宮古島移住って実際どうなの?【海遊び編】

海が好きで宮古島に移住したshimagurashiです。

宮古島の最大の魅力は美しい海。

移住5年の今でも海に見飽きることは全くありません。

移住生活はいいことばかりではありませんが、海に癒されパワーをもらって人間らしく生きています。

宮古島移住生活のリアルを発信するシリーズ企画「宮古島移住って実際どうなの?」

今回は海遊び編です。

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海を満喫

宮古島の海は最高に美しいです。

観光で来ていた時には気づきませんでしたが、宮古島のビーチは訪れる時間帯や天気によって様々な表情を見せてくれます。

東洋一の美しさと言われる与那覇前浜ビーチ。

夏のピーク時はパラソルが並び、バナナボートやジェットスキーを楽しむ観光客が多いですが、真夏でも朝はとても静か。

早朝の前浜にはほとんど人がいません。穏やかな波音を聞きながら波打ち際を散歩する時間は移住者の至福の時です。

前浜はサンセットも魅力。旅行者は宮古島の滞在日数が限られるので、きれいな夕日に出会えるかは運次第ですが、移住者はいつでも夕日を見に行けます。

天気がよく、水平線の近くに雲がない日は絶好のコンディション。夕方に思い立って前浜に車を走らせ、サンセットを楽しめるのも移住者の特権です。


宮古島の夕日の美しさは水平線に沈むまんまるの太陽だけではありません。

条件が良い日は夕焼けがとても美しいです。太陽が沈んだ後、茜色に染まる空。オレンジ、赤、ピンク、紫。空はまるでパレット。オレンジや赤の夕焼けは本土でも見ましたが、淡いピンク色や明るく発光しているような紫色の空は、宮古島で初めて出会いました。

「いつでも、思い立ったらすぐに海遊びができる」

近くに海があることは宮古島移住者の大きな喜びです。

新城海岸

移住1年目。シュノーケリングにはまりました。

毎週のように通っていたのは新城海岸。

駐車場が広く、無料のトイレシャワー施設も充実しています。

シュノーケルを持参すれば、ビーチエントリーでシュノーケリングを楽しめます。

波打ち際のギリギリのところからサンゴ礁が広がり、浅瀬では箱メガネでも魚がたくさん見えます。

小学生の子供でもライフジャケットをつければ大満足できるシュノーケリングスポット。

ビーチから10メートルほどのところに、カクレクマノミが住んでいるスポットがあり、簡単に見つけられます。

サンゴ礁が豊かで魚の種類が豊富。海岸全体が湾になっていて外洋と内海がしっかりわかれているので、波が穏やかなビーチ。海遊びにピッタリの場所です。

水深によって海のコンディションが違い、見える魚も違うので、何度行っても飽きません。移住1年目の私は、毎週末夢中になって魚たちを追いかけていました。

気がつくと2時間ぐらい泳ぎ続けていたこともあります。

新城海岸での海遊びは、時間の経過を忘れてしまうほど魅力的です。

穴場ビーチ

ガイドブックに載らない穴場のビーチを探すのも移住者の楽しみ。

日数が決まっている旅行だと穴場ビーチまでは足が伸びません。

旅行なら前浜、砂山ビーチ、新城海岸、イムギャーマリンガーデンなど、メジャーな海を回るだけでも大満足できますが、移住者の特権は穴場ビーチ探し。

宮古島の南海岸や来間島の海岸線沿いなど宮古諸島には穴場ビーチがたくさんあります。

「サトウキビ畑の間のあぜ道を進んで行くと無人ビーチを発見!」

誰もいない海を見つけた時の喜びは格別です。

今では多くの人が訪れるようになった下地島の17endも、私が移住した頃は誰もいない海でした。

伊良部大橋が開通する2015年まで、伊良部島・下地島にはフェリーでしか行けませんでした。

干潮時に幻のビーチが現れ、海が7色に輝く17end。

伊良部大橋開通前には、今からは想像もできないほど人がいませんでした。

フェリーで伊良部島に行って、誰もいない17endでのんびり佇み、波音を聞く。17endがにぎやかになった今では想像できないような贅沢な時間でした。

移住者にとっては島での生活そのものが大冒険ですが、穴場ビーチを探す小さな冒険も楽しいです。

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多彩な海遊び

宮古島の海遊びは多彩です。

旅行者として宮古島に来ていた頃は、シュノーケリングと体験ダイビングぐらいしかしていなかった私。

宮古島に移住したことで、海遊びメニューの多彩さを知りました。

海を疾走するジェットスキー。のんびりマイペースで楽しむカヤック。海上散歩が楽しめるサップなど。宮古島の海遊びはとても多彩です。

宮古島の海では自力でもシュノーケリングを楽しめますが、ツアーに参加すればさらに魅力的な海に出会えます。

特にオススメなのは八重干瀬シュノーケリングツアー。広大なサンゴ礁は日本屈指のシュノーケリングスポット。サンゴ礁も魚たちもとても生き生きしていて見ごたえ十分です。

宮古島の海遊びは「アソビュー」や「アクティビティジャパン」などマリンレジャー予約サイトの口コミが参考になります。

シュノーケリング、ダイビング、サップ、カヤック。どの海遊びも多くのツアーが企画されています。口コミを横並びで比較できる「アソビュー」「アクティビティジャパン」はとても便利です。

