沖縄の離島と言えば、宮古島と石垣島。観光客から絶大な人気を誇っています。
宮古島から石垣島、石垣島から宮古島への移動方法はプロペラ機だけです。
移動方法の詳細と2島をめぐるメリットをまとめました。
移動方法はプロペラ機のみ
宮古島・石垣島間の移動方法はRAC(琉球エアコミューター)のプロペラ機しかありません。
以前はフェリーも運航されていましたが、現在は廃止されています。
飛行機はRACとANAの2社競合路線でしたがANAが撤退。RACは宮古島と石垣島を1日2往復しています。
RACはJALの沖縄路線を運航するJTA(日本トランスオーシャン航空)の子会社です。
宮古島には宮古空港と下地島空港の2つの空港がありますが、石垣便が飛んでいるのは宮古空港。下地島空港から石垣島への飛行機はありません。
宮古空港、石垣空港にRACの専用カウンターはありません。JTAのカウンターで搭乗手続きをします。
宮古空港と石垣空港を結ぶ飛行機の発着時刻です。
【宮古島→石垣島】
11時35分発 12時05分着
11時35分発 14時05分着
17時35分発 18時05分着
【石垣島→宮古島】
14時40分発 15時10分着
19時00分発 19時30分着
所要時間は30分ほどです。
航空券の購入方法
RACの航空券はJALの公式サイトから予約できます。
宮古―石垣の正規料金は片道13900円。先得だと片道8000円〜10000円ぐらいです。
以前は片道6000円ぐらいで買えましたが、ANAが撤退し、RACが独占してからは運賃が高止まりしています。
格安航空券サイトを使えば少しは安くなりますが、マイナーな路線なので割引率は低いです。
宮古島からの石垣島旅行、石垣島からの宮古島旅行はJALパック、JTBのパッケージツアーが安いです。
飛行機+宿泊が5千円ぐらい安くなるので、私はいつもJTBの予約サイトを利用しています。
周遊ツアーが人気
宮古島と石垣島を移動して、沖縄の2大離島をめぐる旅をしたい人には、ツアー旅行会社の周遊プランがおすすめです。
宮古島と石垣島を巡るツアー旅行は大手旅行会社のJTB,近畿日本ツーリストが提供しています。
インターネットで様々な旅行会社の周遊プランを検索したところ、ヒットしたのはこの2件。離島在住者の目線で見ても、充実のプランです。
JTB
JTBの「八重山諸島・宮古10島巡り4日間」は石垣島に2泊、宮古島に1泊の贅沢プラン。
八重山諸島の石垣島、竹富島、西表島、由布島、小浜島。
宮古諸島の宮古島、伊良部島、池間島、来間島、下地島。
4日間で10の島を巡るよくばりな旅です。
現地添乗員付きで現地での移動手段は全てJTBにお任せ。宮古島、石垣島を拠点に離島の島々を巡りたいなら、このプランがイチオシです。
由布島への水牛車での観光や宮古島でのランチクルーズなどもプランに含まれています。
ホテルはANAコンチネンタル石垣リゾート、グランヴィリオリゾート石垣島、ブリーズベイマリーナ、宮古島東急ホテル&リゾーツから選択できます。
どのホテルも、石垣島、宮古島を代表する人気のリゾートホテルです。
近畿日本ツーリスト
近畿日本ツーリストの「5つの島々を巡る離島旅」も、石垣島に2泊、宮古島に1泊の贅沢な旅。
石垣島では波照間島、西表島、由布島をフェリーで巡ります。マングローブクルーズ、水牛車観光、川平湾でのグラスボード遊覧もプランに含まれています。
宮古島では絶景の伊良部大橋、池間大橋を貸し切りタクシーでドライブ。砂山ビーチや通り池を巡り、様々な表情を見せる宮古島の海を満喫できます。
現地での移動手段はすべて確保されているので、安心して旅行を楽しめます。
団体での予約にも対応していて社員旅行にもオススメです。
移動は快適
宮古島から石垣島への移動に使われているのは50人乗りの小さなプロペラ機です。
座席は左右に2席ずつ。観光バスのような感じですが、観光バスよりも機内のスペースは狭いです。
機体が低く、ボーディングブリッジは利用できません。宮古空港、石垣空港では飛行機までは歩いて移動します。
プロペラ機を間近に見る機会はあまりないので、歩いての移動も楽しいです。
小さな飛行機なので、台風で風が強まると、すぐに欠航します。ジェット機は台風が来ない限り欠航しませんが、プロペラ機は台風が接近していなくても、強風で欠航することがあります。
宮古島と石垣島をめぐるメリット
沖縄旅行で、宮古島と石垣島をめぐるメリットはあるのでしょうか。
宮古島に移住して5年。石垣島にも旅行で何度か行った私なりに、宮古島と石垣島の違いをまとめてみました。
