移住者が嫌われる理由|沖縄に5年住んでわかった真実

沖縄移住者のshimagurashiです。

「沖縄で移住者は嫌われる」は真実なのか

沖縄の離島、宮古島で5年以上暮らしている実体験をもとに移住者のリアルを発信します。

嫌われる移住者の特徴

移住したての頃は右も左もわからず沖縄に知り合いもゼロ。

自分の移住生活をいかに充実させるかで精いっぱい。

見ず知らずの土地で仕事を見つけて生きて行くだけで精いっぱい。

休日は自分が楽しいと思うことに全力。

移住当初の私は、自分のことばかり考えて生きていました。

移住して5年以上たって、ようやく周りが見え始めました。

冷静に周りの移住者を見渡してみると、移住者には2パターンの人たちがいることに気がつきました。

「パリピ的な移住者」と「地に足のついた移住者」です。

パリピ的な移住者

沖縄にはパリピ敵な移住者がとても多いです。

パリピはパーティーピープルの略語

パリピ的な移住者は、髪の毛を明るい色に染めていて、肌が真っ黒で、声が大きく、沖縄でも自分の地元のように生活しています。

パリピそのものを批判するつもりはありませんが、沖縄ではパリピ的な移住者は嫌われます。

茶髪、金髪はまだいい方で、真っ白に脱色している人や、ピンクに髪を染めてる人もいます。

肌は真っ黒。健康的にこんがり焼けている感じではなく、文字通り真っ黒。肌の露出が多く、全身真っ黒。海の家で働いている人の肌の色です。

人を外見で判断するのは良くないと思いますが、パリピ的な移住者はちょっと近寄りにくい雰囲気。

ビーチでバカ騒ぎしていたり、バーベキューした後ゴミを放置して帰ったり。パリピ的な移住者は問題行動が多く、沖縄の人たちに嫌われます。

youtubeで「沖縄移住サイコー」と発信している若い移住者は残念ながらこのタイプの人たちが多いです。

パリピ的な移住者は自分が輝いて生きることが全てなので、沖縄の人に嫌われていても気にしません。そもそも嫌われていることに気づいていません。

自分の人生をハッピーにすることが全て。自分の価値観に近い人とつながり、安心感を得て生きています。

沖縄には移住者コミュニティーが存在しますが、移住者コミュニティーの多くはパリピ的な移住者の集まり。

地に足を着けている移住者は、移住者同士で群れている暇はありません。

パリピ的な移住者は、短期間で沖縄を去ることが多いです。

20代、30代の若者が多く、定職につくことをダサイと考え、フットワーク軽く生きています。沖縄を離れる決断も早いです。

パリピ的移住者の生き方が悪いわけではありませんが、沖縄では嫌われます。

現地の人たちは、相手にしません。沖縄の人たちは優しいので言葉にはしませんが、パリピ的な移住者とは関わらないように生きています。

最初の頃は私もパリピ的な移住者でした。

沖縄の人たちからは「どうせお前も1年ぐらいで帰る」と思われていました。

沖縄は観光産業が盛んです。

観光産業は働く人がいなければ成り立ちません。沖縄出身者だけでは人手不足です。

その隙間の求人募集にパリピ的な移住者が入ってきます。

ホテル従業員、レンタカー送迎、居酒屋店員、カフェ従業員、キャバクラ、ガールズバー、海の家、ダイビング店・・・

観光関連の仕事ではパリピ的な移住者が多く働いています。

パリピ的な発想は、沖縄移住と相性がいいとも言えます。パリピ的なノリのよさがなければ、思い切って沖縄移住など決断できません。

しかし、パリピ的な移住者が沖縄で嫌われるのも真実。

なぜ嫌われるかというと・・・地元の人にとってメリットがないからです。

「あなたにしか任せられない仕事」ができれば沖縄でも移住者は嫌われません。

「あなたが来てよかった」と思ってもらえれば、地元に受け入れてもらえます。

パリピ的な移住者の大半は「誰でもできる仕事」をして「あなたも他の移住者も大差ない」と思われています。

「自分の人生。一度きりの人生。自分の心の求めるままに」という考えはとてもすばらしいですが、地元にメリットがなければ移住者は嫌われます。

沖縄の人は移住者と距離を置きます。移住者差別はしませんが明確に区別します。

沖縄の人が移住者と距離を置くのは当然のことです。

日本国民が、日本に住む外国人と距離を置くのと同じです。

あなたには外国人の友達がいますか?積極的に日本に住む外国人と仲良くなろうとしますか?

