移住するならどっち?宮古島と石垣島を比べてみた

沖縄の代表的な離島と言えば、宮古島と石垣島。

観光客にも大人気。移住者の数も離島の中で宮古島と石垣島が圧倒的に多いです。

外から見れば宮古島と石垣島も同じように見えますが、両島には多くの違いがあります。

移住するならどっちがオススメか。宮古島と石垣島を比較してみました。

人口

宮古島市 約5万4000人
石垣市 約4万9000人

宮古島市には、宮古島と橋でつながる伊良部島、来間島、池間島と、フェリーでしか行けない大神島も含まれます。

石垣市には竹富島や西表島などの周辺離島は含まれません。

全国的に人口減少が続く中、沖縄県の人口は毎年増加しています。宮古島市は沖縄県の中では珍しく、人口が減り続けていましたが、平成30年に増加に転じました。

石垣市の人口は微増が続いています。

宮古島、石垣島とも、住民登録しないまま住んでいる労働者や移住者が多いので、実際の人口はもっと多いです。両島とも建設業が好調。出稼ぎのような形で一時的に島に入っている労働者が多くいます。リゾートバイトが一般的になってからは住民登録しないまま住む移住者がさらに増えているように感じます。

数ヵ月後に帰ることが分かっている場合は住民登録しなくてもいいかもしれませんが、長期間の移住を考えている方は住民登録をしておいた方が得な場合があります。

離島割引カードを発行できますし、車の保険料も安くなります。

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移住者が多いのはどっち?

宮古島よりも石垣島の方が移住者は多いです。

宮古島の移住者は全人口の1割以下。感覚的には5%。石垣島の移住者は全人口の1割以上はいます。

宮古島・石垣島ともに移住者の入れ替わりが激しく、正確な数をまとめた統計データはありません。

参考までに、両島の転入、転出人口を比較してみました。

宮古島市
宮古島市 転入2,469人 転出 2,590人
石垣市 転入 2,990人 転出 3,110人
(平成28年 統計みやこじま・統計いしがきより)

転入、転出でカウントされるのは、住民登録をした人に限ります。住民登録せずに移住している人は含まれません。

転入、転出には転勤で宮古島・石垣島に来ている人や地元出身者も含まれます。高校を卒業し、島外に進学すれば転出になります。地元出身者が島外から戻ってきた場合も転入になります。

転入、転出人口がそのまま移住者の数を表すわけではありませんが、石垣島の方が宮古島に比べて人の入れ替わりが激しいことがわかります。

歴史的に見れば、石垣島の方が宮古島よりも移住者に寛容な島と言えます。石垣島には戦後「開拓移住」で多くの人たちが移住してきました。

石垣市の人口は昭和25年に2万人以下でしたが、昭和30年には4万人を超えました。沖縄本島、宮古島、県外から多くの人たちが移住しました。

沖縄本島や宮古島からの移り住んだ人も「移住者」とするならば、石垣島の人口の半分以上は移住者です。

戦後多くの移住者を受け入れてきた石垣島なので、宮古島に比べれば本土からの移住者にも寛容です。

生活のしやすさ

宮古島、石垣島とも、大都市圏や沖縄本島に比べるととても生活しやすいです。市街地のコンパクトなエリアに必要なものはすべて揃っています。市役所、郵便局、スーパー、ドラッグストアなど。市街地エリアに住めば、どこへ行くにも車で5分です。

両島を比べると、石垣島の方が渋滞は多いです。多いといっても沖縄本島の渋滞に比べればたいしたことはありませんが、宮古島に比べれば信号機の数が多く、渋滞があります。

最近では宮古島も開発が進み、観光客が急増しているので、数年後には石垣島のように渋滞が増える可能性はあります。

気候・地形

宮古島・石垣島の気候はほぼ同じ。沖縄本島に比べれば体感温度はどちらも2度ほど高いです。夏の暑さも、台風の接近数も同じぐらいです。

両島の地形は対照的です。宮古島は最も標高が高いところでも115m。宮古島に山はありません。石垣島にはいくつも山があります。

沖縄離島の移住者は、美しい海に憧れて移住するものですが、移住生活が長くなってくると山が恋しくなってきます。宮古島の山のない風景は石垣島に比べると物足りなく感じます。

市街地はどちらも坂が多く、自転車生活には適していません。山がなく平らな宮古島も、坂はとても多いです。市街地にも坂が多く、自転車通勤をしている人はほとんどいません。

