありません。

宮古島のガソリンスタンドには価格表示もありません。

価格表示がないので「少し安くなったからガソリンを入れておこう」というようなこともできず、利用者にはかなり不親切です。

宮古島のガソリンはなぜ高い?離島への輸送費ではない本当の理由
宮古島のガソリン代は本当に高いです。全国平均に比べ20円は高い。宮古島で移住生活をするなら車は必需品なので、ガソリン代が高いのは本当に困ります。 レンタカーを利用する観光客にとっても「なんでこんなに高いの?」とクレームをつけたくなるよ...

家賃

家賃は関東や関西の都会に比べればもちろん安いですが、宮古島を「人口5万4000人の田舎」と考えればとても高いです。

家賃相場は福岡と同じぐらい。宮古島に移住して、以前より家賃が高くなったという人もいます。

宮古島の家賃の相場です。
・単身向け(1K/1DK) 3万円~4万円
・世帯向け(3K/3DK) 5万円~6万円

宮古島は2017年ぐらいから、賃貸空き物件のない異常事態が続いています。状況は悪くなる一方です。どうしても移住したい人の中には、1ヶ月ゲストハウスに暮らしながら賃貸物件を探している人もいます。

賃貸物件がないのをいいことに、極端に高い家賃を設定する不動産屋も出てきたので注意が必要です。宮古島の某不動産屋のサイトには、単身向け8万円。世帯向け20万円の物件があります。どちらも新築とは言え、驚きの高さ。空いた口がふさがらなくなりました。

習い事

宮古島に移住して三線やフラダンスを始める移住者もいます。子供がいれば、学習塾や習い事の月謝も気になるところです。

民謡教室

宮古島で習い事と言えば三線を教えてもらえる「民謡教室」

宮古島には「宮古民謡協会」「宮古民謡保存協会」の2つの協会があり。この協会の教師免許を持つ人たちが島で民謡教室を開いています。

民謡教室は30ほどあり、各教室10人~30人ほどが通っています。

月謝はかなり安いです。週1回で月謝は1000円~3000円。

民謡教室の先生は、定年退職した後ボランティア感覚で教室を開いているという人が多く、その分月謝は安く設定してくれています。

移住者にとっては、家計への負担を最小限に抑えながら、楽しく三線を学ぶことができるので、ありがたいです。

学習塾

宮古島はもともと教育熱心な島ではありません。学習塾に通う子供は増えてきていますが、教育にお金をかけるという考えはなく、学習塾の月謝は都会に比べるとかなり安いです。

大学受験用では「東進衛生予備校」もあります。公文式や七田式教室もあります。全国展開している教室では、価格設定は全国の他の教室と変わらないので、宮古島で生活していると高く感じるかもしれません。

その他

フラダンス教室、ヨガスタジオ、ダンススタジオ、バレエ教室、水泳教室、書道教室、ピアノ教室、バイオリン教室などもあります。月謝は宮古島の人が経営者なら安く、移住者が経営している所は高い傾向にあります。

月謝1,000円のフラダンス教室もあれば、月謝10,000万円のバイオリン教室もあります。

まとめ

宮古島の物価についてジャンル別にまとめてみました。

宮古島は給料水準は低いですが、物価は安くありません。

私も移住したての頃はガソリン代や野菜の高さに驚きました。毎月6万円の家賃も負担になっています。スーパーの特売日を狙ったり、ネットショッピングを使って、なんとか家計をやりくりしています。

給料が少ない分、物価の高さは家計を直撃します。移住希望者の皆様お気をつけください!

移住前に知っておきたい「宮古島にあるもの・ないもの」一覧
宮古島は本当に生活しやすい場所です。渋滞はありませんし、行きたい場所にはすぐに行けます。人が多い都会では暮らせない体質になってしまいそうなぐらい、宮古島の生活は快適です。 普通に生活する分には、何の不自由もなく快適ですが、何年も宮古島...
宮古島移住に失敗しないために~移住5年の今だから話せる島暮らしの現実~
私たち夫婦が宮古島に移住したのは5年前。当時は宮古島に対する全国的な関心度は今ほど高くなく、移住希望者もそれほどいませんでした。 それから5年。当時年間30万人台だった観光客は年間100万人を超え、移住者も増えつつあります。 南...