海が美しい宮古島
宮古島と石垣島の一番の違いは、海の透明度。
沖縄本島に比べれば、宮古島、石垣島の海はけた違いに美しいです。宮古島と石垣島を比べれば、宮古島の方が美しいです。
石垣島の人たちも、宮古島の人たちも、海の美しさでは宮古島が上だと認めています。
石垣島には山がありますが、宮古島には山や川がありません。川がないために土砂が海に流れることなく、海の透明度が保たれているのです。
純粋に美しい海を見たい、というだけなら、宮古島をオススメします。
与那覇前浜、砂山ビーチ、東平安名崎など、ガイドブックに載っている海はどこも驚くほどの透明度です。
山がある石垣島の景観
山がある石垣島には、平坦な宮古島にはない、ダイナミックな景観があります。
ただ美しい海を眺めるだけでなく、地形のスケール感を楽しむなら、石垣島をおすすめします。平久保崎の豊かな山々と美しい海が共存する景観は宮古島にはありません。
標高230mのバンナ岳からの眺めもすばらしいです。山が多い石垣島は宮古島以上に自然の豊かさを感じることができます。
宮古島にしかない橋の景観
宮古島と周辺離島は橋でつながっています。
宮古島と離島をつなぐ伊良部大橋、来間大橋、池間大橋は絶景。
橋の両側にはエメラルドグリーンンの海。橋の高さは海からわずか10mなので、海を間近に眺めながらドライブできます。
伊良部島、来間島、池間島の景観は宮古島とそれほど変わりませんが、橋をドライブするだけでも宮古島に来た価値があります。
石垣島の魅力は離島航路
石垣島と周辺離島はフェリーでつながっています。
宮古島の離島にはそれほど特徴がありませんが、石垣島の離島は独特の景観が保たれています。
離島周遊の満足感は、宮古島よりも石垣島の方があります。
竹富島には赤がわらの集落が、西表島には手つかずのマングローブの大自然があります。
水牛車での観光は石垣島の離島にはありますが、宮古島にはありません。
石垣島からはフェリーで簡単に移動できるので、船での離島めぐりがしたいなら石垣島がオススメです。
ホテル
ホテルやペンション、民宿などの宿泊施設事情は、宮古島も石垣島もそれほど変わりません。
ハイグレードから格安まで揃っていて、値段の相場も同じぐらいです。
沖縄離島の人気は高まる一方で、宮古島も石垣島も観光客が急増。年間の観光客数はどちらも100万人を超えています。
両島とも、中国・台湾からのクルーズ船が年間100回以上寄港していて、中国人観光客も増えています。
それでも、沖縄本島に比べれば人のゴミゴミした感じは少なく、渋滞もありません。離島ならではのゆっくりとした島時間を満喫できます。
宮古島、石垣島には新しいホテルが次々に開業しています。
特に宮古島はここ数年でリゾートホテルが充実してきました。
レンタカー
宮古島、石垣島旅行にレンタカーは必須。
島の一周道路沿いに観光スポットやビーチが点在していて、レンタカーなしでは観光できません。
特に宮古島で問題になっているのがレンタカー不足。
観光客の急増と人手不足でレンタカーが足りません。
宮古島旅行ではホテル、飛行機より先にレンタカーを予約すべし。
直前にレンタカーが高すぎて予約をキャンセルした人もいます。
宮古島のレンタカーを安く借りるなら比較サイトで徹底リサーチすべしです。
【レンタカー比較サイト】
じゃらんレンタカー
スカイチケットレンタカー
たびらいレンタカー
レンナビ
石垣島でも週末や連休はレンタカーが足りなくなるので要注意です。
2島巡りは3泊4日〜
宮古島・石垣島の2大離島を巡るなら3泊4日は必要です。
2泊3日で中日に宮古島から石垣島、石垣島から宮古島に移動するプランはかなり無理があります。
欲を言えば4泊5日は欲しいところ。
宮古島、石垣島は本土から遠く、初日と最終日は観光できる時間が少なくなりがちです。
せっかく離島を旅行するなら、時間に追われるよりも、島のゆったりとした時間に身を委ねて、のんびりと旅したいもの。
宮古島、石垣島は周辺の離島も含めてそれぞれがとても魅力的。
J-TRIPのレンタカー付き格安プランなら5万円台〜旅行できます。
予算、日程に余裕があれば2大離島を巡るのもありですが、どちらか一方にした方がコスパは高いです。
まとめ
宮古島から石垣島、石垣島から宮古島への移動方法と、2島をめぐるメリットをまとめました。
宮古島から石垣島への移動手段は1日2往復のプロペラ機のみ。飛行機に乗ってしまえば移動時間は30分です。
宮古島と石垣島の特徴、違いについてはこちらの記事にさらに詳しくまとめています。皆様の参考になれば幸いです。