【宮古島】コロナまん延期の暮らし|島人・移住者・観光客

宮古島移住5年のshimagurashiです。

2020年夏、宮古島で新型コロナウイルスの感染が拡大しています。

小さな島にやってきたコロナ。島民はどう暮らしているのか。

私の身の回りの状況です。

感染急拡大

宮古島では7月末に1人目の新型コロナウイルス感染者が確認されました。

1人目の感染者が出た途端、雪崩を起こしたかのように感染者が拡大しました。

1人目の感染確認から1週間で20人、10日で30人にまで感染者は増えました。

キャバクラではクラスターが発生。

感染者の年齢層は幅広く、島の高齢者がコロナで死亡するというショッキングなニュースもありました。

宮古島にコロナが入ったことで、島では自粛ムードが急速に強まっています。

仕事

宮古島にコロナが入ってきても、島の人たちは普通に出勤し、働いています。

公務員、建設業、運送業、小売業・・・。

観光客と直接関わることの少ない業種の仕事はいつも通り。

マスク着用・ソーシャルディスタンスなど、新しい生活様式を取り入れながら、普通に働いています。

従業員の交代制やテレワークを導入しているのはごく一部。

宮古島にテレワークが成り立つ職場はほとんどありません。

観光業

観光業は宮古島のリーディング産業。

コロナがまん延し、緊急事態宣言が出る中でも、宮古島への観光客の渡航制限はなく、島には一定数の観光客が入ってきています。

ホテル、レンタカー、バス、タクシー、おみやげ屋などは、従業員の感染に気をつけながら普通に営業しています。

国が緊急事態宣言を出していたゴールデンウィーク前後には自主的に休業するホテルが目立ちましたが、夏は大半のホテルが営業しています。

稼ぎ時の8月。観光客は激減していますが少しでも収入を確保しようと、ホテルもレンタカー店も必死です。

宮古島のイーザトを中心とする夜の街には休業要請が出ています。

休業要請期間中、宮古島のキャバクラの多くは店を閉めていますが、営業を続けている店も一部あります。

居酒屋・飲食店は、観光客に人気の店は開いていて、地元客がターゲットの店は閉まっている傾向。

コロナがまん延する中、宮古島で外食したり飲みに出かけたりするのは観光客。島の人たちはコロナが恐がって飲みに行きません。

地元客になじみの店は、店を開けていてもお客さんが来ない状態。普段地元の客が多い店ほど、休業しています。

中途半端な緊急事態宣言

宮古島に住んでいる感覚からすると、沖縄県の緊急事態宣言は中途半端。

島民には不要不急の外出自粛、買い物は1人で、夜10時以降の外出自粛を呼び掛けていますが、観光客の来島制限はありません。

「観光客よりも、帰省者・出張者から感染が広がっている」という指摘もありますが、島民だけが負担を強いられるのは納得できない気もします。

とはいえ、観光業は宮古島の要の一つ。

「島民は外出自粛。観光客は出歩いてお金を落とす」という宮古島の状況は、ある意味では理にかなっているかもしれません。

島の人たちもゴールデンウィークは観光客を睨みつける勢いでしたが、今は「諦めて距離をとる」というスタンスの人が多いように感じます。

身に迫る感染

人口5万5千人の宮古島。

今や「友人の友人は感染しているかもしれない」という距離感です。

高齢者介護施設などはかなりピリピリしています。

島の介護施設は早い段階で面会中止措置などの対策を取り、コロナを施設に入れないよう備えています。

どの職場も「自分たちの会社からいつ感染者が出てもおかしくない」という感覚です。

毎日「今日の感染者数」にビクビクしながら生活しています。

家の軒先に近所のオジーオバーが集まってゆんたくする、宮古島らしい光景も見られなくなっています。

宮古島では高齢者と同居している人、1人暮らしの高齢の親の面倒を見ている人も多く、高齢者と接点のある人はかなりピリピリしています。

病院

宮古島の感染症指定医療機関は宮古病院。

宮古島のコロナ感染者は、宮古病院に入院します。程度の軽い人は島内でホテル療養します。

宮古病院は宮古島の医療の要。救急搬送のメインの受け入れ先です。内科・外科・産婦人科の緊急を要する手術にも対応しています。入院・通院患者も多いです。

宮古病院ではコロナ患者と一般の患者を隔離しています。

保健所は「宮古病院で対応できている」と広報していますが、内情はわかりません。宮古病院が医療崩壊すれば、島はパニックに陥ります。

宮古病院の医療従事者の皆様には頭が下がる思いです。

がんばれ宮古病院。ありがとう宮古病院。

コロナが1日も早く収束しますように。

学校

宮古島の小中学校は3月下旬~5月に休校。5月中旬からは休校が解除され、子供たちの部活動も再開されました。

7月末に感染者が確認されたことで、部活動は再び中止になりましたが、休校措置は取られませんでした。

現在は夏休み期間中。

子供の感染が確認されない限りは、今後も休校はなさそうです。

保育園も通常通りです。

学校行事は縮小され、運動会が中止になったところもあります。

宮古島は小さな島。子供の同級生の親の顔や職場がわかります。

コロナがまん延する今、子供の同級生の家庭が見えることは安心感につながります。

あの子の親は看護師、あの子の親はマンゴー農家、あの子の親は電力会社・・・。

島に都会のギスギスした感じはなく「みんなで危機を乗り越えよう」という連帯感があります。

移住者の暮らし

宮古島で会社員として働く私。

宮古島がコロナまん延期に入っても、普通に出勤し、毎日8時間働いています。

コロナ禍の宮古島では、私たちのような移住者は気楽な立場。

高齢家族と同居しているわけではないので、島の人たちに比べれば気持ちの負担は軽いです。

職場には高齢家族と同居している人もいます。自分が感染源となって職場にコロナが広がるようなことだけは避けるように心がけています。

基本的には毎日家、会社、保育園の往復。

スーパーやドラッグストアに買い物に行くことはありますが、それ以外は家に引きこもっています。

島で長く暮らす移住者は、島のルールを理解しています。

島の人たちの空気を読めなければ宮古島では生きていけません。

コロナがまん延する状況で「自分さえよければ」というスタンスで飲み歩くような移住者は、誰からも受け入れてもらえません。

今はみんなで耐える時です。

観光客

節度ある観光客は、島でもマスクを着け、3密を避けて宮古島を楽しんでいます。

ホテルやレンタカー店も感染症対策は基本的にしっかりしています。

正しい行動をすれば、観光客がコロナの無症状感染者だったとしても、島にコロナを広げる可能性はそれほどないように感じます。

空港からレンタカー店に直行。高齢者が多い田舎の集落を避ける。屋外の観光スポットを巡る。食事は「静かに」を徹底。ホテルで人との接触を減らす。

自覚を持って行動すれば、観光客と地元の人の接点は減らせます。

島の人たち

島の人たちは自粛モード全開。この時期に島の外に出ようとする人はいません。

沖縄本島や県外に遊びに行こうものなら非国民扱いされます。

連帯意識の強い宮古島は、外から来る「よそ者」よりも、地元に住む「仲間」に厳しいです。

宮古島の人たちは、人懐っこく、世話好き。小さな子に自然と手を差しのべる優しさがあります。

人と人との心の距離が近い宮古島だけに、島の人たちが距離をとって暮らしている姿を見ると心が痛みます。

猛烈な台風。過酷な暑さの夏。島を出たまま帰って来ない子供たち・・・。

離島のハンデを忍耐力と連帯意識で乗り越えてきた宮古島の人たち。

コロナになど負けるわけがないと私は信じています。

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