宮古島移住って実際どうなの?【人間関係編】

宮古島移住5年のshimagurashiです。

宮古島移住のリアルを発信している当ブログ。

移住前に気づきにくい移住後の大きな問題の1つが移住先での人間関係。

宮古島移住がうまくいくどうかは人脈の広がり次第です。人間関係に失敗すれば移住生活は破たんします。

今回は宮古島移住って実際どうなの?人間関係編です。

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人とのつながり

人は1人では生きていけません。

収入が高く、豪邸に住んだとしても、孤独な人生は豊かとは言えません。

人間関係が嫌で宮古島に移住した人も、移住後、宮古島で新たな人間関係を構築しなければなりません。

大半の移住者は、島に人脈がない状態で宮古島に移住します。

宮古島での暮らしが豊かになるかどうかは島での人脈の広がり次第。

宮古島でうまく人脈を築き、島暮らしを一緒に楽しめる仲間ができれば、移住生活はより充実したものになります。

宮古島で人間関係の輪をうまく広げられなかったり、島の人の文句ばかり言ってる人は、移住生活が長続きしません。

人脈の広げ方

宮古島に住んでいる人は「地元出身者」と「移住者」に分けられます。

宮古島は石垣島に比べると移住者が少ない島。地元出身者が8~9割。移住者は多く見積もっても1割程度。沖縄本島や本土から転勤で来ている人を含めても、全人口の2割に達しません。

宮古島で人間関係を広げる一番のきっかけになるのは仕事。

移住者が多い職場なら、移住者同士の人脈が広がり、地元出身者が多い職場なら地元出身者との人脈が広がります。

ホテルや居酒屋、マリンレジャー業など観光関連の仕事は、移住者が多いです。キャバクラなど夜のお店で働く女性はほぼ全員移住者です。

市役所、建設会社、電気会社、運送業、バス会社・タクシー会社は地元出身者が大半。スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどのアルバイトも地元出身者が多いです。

宮古島で人手不足が顕著な介護士や看護師、保育士の仕事は移住者と地元出身者が半々ぐらいです。

移住者にとって仕事は、お金を稼ぐツールになるだけでなく、人脈を広げるきっかけになります。島でどんな人間関係を広げたいかによって仕事を選ぶのも1つの方法です。

移住者ネットワーク

宮古島では移住者の増加に伴って、移住者のコミュニティーが生まれ始めています。

オススメはボランティアへの参加。

宮古島に犬猫保護施設を作り、保健所で殺処分される犬や猫を救う活動をしている「宮古島セーブザアニマルズ」では多くの移住者がボランティアをしています。

全国放送の番組「志村動物園」で定期的に特集され注目度が高まっていて、セーブザアニマルズでのアルバイトを目的に期間限定で移住する女性もいます。

宮古島の海で毎月ゴミ拾い活動をする「宮古の海をきれいにし隊」でも多くの移住者がボランティアをしています。

ボランティアに汗を流すうちに、移住者同士意気投合し、友達が増えていくパターンは、宮古島移住あるあるです。

三線教室などの習い事も人脈を広げるきっかけになります。

三線教室の先生は地元のおじさん、おばさん。生徒は移住者もいれば地元の人もいます。教室によって、地元の女性が多かったり、子供が多く通っていたりします。

地元出身者との人脈

地元出身者との人脈は仕事以外ではなかなか広がりにくいです。

宮古島の人たちは、移住者と積極的に関わろうとはしません。

移住者はどうしても「よそ者」扱いされてしまいます。

宮古島の人たちは地元の絆が異常なほど強いです。定期的に同級生グループで飲み会をしたり、オジーオバーが集ってお茶会をしていたり、ママ友同士で集まって交流したり。

移住者がこの輪の中に入っていくのはなかなかハードルが高いです。

特に「都会っぽい雰囲気の人」は敬遠されます。宮古島は良くも悪くも田舎。宮古島に住む人たちは田舎者のプライドを持っています。オシャレな人、観光客っぽい服装の人は「なんか恐い」と警戒されます。

地元の人の警戒を解きたいなら、宮古島の人のように、飾り気なく、おおらかに暮らすことです。計算高い人、打算的な人、裏表がある人は宮古島の人とは打ち解けにくいです。

ご近所づきあい

地元出身者は近所に移住者が引っ越してきても積極的に関わろうとしません。

「どうせまた何年かしたら帰る」と静観します。実際数年で帰る移住者は多いです。

宮古島の中でも田舎のエリアだと移住者は特に警戒されます。

私は市街地エリアのアパート暮らし。移住者と地元出身者が半々ぐらいのアパートです。

移住当初から顔を合わせれば普通に挨拶を交わしますが、それ以上の深い付き合いはありません。

宮古島は狭い島なので、アパートの住民がどこでどんな仕事をしているのかわかります。駐車場に職場の車が止まっていたり、仕事中に顔を合わせたりすることで自然に住民の仕事場が判明します。

