2019年3月30日、下地島空港に新しいターミナルが開業しました。
宮古島と橋でつながる伊良部島の隣の下地島。宮古島の市街地までは直線距離で16キロ。車で30分ほどの距離です。
下地島空港の運営会社、下地島エアポートマネジメント株式会社が公表している下地島空港のアクセス情報と、島内のバス、タクシー、レンタカー事情をまとめました。
バス
下地島空港と宮古島の中心市街地、宮古島東急ホテル、シギラリゾートを結ぶ路線バスが運行されています。
運行しているのは宮古協栄バスと中央交通の2社。
宮古協栄バスは路線バスタイプの車体。下地島空港から伊良部大橋を渡り市街地、宮古空港を通って東急リゾートまで。シギラリゾートには行きません。
中央交通は観光バスタイプ。下地島空港から伊良部大橋を渡り、市街地、宮古空港を経由して東急リゾート、シギラリゾートへ向かいます。
運賃は中央交通の方が100〜200円高いです
路線バスは成田、羽田、神戸、那覇からの飛行機の到着に合わせて運行されます。
飛行機の到着が遅れる場合、それに合わせてバスも出発時刻も遅れます。
宮古島市役所やホテル、居酒屋等が集中する中心市街地までの所要時間は約30分。東急ホテルまでが約50分。終点のシギラリゾートまでが約1時間10分です。
【料金】
宮古協栄バス
下地島空港〜市街地 500円
下地島空港〜宮古空港 650円
下地島空港〜東急リゾート 700円
中央交通
下地島空港〜市街地 600円
下地島空港〜宮古空港 800円
下地島空港〜東急リゾート 900円
下地島空港〜シギラリゾート 1000円
バス券の予約はできません。バス乗り場近くのチケット売り場で買います。
下地島空港の利用客を最優先に考えて作られた路線なので、空港を利用する観光客にも市民にもとても便利な路線です。航空路線が増えれば、バスの増便も検討されるようです。
タクシー
空港ターミナルにタクシー乗り場があります。市街地までの運賃は約3500円です。
他の空港では考えられないことですが、下地島空港では、タクシー乗り場にタクシーが一台も止まっていないという状況が多発しています。
宮古島のタクシーの台数は全社合わせて185台。
宮古空港には常にタクシーが待機していますが、市街地から離れた下地島空港はタクシードライバーも避けがち。
宮古島は夏の観光シーズンに毎年タクシー不足になります。市街地や宮古空港でもタクシーがつかまらないことがあります。夏の下地島空港からの移動でタクシーはあてにしない方が無難だす。
特に中国からのクルーズ船が宮古島に入る日は要注意。
クルーズ船の中国人観光客の送迎にタクシーが集中するため、市街地からタクシーが消えます。
下地島空港のタクシー乗り場でタクシーに乗れず途方に暮れる観光客をたまに見かけます。
夏場のピーク時には週5回クルーズ船が入ります。
ジェットスターの成田便が下地島空港に到着する午前11時頃は、クルーズ船の入港時刻と重なり、特にタクシーが足りない時間帯。
空港にタクシーが止まっていないなんて状況は、日本全国探してもほとんどありませんが、宮古島・下地島ではありえます。タクシーをあてにしていると痛い目にあう可能性があります。
レンタカー
下地島空港ではオリックスレンタカー、トヨタレンタリース、沖縄ツーリスト(到着ロビー前)、パインレンタカー(ターミナル本館)がレンタカーを貸し出しています。
レンタカーは事前に予約できるので、下地島空港から市街地へのアクセスとしては最も確実な方法です。
宮古島は観光客が急増しています。2012年に年間30万人台だった観光客は今では100万人を超えています。
観光客急増に合わせ、島内のレンタカー需要は急増しています。
夏のピーク時(6月~9月)にはレンタカーが借りにくい状況。早めに予約しないとレンタカーは確保できません。
【2022年7月追記】
2022年夏、宮古島は観光客が急増していてレンタカー不足が深刻。
下地島空港のレンタカーも夏はほぼ空車なしです。
どうしても借りたいなら比較サイトを見比べるべし。
日によっては全てのサイトで空車ゼロ。少し高めの価格でも早めの予約は必須です。
【レンタカー比較サイト】
じゃらんレンタカー
スカイチケットレンタカー
たびらいレンタカー
レンナビ

レンタサイクル
下地島空港にはレンタサイクルの貸し出し場があります。
2時間レンタル〜3日レンタルにも対応しています。
タクシー・レンタカー不足でレンタサイクルが注目されていますが、よほど体力がない限り、下地島空港から市街地までは自転車では行けません。
宮古島は小さな島ですが1周すると100キロあり、自転車での観光地巡りは無謀です。
折り畳み自転車を借りてバスに積んで観光する人も一部いるようです。
よほどの自転車好きにはおすすめしますが、多くの観光スポットを効率よく周るならレンタカーがベストです。
まとめ
宮古島の新たな玄関口、下地島空港。
エメラルドグリーンの海を眺めながらの着陸は沖縄観光の新たな名物になっています。
バス、タクシー、レンタカーと交通手段は一見充実していますが、タクシーは待機ゼロ、レンタカーは空車ゼロが多発しています。
車で観光するなら早めのレンタカー予約がおすすめです。