沖縄本島、石垣島にはハブがいますが、宮古島にはハブがいません。ハブがいないことは宮古島移住者のちょっとした自慢です。

海の美しさ

宮古島の方が石垣島より海はきれいです。海の美しさでは、宮古島に勝てる離島はありません。

宮古島には山がありません。川もありません。宮古島はサンゴ礁が隆起してできた島。降った雨水は地中の琉球石灰岩(固まったサンゴ礁)の隙間を通って海へと流れます。雨水が地表を流れないので土砂が海に流れ出ることがなく、海はとても美しいです。

宮古島には劣りますが、石垣島の海も、移住者から見れば驚くほどの美しさ。沖縄本島の海に比べても石垣島の海は透明度が高いです。

航空運賃

沖縄本島からの距離は宮古島が300キロ、石垣島が400キロ。その分航空運賃に差がつきます。

JTA(JALグループ)・ANAの運賃の最安値は
那覇―宮古 4,900円
那覇―石垣 5,600円

普通運賃は
那覇―宮古 20,600円
那覇-石垣 26,800円

石垣空港にはピーチ、バニラエア、ソラシドエアなどLCCが充実しています。台湾、香港への国際線も就航しています。

宮古空港にはLCCは就航していません。国際線もありません。
宮古空港から車で30分の下地島空港が2019年3月に開業し、ジェットスターの成田―下地島が1日1便就航します。

移住生活で一番お金がかかるのは里帰りの航空運賃。石垣島はLCCが充実していますが、JTA・ANAを利用するなら石垣島の方が航空運賃は高いです。

観光客

宮古島、石垣島とも、ここ数年、観光客数は増え続けています。

【2018年の観光客数】
宮古 約114万人
八重山 約137万人

石垣市だけのデータはありません。八重山には石垣市と竹富町(西表島、竹富島)、与那国町が含まれます。

石垣島の観光客は新石垣空港が開港した2013年から急増。宮古島の観光客は伊良部大橋が開通し、クルーズ船の寄港が増えた2015年から急増しています。

特にここ数年の宮古島のリゾート開発の勢いはすさまじく、観光客数は石垣島に追い付け追い越せの勢いで増えています。

宮古島と石垣島、観光客にとってどちらが魅力的かはこちらの記事に詳しくまとめました。

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中国人

宮古島、石垣島とも中国人観光客が多いです。両島とも中国、台湾からのクルーズ船が年間100隻ペースで寄港しています。

今後さらに中国人観光客が増えるのは宮古島。

宮古島の平良港が、国土交通省の国際クルーズ拠点形成計画の拠点港に選ばれました。拠点港6ヶ所のうち2ヶ所が沖縄県の港。1つは沖縄本島の本部港、もう1つが宮古島の平良港です。

拠点港には、国土交通省が集中的に予算を配分し、クルーズ船の受け入れ態勢を整えます。

平良港ではこれまでより大きなクルーズ船が停泊できるようにするための岸壁埋め立て工事が急ピッチで進んでいます。工事が完了すれば世界最大のクルーズ船会社「カーニバル社」が優先的に岸壁を使用できることになっています(カーニバル社が自費で岸壁近くにターミナル施設を建設するため)。

数年前まで宮古島にはクルーズ船の寄港はなく、宮古島に中国人はいませんでした。ここ数年で石垣島と同じぐらい中国人が増えました。クルーズ船専用の岸壁が完成すれば宮古島の中国人観光客は石垣島を大きく上回ることになります。

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子連れで移住するなら

宮古島移住5年の私としては、特に子連れでの移住を考えている方には宮古島をオススメします。宮古島の子育て環境はすばらしいです。

子だくさんで、子供が主役の島。生活の中心は子供。この島では、子供の行事が何よりも優先されます。子供のおゆうぎ会や運動会があれば仕事は休み。子供が熱を出せば仕事を抜けて保育園へ。地元企業は特に子育てへの理解があります。

人と人との距離が近い島なので、子連れで歩いていると初対面の人も「かわいいね」「何歳?」と声をかけてくれます。

移住者が離島で子育てをするのは大変ですが、地元の人たちときちんと信頼関係を作れば、困った時に手を差しのべてくれます。

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まとめ

移住するならどっちがオススメか、宮古島と石垣島を比較してみました。どちらの島も移住者にとって魅力的な島であることは間違いありません。

移住時には、情報収集も大切ですが、直感やインスピレーションも大事です。沖縄離島への移住を考えている皆様の夢が実現することを願っています。

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