アパートの他の部屋にどんな人が住んでいるかわかることは安心感につながります。都会のマンションにはない安心感があります。

夜のお店の女性たちや、建設作業員の寮になっている部屋、中国人が住んでいる部屋もあります。

アパートの一室が寮や外国人の部屋だとなんとなく不安に感じます。

私たちが外国人の部屋を敬遠するように、宮古島の人は移住者の部屋を敬遠します。

宮古島の人たちの移住者への抵抗は、想像以上に根深いです。

移住者の中には、利益を上げることだけを考えて島を乱開発する人もいます。島の人から見た移住者の印象は決してよくありません。

「どこでどんな仕事をしているか」「島のためになる移住者か」がわかれば、宮古島の人たちは少しずつ移住者に心を開いてくれます。

お酒の付き合い

宮古島で人脈を広げる上で外せないのが「お酒」

宮古島の人たちはお酒を通したコミュニケーションを重視します。

特に男性はシャイな人が多く、お酒が入らないとなかなか本音で話してくれません。

宮古島では仕事ができるかどうかよりも、酒の席での振る舞いが重視されます。

オトーリという独特の酒の飲み方で泡盛を回し飲みし、記憶がなくなって朝まで道路に「路上寝」する人も少なくありません。

たくさん飲むように強要するような荒い飲み方をする人は限られますが、酒の席ではそれなりに空気を読むことが求められます。

酒の席でも打算的にふるまってはいけません。島の人たちが心を開いてくれようとしているなら、移住者も本音で語る覚悟で飲むべきです。

宮古島の人たちは裏表のある人、計算高そうな人は信頼しません。郷に入れば郷に従え。仲間に入れてほしければ、宮古島のやり方、お酒の飲み方にどっぷりつかるべきです。

お酒を介さずに人脈を広げる方法もありますが、お酒を介することで、島でのディープな人間関係が広がりやすくなります。

子供がつなぐ人脈

宮古島で子育て中の我が家。

子供が広げてくれる人脈は貴重です。

子育て支援センターや保育園など、子供がきっかけで横のつながりができることによって、ママ友の交流の輪が広がっていきます。

オジーオバーや親戚など子育てで頼れる人がたくさんいる地元出身者と違い、移住者の子育ては孤独。特に子供が小さいうちは息が詰まります。

子育て世代だと、ママ友との関係をうまく築けるかも重要な要素です。

宮古島には子育て支援センターが3ヶ所、保育所は10ヶ所以上あります。

宮古島は子供が多く、とても子育てしやすい環境。島の人たちは子供が大好きです。

島のおじさんたちは見た目は恐いですが、小さい子供を連れているとニコニコと微笑みかけてくれます。

良好な人間関係を築くコツ

5年間の宮古島暮らしの中では良いことも悪いこともありました。

人間関係で悩むことも少なくありません。特に宮古島の職場は規模が小さく、毎日同じメンバーと働くので、相性が悪い人が職場にいると、なかなか大変です。

人間関係を良好にするコツは、宮古島の人のように暮らすこと、気にしすぎないことです。

島の人たちは、よくケンカをします。本人たちはケンカをしていないつもりでも、移住者が見るとケンカです。

でも、すぐに仲直りします。

激しく口論した10分後には、仲良く子供の話をしていたりします。

移住者の私はこの感覚になじむのに時間がかかりました。

移住5年の今、宮古島の人たちのように生きることが、この島で良好な人間関係を築くコツだと気が付きました。

「深入りしない」「でしゃばらない」「許す心を持つ」

島の人たちのように穏やかな気持ちで暮らすことで、全てを受け入れられるようになります。

島の良いところも悪いところも、島の人たちの苦手な部分も全て受け入れようという気持ちで生きると、不思議とディープな関係が築けるものです。

まとめ

宮古島移住前は、宮古島に住むことがゴールのように感じられますが、移住はゴールではありません。新たな生活のスタートです。

宮古島で気の合う仲間と出会い、良好な人間関係を保つことで移住生活は豊かになります。

当ブログ「宮古島移住だより」では様々な角度から宮古島移住のリアルを発信しています。

宮古島移住って実際どうなの?生活編仕事編お金編も、ぜひ参考に読んでみてください。

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