宮古島在住のshimagurashiです。
新型コロナウイルス対策で前浜ビーチや砂山ビーチの駐車場、トイレ、シャワーなどが閉鎖しています。
駐車場のカラーコーンの前に車を止めてビーチに入っている観光客もいますが、おすすめはできません。
一部開いているビーチもありますがメジャーなビーチは閉まっています。
【追記】2021年10月1日に閉鎖は全て解除されました。
閉鎖されるビーチ
前浜ビーチ、砂山ビーチ、新城海岸、渡口の浜など、宮古島を代表するビーチはほとんど閉鎖されています。
閉鎖期間は令和3年9月30日までです。緊急事態宣言が延長になれば閉鎖も延長になります。
閉鎖されるのは駐車場やトイレシャワー施設。
罰則を伴う立ち入り禁止措置ではありませんが、宮古島市はビーチを利用しないよう呼びかけています。
前浜のように進入路がたくさんあるビーチでは、入ろうと思えば入れるかもしれませんが、歩いてでも進入するのは非常識です。
以前は市街地エリアの海空すこやか公園、カママ嶺公園など公園も閉鎖されていましたが、現在は公園は閉鎖されず、ビーチが閉鎖対象です。
【閉鎖される施設一覧】
宮古島市ホームページより。2021年9月25日現在。
【前浜ビーチ】トイレ、シャワー、駐車場
【砂山ビーチ】トイレ、シャワー、駐車場
【渡口の浜】トイレ、シャワー、駐車場
【新城海岸】トイレ、シャワー、駐車場
【西平安名崎】トイレ、駐車場
【フナクスビーチ】トイレ、駐車場
新城海岸の駐車場はこんな感じ。
市の駐車場は閉まっていますが民間の無料駐車場は開いていて、車を止めてビーチで遊んでいる人も普通にいます。
アスファルト舗装の一部の駐車場が閉まっているだけで、ビーチはいつも通り。
パーラーやマリンショップも普通に営業しています。
市役所がとこまで閉鎖すべきかという問題は置いておいて、閉鎖は中途半端。
シャワーは使えませんがトイレは使えます。
観光業者からの圧力があったのかは不明ですが、完全に人を締め出すつもりはなさそうです。
前浜ビーチはこんな感じ。
駐車場は閉鎖されてますが、路駐スペースはたくさんあり、常にレンタカーがたくさん止まっています。
ビーチにはカラーコーンをまたがないと入れませんが、普通に観光客が入ってます。
前浜ではジェットスキーやバナナボートなどのマリンレジャーも営業中。
海の上をジェットスキーが滑るように走っています。
閉鎖できない観光地
シギラビーチや中之島ビーチ、17エンドなどは閉鎖リストにありません。
宮古島市が駐車場閉鎖の権限を持っていないなど、何らかの事情があるはずですが、詳しくはわかりません。
シギラビーチは「シギラセブンマイルズリゾート」のプライベートビーチ化しています。駐車場も市の持ち物ではなく、宮古島市は口出しできない立場です。
中之島ビーチには駐車場はなく、観光客は普段から路駐しています。
17エンドには最近駐車場が整備されましたが、数台分しかなく、観光客は普段から路駐しています。
宮古島市は島の全ての観光地を管理しきれていないのが現状です。管理が行き届いていない観光地は閉鎖されていません。
閉鎖の理由
宮古島市がビーチ閉鎖に踏み切ったのは、宮古島での新型コロナウイルスの爆発的感染が理由。
宮古島では2021年夏。多い日には50人ぐらい感染者が確認されました。
人口わずか5万5千人の島で毎日50人は異常な数。東京都に換算すると毎日1万人感染しているレベルです。
コロナ1年目に比べるとホテル、レンタカーの稼働率が上がり。夜の街の人の数も増え、営業している飲食店も増えています。
ダイビングやシュノーケリングのマリンレジャー業者も普通に営業中です。
9月に入って感染者は減ってきました。1日あたりの感染者は1桁になりました。
閉鎖の解除を望む声もありますが、今のところビーチの閉鎖は続いています。
マリンショップは普通に営業しているので、体験ダイビングやシュノーケリング、カヤック、SUPツアーは普通に楽しめます。
開いているビーチ
シギラリゾートが管理するシギラビーチやインギャーマリンガーデンは開いています。
後ろめたさなく宮古島の海を楽しむならプライベートビーチがあるホテルがおすすめ。
宮古島の大定番リゾートホテル、宮古島東急ホテル&リゾーツは、前浜ビーチの一部を管理しています。
ホテルとビーチはスロープでつながっていて、宿泊者は歩いてビーチに行けます。
ホテルに確認したところ、東急ホテル前のビーチでは普通に遊べます。
駐車場は宿泊者専用なので、宿泊者以外はビーチに入れません。
密を避け後ろめたさなく宮古島の海を楽しめます。
宮古島東急ホテル&リゾーツは私も大好きなホテル。
空間にゆとりがあり、高級感と落ち着きがあり、ホテルマン質が高く、食事もとてもおいしです。
島の風景はドライブで楽しみ、ホテルのプライベートビーチで海水浴を楽しむぐらいが、今の宮古島旅行にはちょうどいいです。
石垣島の後を追う宮古島
沖縄の2大離島、宮古島と石垣島。
宮古島は常に石垣島の背中を追いかけて来た歴史があります。
離島ブームに乗って観光客を増やして来た石垣島に追い付け追い越せの勢いで、宮古島は観光開発を進めてきました。
残念なことに、コロナ対策でも、宮古島は常に石垣島の後手を取っています。
先に観光客へ来島自粛を要請したのは石垣島。
ビーチの閉鎖を決めたのも石垣島が先でした。
宮古島市の対応は、石垣市に比べ数日~1週間遅れています。
宮古島も石垣島も2021年に感染が爆発してしまいました。
観光の島なので、完全に観光客をシャットアウトするわけにはいかず。緊急事態宣言が4ヶ月も続いていて、さすがに飲食店も開く店が増えています。
一部観光客を悪者にしたがる人もいますが、ルールを守る観光客には島の人たちは優しいです。
コロナに負けない島の人々
宮古島の人たちの真骨頂は忍耐強さ。
島の人たちの心はとにかく強いです。
宮古島に移住して5年。
宮古島で暮らしていると、移住者とは比べ物にならない、島の人たちの心の強さ、たくましさを目の当たりにします。
真夏の信じられないほどの暑さにも、猛烈な台風にも、長時間の停電にも、毎年黙って耐える島の人たち。
多少の困難は、何事もなかったかのように受け入れる懐の深さが島の人たちにはあります。
こんな時は、移住者は黙って「島の人たちに従え」です。
コロナ危機の今、余計なことをしかねないのは移住者と観光客。
島のルールを尊重し、島の人たちが大切にしてきたことを守れない移住者は、遅かれ早かれ島を出ることになります。
まとめ
新型コロナウイルス対策で宮古島のビーチは閉鎖されています。
メジャーなビーチは全て閉鎖。一部のビーチは空いています。
穴場はプライベートビーチがあるホテル。後ろめたさなく、宮古島の海を満喫できます。
閉鎖ビーチへの不法侵入はやめましょう。ルールを守って宮古島を楽しみましょう!