夕日と星空

宮古島の海は夕日と星空も魅力的です。

特に晴れた日に真っ暗な海で見る星空の美しさは圧巻です。

宮古島は島全体が星空スポット。明るい市街地エリアやホテル密集エリアは星が見えにくいですが、車を5分走らせて周辺に民家や外灯がない場所に行けば満点の星空が見えます。

夏の快晴の日には天の川もバッチリ見えます。運が良ければ水平線沿いに南十字星も見えます。

本土では冬に見えるオリオン座が夏に見えたりします。

天の川を初めて見た時の感動は今でも忘れられません。

宮古島の星空は、真っ暗闇にちりばめられた宝石のような輝き。天の川には宝石が密集していて、まばゆい光を発しています。

宮古島は平らな島なので、空を360度見渡すことができます。

ビーチに寝そべって夜空を見渡せば、360度見渡す限りの暗闇に映画館のスクリーンのように星空が浮かび上がります。

プラネタリウムのように、どの方向を見ても星が見えます。プラネタリウムの星空とはスケール感が全く違います。

宮古島の星空は何度見ても見飽きません、1時間も2時間も夜空を見上げていても見飽きません。

本土の星空スポットは山奥にあり、星がきれいに見える冬は寒さに凍えながら天体観測をしますが、宮古島は暖かいのでTシャツ短パンでビーチに寝そべって星空を楽しめます。

星空スポットを探してドライブするのも移住生活の楽しみです。

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子供の海遊び

宮古島の海で子供が遊べるのも移住者の特権です。

東洋一美しい与那覇前浜や砂山ビーチにお砂場セットを持って行って波打ち際で砂遊びをする。

宮古島に移住すればこんな子育てもできてしまいます。観光客を横目にちょっぴり優越感を抱けます。

3歳の娘は海での砂遊びが大好き。砂と海水で夢中になって遊びます。

子供が生まれてからは市街地から近いパイナガマビーチに行くことが多くなりました。

市民憩いのパイナガマビーチ。ウォーキングしたり、泳いだり、子供を遊ばせたり。パイナガマビーチには平和な島時間が流れています。

宮古島で生まれ育ったうちの子は、海の色はエメラルドグリーンだと思い込んでいます。

宮古島で暮らしていると、普段の生活の中で目に入るものが美しいです。

都会では「ビル」「電車」「人ゴミ」が見えます。宮古島で見えるのは「海」「サトウキビ畑」「夕日」「星空」です。

この景色を見ていると島の子供たちが心豊かに育つのも理解できます。

最近は・・・

宮古島の海遊びはとても魅力的です。

シュノーケリング、ダイビングなどアクティブに楽しむもよし、のんびりビーチを散歩するもよし、何もせず海をぼーっと眺めながらたそがれるもよし。

宮古島の海は疲れた心と体を癒し、パワーを充電させてくれます。

ところが・・・

宮古島に移住して5年。私はほとんど海に行かなくなりました。

移住年数が長くなるにつれ、海に行く機会は減りました。

今でも宮古島の海は大好きですし、見るたびに感動します。でも、いつでも行けるという安心感からか、海に行くことはなくなりました。

友人が宮古島に来た時にはお気に入りの海を案内して一緒にシュノーケリングを楽しむ程度です。

ブログで使う写真を撮りに行ったり、子供を海で砂遊びさせたりするために行くことはありますが、海に入ったり泳いだりはしなくなりました。

「海に行かなくなる」は宮古島移住あるあるです。

移住年数が長くなるにつれ、宮古島移住者は海に行かなくなります。

ダイビングが好きで移住した人も、10年経てばほとんど海にはいかなくなります。

信じられないかもしれませんが、これが島暮らしの現実です。

宮古島の地元民はほとんど海にいきません。地元の人からすると海はあたりまえにあるもので、命を奪うものです。

宮古島の夏はとても暑く紫外線が強いです。

「宮古島の海に行く!」と聞いて、観光客の胸はトキメキますが、地元民の反応は「こんな暑い日に海に行って大変」といったところ。

ベテラン移住者は、地元民のような感覚で生きています。「こんな暑い日にわざわざ海に行かなくてもいいのに」という感覚で生きています。

海に行くのは毎年4月の前浜の海開きイベントの時ぐらいです。

宮古島は紫外線が強すぎて肌がボロボロになります。特にビーチからの照り返しがある海の紫外線は猛烈な強さです。

宮古島の海の家のスタッフはみんな肌がボロボロ。海の家で働く移住者は多いですが、紫外線の強さに耐えられず辞めていきます。長年海の家で働き続けている人はみんな老けて見えます。

宮古島移住がうまく行く人は地元民のように生きられる人。郷に入れば郷に従えができる人です。移住生活が長い人は、地元民のように、海とはあまり関わらずに暮らしています。

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まとめ

宮古島移住って実際どうなの?海遊び編をまとめました。

宮古島の海はとても美しく、何度見ても見飽きることがありません。

海遊びを満喫したり、無人ビーチを探したり、夕日や星空を見に行ったり。宮古島の海をいつでも楽しめるのは移住者の特権です。

美しい海が近くにあることは心の豊かさにもつながります。

移住年数が長くなるにつれ海には行かなくなりますが、美しい海に囲まれて日々暮らせていることはとても誇らしく嬉しいことです。

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