答えはNOのはずです。

素性がわからず、見た目も自分たちと違う外国人と一から関係を築いて仲良くなるぐらいなら、日本人どうしで仲良くしておいた方が楽です。

沖縄の人にとっては、移住者は外国人みたいなもの。どこの誰かわからない外国人と仲良くするメリットはありません。

沖縄の人は観光客に道をきかれれば頑張って答えようとしますが、積極的に友達になろうとはしません。

外国人が日本で生きるのが大変なように、日本人が海外で生きるのが大変なように、移住者が沖縄で生きるのは大変です。

パリピ的な移住者に限らず、全ての移住者にとって、沖縄で生きて行くのはいばらの道です。

自分のことしか考えず「自分の人生をハッピーに」としか考えていない移住者は残念ながら嫌われます。

【追記】残念ながらパリピ的な移住者が沖縄でコロナ感染を広げているのも真実です。

地に足のついた移住者

「地に足のついた移住者」は沖縄でも定職につき、移住前と同じように仕事中心の生活をしています。

先に結論を言うと、パリピ的な移住者がダメで、地に足のついた移住者が優れているというわけでありません。

地に足のついた移住者にとっても沖縄移住はいばらの道です。

最初から地に足のついている移住者などいません。

地に足がついていたら、沖縄移住なんて考えないです。

最初はパリピ的な発想で沖縄に移住して、生活していくうちにだんだん地に足がついていくのがリアル。

中には何年も前から沖縄移住を計画し、事前に情報を調べに調べて満を持して移住するタイプの人もいますが、実際に移住すると、事前のリサーチなどほとんど意味がなかったことがわかります。

移住希望者のコミュニティーで得られる情報などほとんど役に立ちません。

旅行で何度沖縄に来ていようが関係ありません。

地に足をつけて長く暮らすなら、長く続けられる仕事を見つけなければなりません。

観光関連の仕事は常に求人募集がありますが、長続きしないパターンが多いです。

一番の近道は地元の市役所に採用されることですが、市役所は地元のエリートが目指す狭き門なので移住者は簡単には入れません。

沖縄では、仕事ができるかできないかは関係ありません。

移住前にどんなに給料のいい職場で働いていても沖縄では関係ありません。

移住前の履歴書など白紙と変わりありません。

ゼロから沖縄の職場の風習を身につける覚悟で働かなければ地に足はつきません。

私は地に足をつけて沖縄で暮らしたいと思っていましたが、簡単ではありませんでした。

地に足をつけるためには、まずはその土地を深く知らなければなりません。

沖縄の職場は、本土の職場と違う部分が結構あります。

仕事が全然できないのに出世する人、自分流のルールを貫いて周りと合わせようとしない人、飲みに行くことばかり考えている人・・・

移住前の職場にはいなかったタイプの人たちが沖縄にはたくさんいました。

沖縄で生きて行くためには、職場のルールに従うしかありません。

まっとうに大学を卒業し、新卒で入社してまじめに働いていた私。沖縄のルーズな職場で働くことは、自分のキャリアを否定することのように感じてしまいました。

このままこの職場にいると、自分の成長が止まってしまう。退化している。内地で使えない人間になってしまう。

職場のルーズさになじめず「移住失敗だ。早く内地に帰ろう」と考えて転職活動をしていた時期もありました。

見ず知らずの土地で「地に足をつけて生きる」ことは、それまでの人生のやり方を否定することです。

これまでのキャリアも人間関係も全て捨てる覚悟で移住しなければ、移住先の土地で地に足をつけることなどできません。

価値観を捨てて生きるという意味では、地方移住も海外移住も大差ありません。

海外に移住すれば、日本食は食べれなくなります、日本人の友達は限られます、海外の文化やルールにのっとって生活することになります。

地方移住も同じぐらいの覚悟がなければ、地に足をつけて暮らすことはできません。

沖縄に移住し、長く暮らしている人は、過去を捨て、地に足をつけて生きています。移住者には見えません。現地の人のように見えます。

話し方や言葉のイントネーションも沖縄の人に似て来ます。価値観も沖縄の人に似て来ます。

沖縄の人たちは家族を大切し、人と人との距離感が近く、身近な人には損得勘定なしで手をさしのべてくれます。

同じような生き方ができるようになれば移住者も一人前。沖縄でも嫌われることはありません。

沖縄で移住者が「移住者」だと認識されているうちは、地元の人に相手にされません。「山田さん」「鈴木さん」と名字で認識してもらえるのが第一歩。親しくなれば「ひろし」「こうた」と下の名前で呼んでもらえるようになります。

自分の人生をハッピーにすることや、自分のキャリアにこだわっているうちは、いつまでも移住者は「移住者」のままです。

全てを捨てて、全てをリセットして生まれ変わって生きる覚悟がなければ、沖縄になじんで暮らすことはできません。

地に足をつけて暮らせるようになれば、沖縄で移住者が嫌われることはありません。

ただし、地に足をつけて暮らすことが幸せかはその人次第です。

沖縄の人に嫌われたとしても、自分の人生が輝いていればそれでいい。というパリピタイプの移住者の方が幸せかもしれません。

まとめ

沖縄で移住者が嫌われるのは真実です。

沖縄にはパリピタイプの移住者と地に足のついた移住者がいます。

パリピタイプの移住者は自分がハッピーに生きることが全て。沖縄では嫌われます。

地に足のついた移住者は沖縄の価値観に染まり、まるで現地の人のように暮らしています。嫌われることはありませんが、移住前とは別人格になる人も少なくありません。

パリピタイプの移住者になるか地に足のついた移住者になるかはあなた次第。

沖縄に移住して嫌われるかどうかも、あなた次第です。